
疲れているときのスープはいいですね。
疲れているから簡単なのがいいですよね。
なぜか緊張感のあるスープは飲みたくなくて、
ゆるゆるいだらしないスープが欲しいときがありますね。
お客さんにはとても出せない、自分だけがおいしいスープ。
これはそういうスープです。
ベーコンとタマネギとジャガイモが基本です。
冷蔵庫または冷凍庫に鶏出汁のストックがあれば万々歳ですが、
なくても別にかまわないんです。
私はだいたい昆布と煮干しを水に浸けただけの出汁を使います。
和風出汁ですが、大丈夫です。
干し貝柱を入れることもあります。とてもおいしくなります。
まあ何でもいいんですよ、疲れているんですから。
上の写真はもっとも無精なスープです。
ジャガイモは四つ割りくらいの大きさで
それに合わせてタマネギもキャベツも大きく切っています。
ベーコンも大きいです。
ちゃんとつくろうと思ったら、最初にベーコンを入れて
ちょっと脂を出したら、出汁と玉葱とキャベツを入れます。
もう食べられるぞという一歩手前でじゃがいもを入れます。
何をするのも面倒だったら、単に出汁のなかに材料を全部入れて…
いやっ、じゃがいもだけは時間差にしましょう。
じゃがいもをのぞく材料を入れて煮込みます。
途中でスープの味を見て、
物足りないときはうまみ調味料というやつを入れます。
私の台所には何十年もそういう類の調味料がなかったのですが、
あるとき中華のガラスープというのを買ってみたら
便利なことがわかりました。
味付けは適当に塩コショーしてください。醤油&コショーでもいいです。
玉葱もキャベツもくたくたになるくらい煮込むと
緊張感のない、ゆるい、やさしいスープになります。

上のスープはベーコンのかわりにハムの切り落とし、
あとはタマネギニンジン、ピーマン、キャベツにじゃがいも。
下のスープにはセロリと赤ピーマンが入っていますね。
こんなスープを大きな鍋にいっぱい作ります。
量も味になるんですよね。
こういうものは小鍋にちょびっとつくってもおいしくないです。
大きな鍋につくって二日くらい食べ続けます。
夜つくって食べて
あたたかい季節なら、翌朝ちょっと火を通します。
具の芯まで70℃以上になればいいんです。
食べる分は小鍋に取って湧かします。
このとき、ご飯を入れたら雑炊になります。
スープスパゲティでもいいわけです。

つくりかたを書くのもおこがましいようなものですが
一応書いておきますとですね、
まずベーコンから炒めて脂が出たら刻んだタマネギを入れます。
ふたつ割りや丸ごとのタマネギはは炒めませんが、
刻んだタマネギは炒めます。
タマネギの匂いが出て来たらたっぷりの水を差します。
奇跡的に鶏スープが冷蔵庫にあればそれを使います。
あ、セロリですか。タマネギの次に入れてください。
グツグツしはじめたら刻んだキャベツを入れます。
材料の味が出たなと思ったころに味を見て
物足りなければうまみ調味料です。
じゃがいもは煮えるのが早いですからかなり後です。
こういうスープ、自分ひとりが食べる内輪なスープのときは
ジャガイモが煮くずれてもかまわんと私は思いますが、
あまりに崩れて影もカタチもなくなっては
食べる楽しみがないですもんね。
ピーマンも最後に入れます。
これは火が通ればいいわけですから。
緑が欲しいので緑ピーマンも入れますが
赤ピーマンの方がビタミンCが多いです。

上の写真のスープは
ベーコン、タマネギ、ジャガイモ、キャベツの基本の他に
ニンジンとエノキ茸、オクラが入って
醤油で味をつけています。
とにかく食べたい野菜、カラダが欲しがっている野菜を
食べるためのスープですから
和洋中、何でも折衷しまくってください。
下はほら、ご飯を入れて雑炊になっています。
これ、うまいですよ。
いつでもスープをつくるには
週末に濃い鶏スープをひいて冷凍しておくといいのですが、
我が家の冷凍庫は満員御礼状態でその余裕がありませんので
出汁はインスタントでいいじゃない?と、妥協しまくっています。
疲れたときにこんなスープはいいものです。
