収録記

ColumnA

1時間も前から石橋けいさん(2013年1月の収録記 5)

はじめましてだった石橋けいさん(上の写真)
石橋けいさんはマネージャーと一緒に1時間も前から
来てくれていました。
長野里美さんが読むのを見たいというようなことで
舞台と映画はやっていても、
ナレーションの経験があまりないのだそうです。

たいへん素直なお嬢さんで
うっかりしていると、誰かの飲み残しのカップまで台所へ運んで
洗おうとします。
いやっ、ちょっと待って待って。
初対面でそれをやられては私の立つ瀬がありません。

自分の番が終わっても、ずっと残って見学していってくれまして
帰りの電車は有楽町で下りていきましたが
あれは同じ事務所の宮下今日子ちゃんが「ジゼル」に出ているので
観に行ったんでしょうかしら。

「ひと言」も早々と書いてくれたので
すでに掲載しています。
これからもよろしくお願いします。

石橋さんが読んでくれたのは、
薄景子さんの「ミャーミャーミャーコ」というストーリーです。
成人の日の夜に公開になります。
誰もが想像するとおり、猫が主人公です。

ところで、みなさんが飼っている猫は挨拶をしますか。
うちのはします。
猫の声ってたいへん表現力に富んでいますよね(なかやま)

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長野里美さんと勘三郎の話をした(2013年1月の収録記 4)

写真は歌舞伎座です。外観は出来ているようです。
撮影日は2012年12月27日、勘三郎さんの告別式の日です。

長野里美さんが結婚したとき
勘三郎さん(当時は勘九郎さんでした)がお客で見えていました。
お仲人だったのか主賓だったのか
そのあたり忘れてしまっているのが自分でナサケナイのですが、
たいへん間近でお見かけして、
なんという影のない華やかな人だろうと思った記憶があります。

まさか、こんなに若いのに…
歌舞伎の世界はこれから…

長野さんとちょっと話し込んでしまいました。

長野さんが読んでくれたのは
小野田隆雄さんの「別れる言葉」というストーリーです。
感慨深いものがありました(なかやま)

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ゆずをお持ち帰りください(2012年1月の収録記-3)

2013年1月掲載分の収録は12月22日にでした。
街はクリスマス感が漂っていましたが
収録の現場はまったくイベント感がなかったです。
ただ、私の庭に小さな柚子の木があって
小さな実をいっぱいつけたので、かなり大量に持って行きました。
写真の柚子の5倍くらいあったでしょうか。
冬至の柚子湯も終わっているけれど、まあいいではないですか。
あたたまりますよ、ゆず湯は。

あとはいつものウインナクロワッサンと
弊社がいただいたお菓子と飲み物を出しておきました。
なぜ収録の現場に食べ物があるかというとですね、
これは、おもてなしというよりも
お腹が鳴ってしまうナレーターのためなのですね。
それで、少しでも食べ物を用意するのが私たちの鉄則です。
なので、最後の最後まで食べ物はある程度テーブルになくてはいけません。
パンがひとつでは遠慮して食べたくても食べられませんし
そのおかげでノイズが(つまりお腹の音が)入ってしまうと
やはり困るわけですね。

上の写真に写っていますが
ウインナを巻き込んだ小さなクロワッサン20個くらいが定番で
あとはそのときどきにお菓子があったりなかったり
差し入れがあったりなかったり、誰かのお土産があったりなかったり
飲み物はあたたかいお茶にホットコーヒー、
ペットボトルの水やお茶などなどです。

左にビニール袋が見えますが
これは柚子のお持ち帰り用のビニール袋なんですね。
誰かがトロフィに柚子を乗せていたずらをしています。

この日の収録順は以下の通りでした。
西尾まりちゃんは大晦日用の原稿を読んでもらいました(なかやま)

* 長野里美
* 石橋けい
* 西尾まり
* 遠藤守哉
* 地曵豪
* 大川泰樹

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北海道帰りの地曵豪くん(2013年1月の収録記 2)

秋はずっと北海道ロケに行っていた地曵豪くん。
撮休のときは山に登ってヒグマ注意の看板の写真やら何やらを
せっせと送ってくれていたのですが
なんとか食われたり凍死したりする前に撮影が終わり
無事に愛刀のもとへ帰ってきました。
愛刀って…??
そうなんですよ。地曵くんには愛する刀がいるんですよ。
ええ、刀です。刃物のカタナです。良く切れるそうです。
その刀のことを「うちの子」といってるのを
この耳で聞きました。

そして、地曵くんが読んでくれたのは
一倉宏さんの「なかなかうまくいかない
久しぶりの出演で緊張感あってよかったです。
いつもあのくらい緊張してればいいんだがな。

「なかなかうまくいかない」は
元旦の夜に公開します(なかやま)

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まりちゃんの映画が東京でも公開(2013年1月の収録記 1)

2012年2月から1ヶ月、
西尾まりちゃんは熊本県天草市の牛深という町で映画の撮影をしていました。
息子とふたりで1ヶ月ほど一軒家に住んでいたので
食べ物も買うし、ご飯もつくるし、息子は保育園に通うし、
洗濯もします。
ホテル暮らしだとない苦労もあったと思いますが
そのかわり面白いこともいっぱいあったはず。

さて、その映画が2013年
いよいよ東京で上映のはこびになりました。
スケジュールは調整中だそうですが、映画館は決まっています。
銀座のシネスイッチです。
早く上映スケジュールが決まるといいな。

西尾まりちゃんが今回読んでくれたのは
古居利康さんの「虹を見下ろして」です。
アンカレッジのうどん屋の話からはじまるこのストーリーは
ロシアがソビエト連邦という気むづかしい国だった頃の空路で
ほんのちょっとしたラッキーに主人公が出会います。

大晦日の夜にお届けします(なかやま)

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大川泰樹くんとわたし(2012年12月の収録記)

大川泰樹くん(写真左)とはじめて会ったのは
大川泰樹くんが21歳のときだ。
あと何年かで30年の付き合いということになる。
もとは友人の友人だったのだが
ナレーターとディレクターという関係になって
さらに私の書く原稿になくてはならない人になって
それから数えてもずいぶん長い。

私は情感というものを言葉ではなくリズムで表現するので
文章の言葉だけを取り上げると
それは分子構造や地質構造や天気予報などの一部だったりする。
文は骨格標本に似ており、肉や脂肪の部分がない。
こういう原稿には大川くんのような「乾いた情感」のある声が
実にピッタリで、
言ってしまえば、私は大川くんの声のおかげで
書きたいものが書けるようになったとも言える。

なのにもかかわらず
男同士なら殴り合いになっているかもというときもある。
かと思うと、もうお互いにトシでもあるので
いたわり合ったりするときもある。

まあ何にしろ、あのときの21歳のお兄ちゃんが
いまでは老眼鏡をかけている。
ああ、長い付き合いだ…(なかやま)

丸原孝紀・大川泰樹「路地の旅路」
http://www.01-radio.com/tcs/archives/24110
2012年12月23日の夜から公開

中山佐知子・大川泰樹「ROG」
http://www.01-radio.com/tcs/archives/24202
2012年12月30日の夜から公開

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