収録記

ColumnA

椅子と和菓子(収録記2012.04.28-3)

Tokyo Copywriters’ Street の収録をしている
ランダムハウスのオフィスは
今年からバーカウンターができたのだけれどその椅子がなかった。
ずっと制作中だった。なかなかできなかった。

3月も終わりになってやっと椅子が来た。
それからはじめての収録なので
みんなはじめて椅子を見たことになる。
だからどうだってことはないのだけれど。
バーカウンターはミキサー森田のカバン置き場になっていた。

それから、今回は和菓子があった。
平間美貴さんの差し入れだった。
いつものウインナが入ったクロワッサンの他に
和菓子があるのは珍しいことだった。

その平間美貴さんが和菓子を置いて帰ってから
和菓子とともにいた人々は
清水理沙地曳豪大川泰樹にミキサー森田と私だったが
大川、森田、私は甘いものは食べない。
清水、地曳はたいへんよく食べる。

なんだか年齢の差が甘い物摂取の差に
出ているような気がした(なかやま)

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北海道出身の平間美貴さん(収録記 2011.04.28-2)

平間美貴さんには面白い雰囲気と面白い訛りがある。
雰囲気のほうはたいへん説明しがたいもので
下手をするとこちらは褒めているつもりが
けなしていると受け取られかねないので
もう本人を見ていただくしかないのだが、
訛りに関しては東か西かも特定できなかったので本人に訊ねてみた。

「北海道」という答だった。
なるほど、北海道ならわかる気がする。
北海道は開拓時代にどの地方の人たちが移住したかで
地域の方言はことなるし
それがまた入り交じっていたりする。
なんとなく「北海道」という答ですべて理解したような気になって、
ただ単にそういう気がするだけに過ぎないのだが、
妙に納得してしまった。

そうそう、ここでお礼を言うのもナンだけど
収録のときのお菓子をありがとう。
地曳豪くんと清水理沙ちゃんが喜んで食べていましたよ〜。

平間さんには今回、関陽子さんの原稿
読んでいただきました(なかやま)

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原金さん登場(収録記 2011.04.28-1)

原金太郎さんという人はCMに顔を出しているのを見ると
必ずといっていいほど目立っている。
一瞬しか登場しなくても目立っている。
本体ではなく写真だけの登場でもよく目立っている。
下手すると主役の印象よりも強く目立っている。

原金太郎さんは原稿を読んでもらうとある種の悲哀をかもし出す。
これはおそらく本人の意図しないところだと思うが
私はそれがたいへん好きだ。

そうして、今回読んでもらったのは大曲康之さんの原稿
原金さんは家でこの原稿を読んで泣いたそうだ。

あっ、ついに「原金」と書いてしまった。
私のみならず、原金さんのまわりの人は
かわいらしい奥さんも含め、原金太郎さんのことを
「原金」と呼んでいる(なかやま)

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西尾まりちゃんは女子大生の頃から私の原稿を読んでいた(収録記2012.3.24-6)

西尾まりちゃんは女子大生の頃からのつきあいで
その頃からふたりとも同じ仕事をしている。
まりちゃんは女優、私はコピーライター & ディレクタ−。
その頃から私の原稿を読んでもらっていた。

下のyoutubeはまりちゃんが22歳の頃のラジオCMだ。
掛け合いになっているもうひとりは大川泰樹くん。
うわ〜、15年前のふたりですぜ、どうしよう…って
なにもうろたえることはないのだが。
どうせ私も15年前の私だったわけだし。

それにしても長いつき合いになったと思う。
まりちゃんが大学の卒業旅行で中国へ行って
食品の市場で売られていた動物と
ペットショップで売られていた動物が同じだったなんて話を聞いたのが
ついこの間のことのような気もする。

それにしても変わらない。
女優っぽくない部分をいっぱい持っているまりちゃんと
瞬時にして原稿の世界に入ってしまう才能を持つまりちゃんと。
ああ、そういえばこの人は夢中になりやすい性格だったなと
あらためて思うとき
「瞬時にして原稿の世界」は要するに「夢中になりやすい」という
一般の人たちが普通に持っている性格の一端が
まりちゃんの女優としての一面に顕れているんだなとわかる。

たぶんこの人は楽屋に何時間も閉じこもって
集中したり祈ったりオマジナイをしたりして
役づくりをして舞台に出るのではなく
へらへらと世間話などしながらふいっと舞台に出て
そのまま役になりきってしまうんだろうな(なかやま)

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古川裕也少年と大川泰樹くん((収録記2012.3.24-5)

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大川泰樹くんが古川裕也少年(この場合の少年は敬称です)の原稿を読むのは
これで3回めになります。
一度めは2010年のライブのときでした。
二度めは去年2011年の4月でした。
そして今回が三度めです。

古川裕也少年の原稿には三重苦があります。
まず長いこと、そして変態であること、
最後に知識がないとわけがわからない名前が登場すること。

古川裕也少年の原稿を読む人がまず気になるのは
まずそこに登場する意味深な名前です。
たとえば去年の4月の原稿に登場する名前はこんなのがありました。
ジョナサン・スウィフト病院(風刺作家)
ミッシェル・フーコー先生(哲学者)
ロラン・バルト先生(批評家)
フェリックス・ガタリ医師(思想家)

今回はこれです。まずは男性の名前から。
ジャン・ピエール
パトリック
ジャン・リュイ
フランソワ
ジャン・クロード
次に女性の名前です。
デルフィーヌ
フランソワーズ
イヴォンヌ
ステファーヌ
ジュリエット

難問ですが、男性の名前は演出家、監督あたりではないかと思います。
女性の名前は女優と解釈できます。
デルフィーヌ・セイリグ(女優)去年マリエンバードで
フランソワーズ・アルヌール(女優)フレンチ・カンカン
またはフランソワーズ・ドルレアック(女優・ドヌーブの姉)
イヴォンヌ・フルノー(女優)哀愁のモンテカルロ
ステファーヌ・オードラン(女優)女鹿
ジュリエット・ピノシュ(女優)ちょっと安易か?

さて、前置きが長くなりましたが
我々にとって重要なのは得体の知れない意味深な名前ですが
読み手にとって重要なのは「長さ」と「変態」です。
長い上にゆっくり読まねばならない原稿です。
ゆっくり読むことで変態性が顕れてくるからです。
腹筋力と体力がいります。実は知性も必要です。
古川少年の原稿はなかなか読める人がいないのです。

古川裕也少年少年と大川泰樹くんの「遺言」は22日に掲載されます。
お楽しみにね(なかやま)

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あのバーテンダーは後閑信吾さん

後閑信吾というバーテンダーがなぜここで話題になるのか、
どこのどういう人なのかという詳細は
平石洋介くんの2012年4月15日掲載のストーリー
ことごとく書かれてあるのでここには書かないけれど
ちょっとだけ補足すると
2012年のバカルディ世界カクテル大会のウイナーだ。
ニューヨーク代表、合衆国代表と勝ち上がり世界大会で優勝した。

彼の働くバーはニューヨークのAngel’s Shareというバーで
外観の写真が欲しいと平石くんに頼んだところ
「隠れ家のようなバーで外観がないんですよ」と返事がきた。
よほどわかりにくい場所にあるのだろう。
ストーリーとともに掲載している動画を見ていただくと
そのバーの付近の風景やバーのなかを見ることができるが
そういえばi入り口やドアらしき写真はなかった。

カクテルコンテスト準決勝のとき
彼は「カクテルの味とテクニックはいいがプレゼンテーションがいまいち」と
審査員にいわれていたそうだ。
そして、もう自分自身でいくしかないとアタマを切り替えた決勝本番、
10分の持ち時間の半分をスピーチに費やしてしまい
危うく時間切れになりそうなピンチを
共に出場していた仲間の(本来はライバルの)助けで切り抜けたが
その「人を動かすパフォーマンス」が評価されたという。

バカルディ・グローバルのブランド大使デービッド・コルドバ氏は
「飾り気のない純真なドリンク、バーテンダーとしての能力、
そして招待客との感動的結びつきなどすべてが信吾であり、
彼はわれわれすべてに涙を誘った」と語っている。

優勝したカクテルは抹茶とラム酒を組み合わせたもので
その写真も動画で見ることができる。
上と下のyoutubeはそのカクテルコンテストのムービーで
カクテルをつくっている場面が下、上は優勝の瞬間(なかやま)

そうそう、こんなyoutubeも発見(下)
カクテルのつくりかたがよくわかります。
あっ、バーのドアも映ってる!

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