薄幸な感じの役が似合うのではないかと思ったもので
つい声をかけてしまいました。
はじめまして、植野葉子さん。
マイクの前で、姿勢正しく椅子に座って、足を広げて…
この感じ、どこかで知ってるな…そうだタカラヅカの男役だ。
いや、でも植野さんは女役だったはずだけど。
たずねみたら
「両方やってました」という返事で。
なるほど、そうでしたか。
植野さんには小山佳奈さんの「シベリアの花」を
読んでいただきました(なかやま)
薄幸な感じの役が似合うのではないかと思ったもので
つい声をかけてしまいました。
はじめまして、植野葉子さん。
マイクの前で、姿勢正しく椅子に座って、足を広げて…
この感じ、どこかで知ってるな…そうだタカラヅカの男役だ。
いや、でも植野さんは女役だったはずだけど。
たずねみたら
「両方やってました」という返事で。
なるほど、そうでしたか。
植野さんには小山佳奈さんの「シベリアの花」を
読んでいただきました(なかやま)
岡田優くんのナレーションがうまいかと訊かれると
うまくはないというしかないですが
この世界、うまいのがいい、うまいのが面白いとは限らないのです。
では岡田くんのナレーションのどこがいいのかと訊かれると
強さがいいと私は最初に答えると思います。
強くて若いです。
この強さがどこから生まれるのか、私はわかりません。
うまく読もうと思っていない、とか
同じような意味になりますが、余計なことを考えない、とか。
ああ、そうだ。
強いというのは単純ということでもあるかもしれません。
強くて若くて真っ直ぐな岡田優くんは
今回「東北へ行こう」の「小さなハル」を読んでくれました。
この原稿はたいへん岡田くんに合っていたと
私は思います(なかやま)
小さなハル:http://www.01-radio.com/tcs/archives/24304
(2月20日に公開されます)
「いつも同じ顔で写るよね、モリヤは」と言いながらカメラを向けたら
では違う顔で写ってみますと答えてくれたが
撮ってみるとやはり同じ顔だった。
着ているものもだいたいいつも同じようなものだし…
と書きつつ、ふと自分を振り返ると
それは私にも言えることで
まったく同じジャージーのズボンを7枚持っていたりする。
そのジャージーで会社に行くのだが
毎日替えても1週間着替えていないと思われるわけで
私は決してモリヤのことをあれこれ言えた立場ではなかった。
しかしそれは着るもののことだ。
顔はどうなんだ。
同じ顔で写るというのはどうなんだ??
顔にブレがないということだろうか。
そんなことってあるのだろうか。
いまモリヤにリンクさせるために
事務所の遠藤守哉プロフィルを開いたら
そのプロフィル写真は微妙に顔が違っていた。
おお、公式写真だと違う顔になるのかと思って眺めたら
そうではなかった。写真が若かった。
遠藤守哉は2月も直川さんの原稿を読んでいる。
近ごろレギュラー化しつつある。
直川隆久「砂漠にて」:http://www.01-radio.com/tcs/archives/24323
(2月17日に公開されます)
岩本幸子さんは日本酒を学ぶ意欲が満々でした。
上の写真は同じく日本酒マニアの最強&最恐ミキサー森田仁人に
取材している岩本さんです。
三軒茶屋の日本酒のうまい店を知りたいのだそうです。
稽古の帰りに、そして芝居の幕が開いたら開いたで
やはり毎晩飲もうという意欲が感じられます。
さらに岩本さんのバイト先は遠藤守哉の家の近くだと判明し
守哉にも取材していました。
バイト帰りに飲もうという意欲が感じられます。
そのうち日本酒のうまい店に詳しくなったら
ぜひこちらが教えていただきたいものです。
あっ、酒に目が眩んで最後になりましたが
岩本幸子さんには佐倉康彦さんの原稿を読んでいただきました。
たいへんむづかしい原稿でしたが、たいへんお見事でした。
オトナな雰囲気でした。
ええもう、読みだけ聴いているとですね、
岩本さん本体がこんな気さくな人とは思えないくらいです(なかやま)
2013年2月分の収録は1月26日でした。
本編の原稿は3本。それに東北が2本加わって計6本です。
トップバッターは石橋けいさんで
「東北へ行こう」の原稿を読んでいただきました。
タイトルは「白鳥」
http://www.01-radio.com/tcs/archives/24301
このストーリーは宮城県白石市の白石川に飛来する
白鳥がテーマなのですが
宮城にはおよそ60カ所の白鳥の飛来地があります。
東京で白鳥といえば皇居のお堀の白鳥くらいで
これは渡りをしない留鳥のコブハクチョウです。
お堀の白鳥は多いときで30羽余りいたのですが
次第に数を減らして9羽になりました。
ところが、50年ほど前に皇居から牛久沼に移住させた2羽の白鳥が
現在30羽ほどに増えており
今月になってここから2羽の白鳥が里帰りしたのです。
さて、宮城県白石市の白鳥は昔から信仰の対象でした。
伊達政宗も白石の白鳥は撃ってはならないとしていたそうです。
殿さまも住民も大事にしていた白鳥を
明治維新のときに官軍が撃ったというので
土地の侍が怒って官軍に鉄砲を撃ちかけ、
その弾が舟べりをかすったというので、こんどは殿さまが
責任を取って切腹という大問題にまで発展しています。
どう考えても官軍が悪いです。官軍の責任者、出てきなさい。
白石市は蔵王の麓にある小さな城下町です。
町からは蔵王連峰の白い堂々たる姿が見えます。
その山々のひとつ刈田岳の山頂には白鳥大明神が祭られています。
白石は白鳥を神と崇め、大事にしてきた町なのです。
「白鳥」のストーリーは石橋けいさんが
たいへん柔らかく、物静かに読んでくれました。
すでに公開していますので聴いてくださいね(なかやま)
終わったら飲んでやろうという意欲に満ち満ちている日は
後片付けが早いです。
上の写真がすべてのナレ録りを終えたところで
みなさん、飛びつくように片付けてくださいます。
森田はミキシングの最中です。
ナレ録りが終わったからって仕事が終わったわけじゃねえんだぞ。
ミキシングしないと完成しねえんだぞっ!
でも、強引に片付けるみなさん。
使っているコードを抜かないでね…
後片付けのウエーブが森田に迫ってきました。
だから〜〜、まだ終わってないっつーの。
しょうがねえな〜、終わらせてやったよ、
という感じの森田。
ウエーブに呑まれてすっかり片付いたランダムハウス。
玄関を出ます。
そして、一杯めのビールがうまいのです…(なかやま)