大友美有紀 19年1月6日放送

190106-03
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「雪国の暮らし」ツララ

都会ではめったにみることができないツララ。
最近は雪国でも、
太くて長いツララを見かけることは
少ないそうです。
地球温暖化の影響もあるかもしれません。
萱葺き屋根が減ってきたこともひとつの原因です。
トタンや瓦、スレートの屋根には太くて長いツララは
つきにくいのだそうです。

萱を伝って、少しずつ落ちる雪水が、
夜ゆっくりとツララに育っていくのです。

富山のある地方では、ツララのことを
カネコロと呼びます。
金氷の意味なのでしょう。
カネコロ落としは、朝早くやると危ないからと、
10時ぐらいにお年寄りが竹の棒で叩いて落としたそうです。
カネコロを叩くと、美しい音がして、音楽のようだったともいいます。

澄んだ空気の中に響く、ツララの音色。
冬にだけ聞くことができる、自然の音楽です。

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