Vision収録見学記(6)

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熊埜御堂―憧れの所作


収録の現場でうっとりさせられる所作がありました。

ディレクターのCさんが、
ガラス越しにDJブースのVieVieさんに送るその合図。

指揮者が、演奏の幕を開けるタクトを振るように。
そっと、でも、その場を確かに操る、
手を天にかざす仕草です。

最初は、なんだろ、あれは?と思っていました。

でもだんだんと、
ああ、あの手つきを合図にVieVieさんは
原稿の読み始めを判断しているんだな
と分かってきました。

つまり、それはQ出しの合図です。

私たちコピーライターがラジオCMをつくるスタジオには
キューボタンといわれるスイッチが機材に組み込まれています。

そのボタンを押すと
防音ガラスに隔てられたナレーターさんの目の前のランプが光って
「今から原稿を読み始めて!」という合図が
送れるようになっているのです。

まさにそれと同じやりとりが
ガラス越しに向かい合うCさんとVieVieさんの間では
かざした手とまなざしの交換で行われていました。

単に習慣の違いと言えば、それまでなんですが
そのQ出しの所作が、Cさんのダンディないでたちと相まって、
なんとも言えずかっこいい!!

次、私がラジオCMを演出・収録できる機会がきたら
かざしたその手で、Q出ししてみようかなー
なんて思いました。 (つづく)

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コメント / トラックバック 2 件

  1. さと より:

    たまにキューボタンがないスタジオで録音することがあるんですけど、
    あの「ハンドキュー」って苦手。

    照れるんですよね・・・

  2. くま より:

    まだまだ経験不足でハンドキューもやったことなかったです。

    先日収録にお邪魔したとき

    「俵屋宗達」の正しいイントネーションで意見が割れて、

    VieVieさんがすぐさま傍らのアクセント辞典を引いていました。

    そんな辞典あるんだ・・・って思ったわたし、ヤバイですよね。

    すぐさま、アマゾンで購入しました。

    って話を、次回の収録記でふくらませて書きます。

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