Team MOMENT

2023年01月22日

執筆者波多野三代

Photo by Alessandro Grussu

カレーの日 西洋野菜入りカレーがやってきた

じゃがいも、玉ねぎ、にんじん。
今や定番となった西洋野菜を、
カレーに入れたのはクラーク博士だ。

日本の若者に米国式農業を教えるため
札幌農学校にやってきたクラーク博士は、
生徒たちの栄養状態の悪さに目を見張った。

栄養改善のためには西洋料理を食べてもらう必要がある。
そこで学生寮規則にこんな言葉を盛り込んだという。
「生徒は、米飯を食すべからず。
但し、ライスカレイはこの限りにあらず。」

当時日本では珍しかった西洋野菜だが、
北海道の気候は、クラーク博士の故郷、
マサチューセッツ州によく似ており
じゃがいも、玉ねぎ、にんじんがよく育った。

学校で育てた野菜はカレーの具となり
やがて現在のカレーの元祖として
日本全国に広がっていった。

〜今日はカレーの日〜

執筆 波多野三代

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