土居ナンシー美由希 09年5月30日放送

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茨木のり子


じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは椅子の背もたれだけ


詩人・茨木のり子の代表作、「倚りかからず」だ。

いつだって毅然と、凛々しく。
のり子の詩は、硬いダイヤモンドのような。

ある時、夫が病に倒れた。
看病をするのり子に、夫は聞く。

「苦しくはないか」

のり子は答えた。

「惚れておりますから」

のり子の恋は、可憐なエーデルワイスのような。

彼女はこっそり、言っていた。
「本当に大事なことは、詩には書かないの。」






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赤塚不二夫


天才にも、スランプはあった。

昭和31年のこと。
漫画家を志し、トキワ荘に移り住んだ一人の青年。

ほんとはギャグ漫画が描きたかった。
でも、思うように描けない。描けない。
彼は、漫画を捨てようと思った。

そのとき、4つ上の先輩である寺田ヒロオはこう言った。

「スランプか?でも、君はまだ、スランプになるほど漫画描いてないだろ。」

おそ松くん、ひみつのアッコちゃん、天才バカボン
後に、この悩める青年が生み出すことになるキャラクターたち。
天才漫画家・赤塚不二夫。

スランプも限界も、自分で決めただけのこと。

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