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小野田隆雄 2011年3月13日


すすき、幻想
       ストーリー 小野田隆雄
          出演 毬谷友子

広い広いすすきの草原に、
月の光がさしていました。
すすきの穂が、風の中で、
寄せては返す波のように金色にひかっています。
すすきの穂波は、はるかかなた、
草原の向こうにある山のふもとまで、走っていきます。
そして山々は雪をかぶり、
まぼろしのように浮かびあがって見えるのでした。

真夜中に近い時刻のようです。
まだ少年の私は、黒いマントを着て、
左手に重いカバンをぶらさげて
すすきの海を一生けんめい歩いていました。
すると風が吹きぬける中を、
青い着物を着た女性がひとり、歩いてくるのです。
室町時代のあそびめのように、
細い帯を腰のあたりに低くしめ、
黒い髪をうしろにたばねていました。

面長な顔立ち、青白い肌、切れ長の眼、
形のよい唇。
彼女は私の前で、立ち停り、私を見ました。
そして、すーっと何かを呑み込むように笑いました。
赤い唇がすこしひらかれると、
なんだか、あたりの空気がゆらりとゆれて、
ひときわ強く、風の音が聞えてきます。

狐だ!、少年の私はそう思いました。
すると月が雲に隠れ、女性の姿も消えました。
すすきの原は、暗い灰色の、ただのすすきの原に
もどってしまいました。

このカバンは? ふと、少年の私は思いました。
この左手にぶらさげている重いカバンは、
いったい何が入っているのだろう…
気がつくと、私は現実の私にもどっていました。
六十歳をずいぶん過ぎた私が、
無彩色の、夜のすすきの草原に、
カバンをぶらさげて、立っているのでした。

出演者情報:毬谷友子 03-3552-1616 J-CLIP所属

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一倉宏 2011年3月6日



  野原さんを見ていたら

             ストーリー 一倉宏
                出演 山田キヌヲ

野原さんは
自分のなまえについて 意識してないと思うけど
私は あるとき 見たことがある
野原さんが 野原に寝転がって 昼寝をするのを

野原さんが 野原で昼寝する姿は
なんというか さすがというか 絵になっていた
野原さんのご先祖は きっと野原の近くに暮らしていた
そしてきっと その野原が好きだったと思う

小川さんのご先祖も とにかく
小川と関係のあった方だろう
いま 私の知っている小川さんの家の近くに
小川はなかったと思うけど
小川さんが 小川で釣りをする姿も よさそうだ

田中さんの家のまわりに 田んぼはない
新宿まで電車に乗って 20分の町だから

大庭さんの家の庭は そんなに大きくない
桜木さんの家の庭に 桜の木はない

そういえば
八月一日 と書いて ほづみ と読む
どの漢字が ほ で づ なのかわからない
珍しいなまえの 同級生がいたけれど
八月一日 じゃなかった ほづみさんの
誕生日は 八月一日 じゃなかった

それから
大森さんのお嬢さんは 中森さんと結婚して
二世帯住宅に住んでいる

大森さんの家には 大森 中森の表札が並んでいる
大森さんには 女の子のお孫さんがいる
将来その子が 小森さんと結婚したら
大森 中森 小森の家族になる

大山さんと 中山さんと 小山さん
大野さんと 中野さんと 小野さんの
家族だっているだろう

いつか結婚式場で
秋田家 春田家 披露宴 と書いてあるのを見た
なんだか ちょっと微笑ましかった

母の友だちの 良枝さんは
吉江さんと結婚して 吉江良枝になった

私の友だちの 亜希ちゃんは
もしも 安芸さんというひとが好きになったら
どうしようと いまから悩んでいる
安芸亜希 の後に です は付けにくい
安芸亜希です と いいにくい

小田くんが好きになった 麻里ちゃん
小田麻里

大場さんからプロポーズされた 加奈さん
大場加奈

ありうるよね じゅうぶんに
でも ほんとうに好きになったら
結婚するよね

私のなまえは 萌(もえ)
野原に寝転がった 野原さんを見ていたら
ふと 野原萌 という 組み合わせに気づいて
胸のあたりが 熱くなった

出演者情報:山田キヌヲ 03-5728-6966株式会社ノックアウト所属

shoji.jpg  
動画制作:庄司輝秋

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中山佐知子 2011年2月27日



目が醒めるとプトレマイオス三世

               ストーリー 中山佐知子
                   出演 大川泰樹

目が醒めるとプトレマイオス三世になっていた。
人体の転送よりも記憶の転送がマシンに負担がかかるために
移動前後の記憶がいまいち曖昧で
プトレマイオスになった理由がよく思い出せない。

自分は何のために紀元前3世紀のエジプトにいるのだろう。
しかもファラオだ。死ぬとミイラにされるのか?
発掘されて大英博物館に飾られたりするのは恥ずかしい。
だれにも発見されない墓をつくろう。

いやいや、そういうことではない。
ミイラにされる前に私には果たすべき任務があるはずだ。

もう一度訊く、と自分で自分に問いただした。
おまえは何のために紀元前3世紀のエジプトに送られたのだ。

私は頼りない記憶からプトレマイオス三世の偉業を検索した。
プトレマイオス三世の文化的な功績といえばアレキサンドリアの図書館だ。
世界中のあらゆる本を集め、略奪し、騙しとった学問の殿堂、
の擁護者でありヘレニズム文化の推進者….
それは私の人格にはふさわしいかもしれないが
時間がかかりそうだった。
文化は酒のように時間をかけて発酵し、成熟するのである。
長期にわたる任務を遂行中に死んでミイラにされるのは避けたい。

私はもういちど自分の記憶をさぐり、ひとつの歴史的事実を拾い出した。
それは喜ばしいものではなかった。
もしそれが任務だとしたら
私は5年ものあいだ故国を後にして戦いに赴かねばならないのだ。
もっとも古代エジプトは私の故国ではないが。

私はなんとか平和主義を貫きたいと願い
イシスやオシリスの神々に祈りを捧げながら
隣で眠る妃ベレニケの布団をそっと持ち上げてみた。
美しい…しかし髪の毛がない…….ああ、よかった。
安堵のあまり長いため息が出た。

よかった、シリア戦争はすでに終わっている。
王妃ベレニケはプトレマイオス三世の勝利を祈って
自慢の髪の毛を神殿に捧げ、
その髪の毛は星座になったという非科学的な伝説がある。
この女が丸坊主ということは厄介な戦争はすでに終わっているということだ。
本物のプトレマイオス三世が片付けてくれたのだ。
ありがたい。が、しかし、それでは私は何をすべきなのだろうか。

私は再び自分に問いただした。
星座の髪の毛と本物の髪の毛とどっちが好きか。
そうではない、私が紀元前3世紀のエジプトにいる理由は?
丸坊主の妻を持ち、ミイラにされる危険をおかしてここにいる理由は?

そのとき窓にうす明かりが射した。
ナイルの川向こうに東の地平線が横たわり
天と地の境に青い光がにじんでいた。
これが紀元前3世紀の日の出なのか。
いや、そうではない。ただの日の出ではなかった。
太陽よりも一瞬早く星々の王であるシリウスが昇ってきた。

ヘリアカルライジングだ。
シリウスの光と太陽の光が地平線で交わる年に一度の日だ。

私はおもわず暦をさがした。
この日、古代エジプトでは元旦を迎える。
この日からナイルの洪水ははじまり、ギザより下流は水面下に沈む。
畑が水につかって暇になった農民はピラミッド工事の出稼ぎにやってくる。

しかし、なにかがおかしかった。
太陽も星も新年を告げているのに暦は新年ではなかった。

ここにいたって私はやっと思い出した。
古代エジプトの暦は1年を365日とし、閏年がなかったこと。
そのために100年で25日の狂いが生じていたこと。

暦を変えることは神々への反逆とされていたので
どんな偉大なファラオも閏年を加えることができなかったのだ。
それができるのは私しかいない。
私にはエジプトの神々に対する忠誠心などひとかけらもないからだ。
よし、今日の太陽が沈まないうちに
このプトレマイオス三世(ニセモノ)が正しい暦を民衆に与えるぞ。

やがて….
この国の暦が新しくなると同時に帰還命令を受け取った私は
カツラを着用していっそう美しくなった妻に
少々心を残しながら現代に戻り
なにひとつ変わっていないエジプトの歴史の片隅に
紀元前238年に閏年をもつ暦を取り入れたプトレマイオス三世の
わずか一行の記録を見つけたのだった。

出演者情報:大川泰樹 http://yasuki.seesaa.net/  03-3478-3780 MMP

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吉岡虎太郎 2011年2月20日


「あけましてピヨピヨ」

             ストーリー 吉岡虎太郎
                出演 地曵豪

ああ、今年も書かなかった。
…と後悔してしまうのは、
ポストに届いた年賀状の束を眺める時だ。
不義理をしている、と思う。

「年明け年賀」というものがあると知って、
それはとてもいい考えだと思ったが、
思っただけで、やっぱり実行できなかった。

世の中は善意の人たちで
構成されていると思うのは、
「俺は年賀状を出したのに、
お前は返してくれないじゃないか」
と責められたことが一度もないことだ。

それとも、心の中では激しく僕を責め立てていて、
「M-1どうだった?」とか、
「もち何個食った?」などと
何気なく接し続けることで、
婉曲的に、僕に自責の念を呼び起こそうと
しているのだろうか。
だとしたら、それはあまりに婉曲すぎる。無意味だ。

無意味なコミュニケーションといえば、
ツイッターのフォロワーという人々とのやりとりだろう。

昨年ある日突然、ピヨピヨママン(仮名)なる
子持ちの人妻からメッセージが届いた。
「おひさしピヨ~。私のこと覚えてるピヨ?」
なれなれしい口調だが、驚くべきことに、
まったく記憶にない。

高鳴る胸。湧き上がる期待。震える指。
「たぶんわかると思うけど…、ヒントはありますか?」
「昔の友達ピヨ~」
「大学の友達でしょうか?」
「ちがうピヨ~」
「バイトの仲間ですか?」
「全然ちがうピヨ~」
「あの、もう少しヒントをもらえるかな(笑)」
「あ~、忘れてるピヨ!」
「いやいや…(汗)」
「ひどいピヨ!」「ごめんピヨ!」
「ピヨピヨ!」「ピヨーン!」
…僕は疲れ果てて連絡を絶った。

このような不安定なコミュニケーションと比べて、
年賀状ははるかに人間らしい、
温もりのあるつながりを提供してくれるはずだ。
なのに、もう、何年も書いていない。

…そうだ、「思いつき年賀」というのはどうだろう。
一年のいつでもいい、思いついた時に、
思いついた場所からメッセージを送るのだ。

桜舞い散る春のうららかな午後、
猛暑の予感に包まれた夏の朝、
天高く馬肥ゆる秋の夕暮れ、
眉間にしわを寄せ、一枚のハガキを手に、途方に暮れる人々…。

「あけましてピヨピヨ」

今日は2月1日。旧い暦ではお正月だそうです。
ことしも、よろしくお願いします。

出演者情報:地曵豪 http://www.gojibiki.jp/

shoji.jpg  
動画制作:庄司輝秋

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黒須美彦 2011年2月13日


恋するモノローグ

    ストーリー 黒須美彦
       出演 瀬川亮 内田慈

「きっもちいいねー」
「あ、そうだね」
「走ろう」
「え、ああ」

k 今日は、柏木さつきと
  二回目のデートだ。
  デートと呼ぶにはうぶな代物かも知れないが

「あ、月がでてるよ。昼間なのに」
「ああ、そうなんだ、
 白夜月は、
 月齢にもよるんだけど、
 特に冬、上限の月だとよく見える」
「ふーん」
「いま、暦の上では立春だけど、
 まだまだ寒いから…」
「戸田君、詳しいんだね、天気のこととか…」

k あー、なんかつまんない話してるな、俺…
  いつも、こうだ。とりとめくて、雲や星の話ばっかりして、
  まあ、天文部の部長なんだけどね…
s ねえ、
k ん?
s ねえ、君、いま、つまんない話してるな、俺、
  って思ってたでしょ?
k 誰?なに?
s 柏木さつきのココロの声、モノローグね
k ココロの声って
s ええ、君が戸田浩一郎のココロの声なのと、おんなじこと。
  でも、たしかに、退屈だよね。
k え、それって、なに、会話できちゃうわけ、僕たち
s ま、そうなんじゃないの、一種のテレパシーみたいなこと?
k それって、すごくない、
s うーん、そうかな、現にこうやって話しているわけだし、
  そんなことより、君はどう思うわけ?
k どうって
s この、じれったい感じよ
k ま、でもしかたないんじゃないの、悪気はないんだし
s 悪気とかじゃなくって、リビドーないの?
k リビドー?
s 性的衝動
k そりゃまた、ずいぶん、いきなり
  ものには順番てのがありまして?
s なに、じいさんみたいなこと言ってんのよ 
  さつきのキモチになってみればね…
k あれ?さつきのキモチって、
  君はココロの声だから、
  キモチそのものなわけじゃない、
  まそれは、話がこんがらがるから、おいといて、
s うん、そうしといてくれる。
  つまり、戸田君が、どんだけ強く、
  さつきを思ってるかってこと。
k ああ、好きだよ。彼、ていうか俺、
  病的なくらいにね。毎朝四時に、
  さつきが好きだって、
  きゅんと胸が締めつけられて、
  起きたりしているし
s そこまで。それを押し殺しちゃってるんだね。
k そうなんだ。
s あー、でも、いま地動説に行っちゃったよ、はなし
  せめて音楽とかの話題ないの?
k そっちもわりとマニアックなんだ
s たとえば?
k ベル&セバスチャンとか、
s あ、ベルセバなら、さつきも大好き
k なんだ、じゃ、ちょっと待ってて、
  話題変更を命令中枢に指示するから
  ベ、ル、セ、バ…、
  最近のアルバムの話でいいか…

s ね、キスしてよ
k ん?
s キス、しよ
k キスって、僕たちココロの声だよ
  まだ本人達もしてないのに?
s だから、ココロでするのよ
k どうやって
s してみて
k あ、こ、こうかな
s ちょっと違う
k じゃ、こう
s …
k …
s なんとなく、そんな感じかも
k 実感ないけどね
s でも、なんか、いい感じかも、
k 余韻があるね…
s あ!

「あ、バイトの時間だ、あたし行かなくちゃ」
「あ、もう、そんな時間か」
「でも、楽しかったよ、握手」
「うん」

k 本人達より先越しちゃったけど
s 続きが楽しみだね
k じゃ
s また

出演者情報:瀬川亮内田慈 30-6416-9903 吉住モータース所属

shoji.jpg  
動画制作:庄司輝秋

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中島英太 2011年2月11日



月曜日の憂鬱
                  ストーリー 中島英太
                     出演 瀬川亮

月曜日は、憂鬱だった。
火曜日も、水曜日も、木曜日も穏やかだし、
ましてや金曜日に至っては浮かれているのに、
月曜日の心は、いつも重く、ブルーだった。
月曜日は、思った。
どうして俺、月曜日なんだろうかと。

月曜日にとって、月曜の朝はまさに苦痛だった。
サラリーマンや学生たちはみな、
自分の訪れを疎ましく思っていた。
また月曜になっちゃったよ――
彼らの暗い顔を見るのが、月曜日はなにより辛かった。
子供たちは、さらに残酷だ。
前日の夜、テレビでサザエさんという番組の
エンディングテーマが流れる頃になると、
すでに月曜日が来るのを嘆き悲しみはじめる。
早すぎるだろ!どんだけ嫌われてるんだ俺。

自分なんて、いないほうがいいんだ。
いっそ、平日が火曜日から始まればいいのに。
そんなふうに思うこともしょっちゅうだった。
ほかの平日の連中たちは、
月曜日は週のトップバッターって感じで、いいね、
なんてことを呑気に言うが、
あいつらは俺のプレッシャーをまるでわかってない。
同じ平日と思われるのも、心外だ。

平日。そう、俺は平日。
自分がもし土曜日や日曜日のような休日だったら、
と月曜日は思った。

人々はみんな、自分がやってくるのを心待ちにしている。
早く来ないかな、月曜日。まだかな、月曜日。
映画「マンデーナイトフィーバー」が大ヒットして、
田中星児が「ビューティフルマンデー」を歌う。
そんな月曜日だったなら、どんなにいい気分だろう。
どんなに人々を素敵な気分にさせられるだろう。

でも、それは夢のまた夢。
ブルーマンデー症候群。月曜日は週で一番自殺者が多いらしい。
ブラックマンデー。株の大暴落も、自分のせいな気がしてくる。
月曜日を描いた歌は、大抵暗い。カーペンターズにも、ディスられた。
俺は、月曜日。嫌われ者の月曜日。

週休2日制になった時。どうして、「土日」じゃなくて、
「日月」にならなかったのだろう。
週のはじまりが日曜日ならば、日月と来るのが道理ではないのか。
土曜日の奴は、水面下でロビー活動でもしていたのだろうか。
国の連中もようやく最近になって、
3連休に絡めてハッピーマンデーなんてことをやり始めたが、
まるで浸透してないし。むしろ前のほうが良かったねと囁かれる始末。
どこかでボタンが掛け違ったとしか思えない。

ホントは、月曜日だって、日曜日だって、何曜日だって、
同じ1日で、週に一度しかなくて、人生に一度しかなくて…
そんな正論を訴えたこともあった。
金曜日は、そうだね、と鼻で笑うだけだった。
花金とか呼ばれ始めたころから、コイツ嫌い。

マンデー。M・O・N・D・A・Y。
ローマ字読みすると、モンダイ…。フッ
一週間の問題児だな、俺は。

月曜日がそんなことを自虐的に思っていると、
どこか遠くで、かわいらしい小さな声が聞こえた。

「はやくげつようびにならないかな」
え?誰?いまなんて言った?
「げつようびになったら、ランドセルしょってがっこういくの」
小さな女の子が、ピカピカのランドセルを、
親戚のおばさんに自慢していた。

そうか…こういう子も、いるんだな。
もしかしたら、月曜の朝に暗い顔をしている
サラリーマンも学生も、
昔はこの子みたいだったのかもしれないな。
それがいろいろあって。
人間も人間なりに、大変なんだろうな。

今度の月曜は、女の子のランドセルが濡れないように、
なるべくいい天気にしてあげよう、と月曜日は思った。
そして、女の子が青空を見上げて、
手を大きく振り、元気に登校していく様子を想像して、
ちょっとだけ陽気になった。

出演者情報:瀬川亮 03-6416-9903 吉住モータース

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