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レストラン (東北へ行こう2018)

「レストラン」

    ストーリー 小野詩織(東北芸術工科大学)
       出演 藤谷みき

ふと何気に見ていたレストラン特集の雑誌。
そこに書かれてあった東京の評価
「東京はおいしいフレンチレストラン多い。」

でも、東北にもフレンチレストランはあるよ。
なにより、それを経営している料理人は、
ほとんどがホテルや海外で修行してきた人たちばかり」

「東京のレストランは高級店が多い。」
でも、それって息苦しくない?
こっちは子どももお年寄りも、みんなが入れて、
みんなで「おいしいね」って話せるよ。

「東京のレストランは食材にこだわっている。」
でも、東京でとれた食材は少なくない?
こっちの使う食材はほとんどが地産地消、
農家さんが作った新鮮で愛情の籠った野菜や、
酪農家さんのこだわりのお肉が食べられるよ。
ジビエを使った料理もあるし。
あとなによりお水が美味しくて安全だ。

「東京のレストランは世界的に評価されている。」
でも、それは紙に描いてある評価だ。
東北は地元のお客が笑顔で
「美味しかったわ」「また来るね」って
喜んでいる姿が何よりの評価。

東京のレストランもいいけどさ、
東北みたいに自然の恵みに囲まれて、
近所の人が集まって、
まるで食卓を囲むような明るいレストランが
私は大好きだ。

東北へ行こう


出演者情報:藤谷みき http://ameblo.jp/knockonwood/






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ちょっと友人に訊いてみた (東北へ行こう2018)

「ちょっと友人に訊いてみた」

     ストーリー 長谷川朋郎(東北芸術工科大学)
        出演 遠藤守哉

ちょっと友人に訊いてみた。
東北の人が共感することを。
曰く、
関東で「センチを超える大雪で……」という言葉を聞くとイラっとする
東北本線はめちゃくちゃ風に弱い
東北人が作った雪玉は固い。
天気予報が当てにならない
天気がころころ変わる
東北訛りが中心部では理解されない
冬はとてつもなく寒い
田舎者扱いされる
意外と都会の人は、東北の全県名を言える
名産品が食べ物
時給が安い
バスが1時間1本
都会は空気が悪いからと嫌う人が圧倒的に多い
都会の人に本当にやまばっかりですねって言われる
在来線のドアの開閉がボタン式。
あまりいいところはないけれど、
「でも都会よりは好き」
そう言ってくれた。

東北へ行こう。


出演者情報:遠藤守哉(フリー)






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ひとり (東北へ行こう2018)

「ひとり」

      ストーリー 田口真緒(東北芸術工科大学)
         出演 大川泰樹

ひとりになりたい。
ときにあなたはひとりの時間を求める。

孤独ではなく、自分と向き合うひとり。

それはどこで手に入るのか。
図書館で、喫茶店で、自分の部屋で。

でも、ひとりにはなれない。
孤独になるのは簡単なのに
どうしてひとりになれないのだろう。

旅をしよう。
電車に乗っていくつかのトンネルを抜ければ、
そこには知らない景色がある。
知らない暮らしがある。
知らない人がいる。
知らない空がある。
知らない色がある。
知らない幸福がある。
そして、知らないあなたがいる。

もうひとりのあなた。
いままで知らないふりをしていたあなた。
閉じ込めていたあなた。
後回しにしていたあなた。
あなたという、ひとりが待っている。

ひとりになろう。
東北へ行こう。


出演者情報:大川泰樹(フリー) http://yasuki.seesaa.net/



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あたたかいところ (東北へ行こう2018)

あたたかいところ

    ストーリー 細川舞(東北芸術工科大学)
       出演 清水理沙

幼いころ、岩手で育った。
そこは田舎の中の田舎、
携帯電話はドコモしか使えなかった。
それしか電波が通ってなかったから。

全校生徒の家の場所、みんな知ってた。
今じゃあ考えられないね。
家から小学校まで、歩いて2時間くらいかかった。
たまに、近所のおじいちゃんが軽トラのうしろに乗せてくれて
家まで送ってくれたっけなあ。
そこから見える田んぼと山しかない景色、今でも覚えてる。

小学5年生に上がるころ、宮城に引っ越した。
人や建物がとにかく多くてびっくりしたなあ。
でもそれは一部のところだけでね、
岩手にいたときに見ていた景色と
同じような場所もたくさんあって、
ちょっと安心したの。

ほどよい都会とほどよい田舎、
私にはちょうどよかったのかも。

大学3年生になるとき、山形に引っ越した。
初めての一人暮らし、すこし不安もあったんだけどね
山形なら大丈夫かなあなんてどこかで思ってた。

アパートの近くに野良猫がよく遊びにくる。
とっても人懐っこい、野良猫とは思えないほど太った猫。
きっといろんな人に優しくされてきたんだね

岩手と宮城、そして山形。
同じ東北でもそれぞれ個性があって、
どこかあたたかいところ。
秋田や青森、福島は
どんな景色が広がっているんだろう。
楽しみだなあ

東北へ行こう


出演者情報:清水理沙 アクセント所属:http://aksent.co.jp/blog/




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海が抱く町 (東北へ行こう2018)

「海が抱く町」

   ストーリー 渡部理央(東北芸術工科大学)
      出演 地曳豪

海が抱く町、僕が生まれた町。

海は、いつも僕らを見守っていた。
小さい頃から、当たり前のことだった。

海は、たくさんの思い出をくれた。
父の背中を、釣り竿片手に追いかけた。
父と僕が釣った魚は我が家の食卓を飾り、
忘れることの無いおふくろの味になった。

そして、あの日が来た。
まだ雪の降る冬の終わりだった。
みるみるうちに波が押し寄せ、
いつもの景色が、一変した。

海は、大切なものを奪っていった。
流されていく、みんなの記憶。
僕はただ、それを黙って見ていた。

僕の町は目を背けたくなる景色に変わったけれど、
見て見ぬふりをする人は、いなかった。

海岸沿いに見える嵩上げ工事のショベルカーが、
あの日から変わらず、同じ動作を続けている。

寒空の下にはあたたかい町並みがあり、
諦めない心の灯がみんなを照らしている。

生きる力が、芽吹く場所。

僕が暮らす東北は、そんな場所なのだと思う。

挫けそうになったら、帰っておいでよ。
この町を抱く、大きな海が、
君の背中を押してくれる。

東北へ行こう。


出演者情報:地曵豪 http://www.gojibiki.jp/profile.html




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東北の普通(東北へ行こう2018)

「東北の普通」

    ストーリー 野田苑恵(東北芸術工科大学)
       出演 佐藤達

東北にいると普通のこと。
友達に私の地元の福島県のことを話すと、よく羨ましがられる。

私の地元は福島県、桑折町(こおりまち)。
実家では桃を育てている。
暑い夏の日差しを浴びてたわわに実った桃。
一つもぎ取り、冷たい水で洗って皮ごとかぶりつく。
これが夏のおやつ。私の地元の普通。

秋。うちのじいちゃんは畑に実った柿を干し柿にする。
枝付きで切り落とした柿の実はくるくると皮をむき、
残した枝に紐をくくりつけて軒下に吊るす。
茶色の干し柿が暖簾のように並ぶ風景。それが私の地元の普通。

冬。福島にもたくさんの雪が降る。
雪遊びも楽しいけれど、こんな寒い日には温かい料理が美味しい。
冬の食材は雪の下から出て来る。
ネギや大根を雪の中から掘り起こし、肉や魚を煮込んで鍋を作る。
それを家族で囲んで食べるのだ。それが私の地元の普通。

春。東北の春は長い長い冬の後にやって来る。
雪の下からのぞく、薄緑色のフキノトウ。
桜前線は東京よりも二週間遅れて到着する。
みんなが花見に行く花見山は
親子二代で花を植え続けた阿部さんちの山だ。
それが私の地元の普通。

東北にいると普通のこと。
東北じゃなければ普通じゃないこと。
だから…

東北へ行こう。

出演者情報:佐藤達 https://www.herringbone.co.jp/ ヘリンボーン所属




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