佐藤延夫(事務局)

佐藤延夫 20年7月4日放送


hiphopmilk
美しい島  ウィットサンデー諸島

オーストラリア、クイーンズランド州の東。
グレートバリアリーフに浮かぶウィットサンデー諸島は、
74もの島々で構成される。
その大半は、岩と砂地の広がる無人島だが、
魅力的な名所も多い。
ホワイトヘブンビーチは、7キロに渡り真っ白なシリカの砂浜が続く。
そして北側の入江、ヒル・インレット。
砂浜の白と海の青が、濃く淡く入り混じり幻想的なマーブル模様を描く。
その姿は、潮の満ち引きや風などにより変化するそうだ。

いつか行ってみたい場所、探してみよう。

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佐藤延夫 20年7月4日放送


charlywkarl
美しい島  ロックアイランド

西大西洋、パラオ諸島にある大小およそ400もの島々は、
ロックアイランドと呼ばれている。
絶景スポットのひとつが、ロングビーチ。
干潮のときにだけ現れる真っ白な砂浜だ。
また、内陸には塩水湖を多く持つ。
ジュエリーフィッシュレイクでは
毒性のないクラゲが無数に生息しており、
一緒に泳ぐこともできる。
パラオの世界遺産、ロックアイランド。
特殊な地形によって育まれた独自の生態系が存在する。
見たこともない動物や植物と出会うことができるだろう。

いつか行ってみたい場所、探してみよう。

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佐藤延夫 20年7月4日放送


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美しい島  セントマーティン島

カリブ海に浮かぶセントマーティン島。
中央の山脈を挟むようにして、
北側がフランス領、南側がオランダ領という
少し風変わりな特徴を持つ。
名所は、美しいマホビーチ。
というよりも、その頭上を通り過ぎる飛行機だ。
近くの空港に着陸するため高度を下げた機体が、
轟音とともに、手が届きそうなほどの距離で通過する。
ネットで検索してみると、その近さは目を疑うほど。
海だけでは刺激が足りない。
そんな人にはぴったりかもしれない。

いつか行ってみたい場所、探してみよう。

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佐藤延夫 20年7月4日放送


Jim Maragos/U.S. Fish and Wildlife Service
美しい島  ラジャ・アンパット諸島

インドネシアの東の端。
大小600もの島々が連なるエリアは、
ラジャ・アンパット諸島だ。

近隣の国々をかすめる三角状の海域、
コーラルトライアングル。
世界で知られるサンゴの種類の75%がこの海に生息するという。
豊富な植物プランクトンが酸素を排出するため、
水中生物の宝庫となり、
海のアマゾンの異名を持つ。
ひとたび潜ってみると、
ウミガメ、マンタをはじめとする1000種類以上の水中生物、
500種類以上ものサンゴと出会うことができる。
世界で屈指のダイビングスポットなのもよくわかる。
何本潜っても気が済まなくなりそうだ。

海の秘境、ラジャ・アンパット諸島。
日本から向かうときは、
それなりの時間がかかるので覚悟しておいてください。

いつか行ってみたい場所、探してみよう。

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佐藤延夫 20年7月4日放送


Anthonares
美しい島  デヴォン島

デヴォン島は、北極海にある世界最大の無人島だ。
面積は55000㎢。
四国のおよそ3倍となる。
年間の平均気温はマイナス17度。
大地は乾燥のためひび割れており、
植物もほとんど育たない。
そんな環境が火星に近いそうで、
NASAの訓練や実験が行われている。
写真を見てみると、なるほど、
火星を舞台にした映画が撮れそうだ。
ちなみに、北極海クルーズのツアーに参加しないと
デヴォン島には上陸できないらしい。

いつか行ってみたい場所、探してみよう。

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佐藤延夫 20年6月6日放送



楽器の日  バンドネオン

ドイツで生まれた蛇腹楽器、
バンドネオン。
形はアコーディオンによく似ているが、
ピアノのような鍵盤はなく、
ボタンが71個並んでいる。
しかも配列は音階順ではないので、
同じボタンを押しても
蛇腹の具合で音色が変わってしまう。

演奏方法の難しさから、
「悪魔が発明した楽器」と呼ばれている。

しかしそのシャープな音色は、
悪魔というよりも、魔術師に近い。

今日6月6日は、楽器の日。
素敵な音楽に包まれたひとときを。

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佐藤延夫 20年6月6日放送



楽器の日  オンド・マルトノ

1920年、ロシアで発明された
世界初の電子楽器、テルミン。
その親戚のような楽器が、オンド・マルトノだ。
不可思議な音色はテルミンとあまり変わらないが、
最大の特徴は、正確な音階を出しやすいことにあった。

ロックとの相性がいいらしく、
数々の有名なロックバンドの楽曲にも用いられている。

今日6月6日は、楽器の日。
ひとつでもマスターした楽器があれば、
人生は、きっと豊かになる。

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佐藤延夫 20年6月6日放送



楽器の日  アルモニカ

アルモニカは、
1761年、アメリカで誕生した楽器だ。
グラス・ハープを応用したもので、
共鳴するガラスで音を奏でる。

パガニーニは「何たる天上的な声色」と喩え、
モーツァルトやベートーヴェンも、
この楽器を用いた曲をつくった。

発明したのは、政治家のベンジャミン・フランクリン。
彼は、こんな言葉を残している。

「他人に楽しみを与える者は、喜びを受け取ることになる。」

今日6月6日は、楽器の日。
素敵な音楽が与えてくれる楽しみは、計り知れない。

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佐藤延夫 20年6月6日放送



楽器の日  フォトプレイヤー

時代とともに、消えていく楽器がある。
フォトプレイヤーもそのひとつだろう。
サイレント映画全盛の時代、
音楽や効果音をその場でつけるために、
映画館で演奏された。
穴の空いた巻き取り式の紙をセットすると、
ピアノやパイプオルガンが自動で鳴り響く。
そのつくりは、オルゴールに似ている。
そのほか紐を引っ張ったりボタンを押したりすると
シンバルやカスタネット、チャイムなどが鳴る仕組みだ。

活躍できる場所を失ったフォトプレイヤーは、
展示用として何台か残るのみ。
楽器にも、運命がある。

今日6月6日は、楽器の日。
あなたの思い出の曲は、なんですか。

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佐藤延夫 20年6月6日放送



楽器の日  楽器じゃなくても

楽器と名のつくものだけが、楽器ではない。
ビリヤードの玉。
笑い袋。
バケツ。
塩化ビニールの管。
音の出るおもちゃ。
グラス。
鍋。
フライパン。
自転車。
野菜。

叩いた瞬間、吹いた瞬間、音が出れば、
それはもう立派な楽器だ。
R.E.M.、デヴィッド・ボウイ、キング・クリムゾン。
何人ものアーティストが、
楽器ではない楽器を使い、
新しい音楽を切り開いた。

今日6月6日は、楽器の日。
とりあえず目の前のものを叩いてみよう。

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