野村隆文 20年5月24日放送

Raymond.Ling.43
窓を開けよう 窓の由来

まど、という言葉を辞書で調べると、
いくつかの語源に行き当たる。

顔についている目の戸口と書いて、目戸(まと)。
人間にとって、目は外の世界を見て、
情報を受信するためのもの。
目が、身体の内側と外側をつなぐ穴だとすると、
窓は、家にとっての目だということだろうか。

または、間のとびらと書いて、間戸(まと)とも書く。
伝統的な日本家屋においては、周囲に壁はなく、
柱と柱の間に襖や障子を入れる。
シーンによって自由に仕切りをつくることもできるし、
夏には完全に開放して一続きの空間にすることもできた。

窓は、風と光を採り入れるだけのものではない。
間のとびらとして、内側と外側を曖昧につなぎながら、
目の戸口として、外の世界をスクリーンのように映してくれるものでもある。

出窓、飾り窓、天窓、フランス窓…
その人と、その場所の関係性の数だけ、
いろんな窓があるのかもしれない。

さて、いま目の前にある窓は、
あなたにとってどんな窓だろうか?


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