ニュース

ACC授賞式写真 1(2013年10月31日)

2013年10月31日に開かれたACC授賞式の写真です。
写真はクリックすると大きくなります。
ドラッグ&ドロップでパソコンに保存できます。
写っているかた、どうぞお持ち帰りください。

なお、この後行ったスプーンでの写真はこちらです。
http://nknk.exblog.jp/20734295/

Tagged: ,   |  コメントを書く ページトップへ

TCC授賞式写真 2

下の小さな写真はクリックすると大きくなります。
ドラッグ&ドロップでご自分のパソコンに保存できます。
写っているかた、どうぞお持ち帰りください。
なお、写真その1は下記に掲載しています。
http://nknk.exblog.jp/20696303/

このパーティの後で開かれた高崎卓馬くんグランプリお祝いの会の写真は
こちらにあります。
http://www.01-radio.com/archives/17881

Tagged:   |  コメントを書く ページトップへ

秋田勇人のスパイクス見聞録 ② ~時代っぽさだけが、答えじゃない~

閉会から1ヶ月以上が過ぎたスパイクス。
今回は会場で話題になっていた作品をいくつかご紹介します。
沢山の部門で賞を獲っていたり、
セミナーで事例として紹介されていたりと、
耳にすることの多かった作品を
僕の主観で選んでみました。

まずはご存知、DUMB WAYS TO DIE。

カンヌでも大きな話題を呼びましたが、
スパイクスでも圧巻の7冠。もはや説明は不要ですね。

PRでグランプリを獲ったDRIVING DOGS。
動物保護団体とMINIがクライアントです。

放っておくと殺されてしまう犬たちに、
自動車の運転を覚えさせ、運転の様子を動画にして世界に発信しました。
犬が運転するというアイディアはもとより、
MINIと組むことで、きちんとマネタイズできている点も
素晴らしいと思いました。

フィルムクラフトでゴールドだった香港7-11 のミニチュア家電シリーズ。
香港のセブンイレブンで「懐かしい家電のミニチュア」を
プレゼントするキャンペーンのCMです。

ミニチュアの家電を改造して、使ってしまう話ですね。
ちょっとしたおまけキャンペーンですが、
クラフト力で最大限に可愛く見せている点が、
セミナーで話題になっていました。

そして最後は日本から、“LIBERATION WRAPPER”。
こちらはメディア部門でゴールドだったのですが、
授賞式の会場で最もウケていた作品だったので
こちらで紹介します。

女性がハンバーガーを大口開けて食べられるように、
包み紙におしとやかな口を描いた作品。
くすっと笑えるジョークグッズですが、
エントリービデオでは
「おちょぼ口という日本女性の美のシンボルを守るんだ!」
とか壮大なことをいっていて、会場大ウケでした。

普通にグランプリを獲ったモノを並べると、
他にも2部門でグランプリの“TXTBKS”や、
アウトドアグランプリの“Bridge of Life”などの
Social Goodなキャンペーンも入ってくるのですが、あえて外しました。
というのも“今の時代っぽい”キャンペーンばかりが
話題になっていたと誤解されたくないから。
その切り口のブログは他にも沢山ありますしね。

なんだかんだいって、
授賞式で笑いや拍手をかっさらっていたのは、
おもしろ系の作品でした。
日本の、特にバカバカしい方向のCMは、会場で圧倒的な人気でした。
普段いわゆる“4マス”の仕事が多い自分への鼓舞の意味も込めて、
「新しいだけが答えじゃない。どんな仕事も海外賞と地続きの地平にある。」
と僕は再確認しました。(つづく)

Tagged:   |  コメントを書く ページトップへ

秋田勇人のスパイクス見聞録 ① ~スパイクスとはなんぞや~

はじめまして。
秋田勇人と申します。
社会人5年目、コピーライターをやっております。

今年の9月半ばに参加してきた広告祭スパイクスアジアの
レポートをこちらで書かせていただくことになりました。

で、そのスパイクスなんですが…。
そもそもどんな広告祭だっけ?
という声が画面の向こうから聞こえてきそうです。
それもそのはず、スパイクスはまだ設立5年目。
カンヌやアドフェスに比べ、知名度が低いことは否めません。

ということでレポート一発目の今回は、
スパイクスの基本情報です!

○メイン会場
スパイクスはシンガポールで3日間にわたって開催されます。
サンテックシティというコンベンションセンターがメイン会場で、
広告会社によるセミナー、フィルム作品の上映、
プリントやアウトドア作品の展示が行われています。
これら全てが1フロアに収まっているのでこじんまりとした印象です。

逆に言うと、セミナー聞いてフィルム見てプリント見て…と、
期間中に全てを回りきることだって可能です。
そんなに混雑していないので、
人気のセミナーに並んだりする必要もありません。
ちなみにセミナーは日本語同時通訳付きなので、
英語が苦手な人でも安心です。

○パーティ
メインの会場以外に、夜は公式パーティが用意されています。
ひとつはNetworking After Dark。
これはシンガポールにある広告会社がオフィスを開放し、
スパイクスの参加者を招待するもの。

もうひとつがAwards After Party。
これは授賞式の後に行われる打ち上げみたいなもので、
マリーナベイサンズの足元にあるクラブを貸し切って行います。
ちょっと引くくらい、オシャレでした。

○賞の特徴
いまやアドフェストと並ぶ、アジア最大規模の広告祭です。
部門は細分化が進んでいて、今年は18の部門がありました。

賞の傾向としては…これは僕の主観なんですが、
アドフェストが「カンヌの前哨戦」だとすると、
スパイクスは「カンヌのおさらい」という感じがしました。

特にグランプリは、
「カンヌで話題になってたなぁ」というものが多かったです。
まぁ今年が特に、ということもあるんですが。

ということでスパイクス、大体イメージつかめたでしょうか。
総じて、僕のような海外広告祭初心者としては
回りやすい広告祭でした。(つづく)

Tagged:   |  コメントを書く ページトップへ

まりちゃん「かもめ」に出ています

「かもめ」は、ロシア革命のちょっと前が舞台になっている
チェーホフの戯曲です。
翻訳のまま上演されるとちょっと鬱陶しいかなと思えますが
評判がいいので
演出のケラさんが書き直しているんでしょう。

登場人物は10人、
☆ 女優
☆ その愛人の作家
☆ 女優の息子で作家志望
☆ 女優の兄
◎ 地主の娘(ただし一文なし)

★ 医者
★ 女中の娘(マーシャ)
★ 女中(マーシャの母)
★ 女中の夫(女優の兄の屋敷の支配人)
★ 教師

☆ は不労階級です。働かなくても食っていける人たち。
  女優の愛人も愛人でいる限りは安楽です。
★ は労働者。
◎ のニーナは母の遺産をもらえなかったので一文なし。
  ただ、家にいる限りは食うに困ることはありません。

そしてこれを恋愛感情で並べ替えると
誰もむくわれない図式が浮かんできます。
女優とその愛人の作家の関係については
愛人にとっての女優がパトロンのようなものなのです。
作家は地主の娘に手を出しますが捨ててしまいます。

☆ 女優
   ↓
☆ その愛人の作家
   ↑
◎ 地主の娘ニーナ(ただし一文なし)
   ↑
☆ 女優の息子で作家志望
   ↑
★ 女中の娘マーシャ
   ↑
★ 教師

さらにこんなのもひっそりとあります。

★ 医者
  ↑
★ 女中(マーシャの母)

帝政ロシアの時代です。
いまほど世の中が複雑じゃなくてみなさん暇らしく
たっぷり時間をかけて思い悩んでいます。
ホント、恋愛って暇じゃないとできないのかも。
見るからに鬱陶しい恋愛図ですね。

さて、西尾まりちゃんが演じているのはマーシャです。
マーシャが愛している作家志望の息子は
そも女中の娘なんぞに目もくれませんから、ハナっから見込みはありません。
そこで、マーシャは自分の感情を葬り去るために
好きでもない教師と結婚してしまいます。
もともと好きでもないわけですから、結婚しても好きになるわけでなく、
なかなかイラついた結婚生活を送っているところに
いまでも愛している作家志望の息子がですね
売れっ子の作家になって目の前にいるという状況になってしまいます。
私はこのときのセリフが意気軒昂で大好きです。
「心に恋が芽を出したら、摘んで捨てるまでのことよ。」
かっこいいですね。

この戯曲から20年余りで
ロシアは社会主義とプロレタリアート独裁の憲法が公布されます。
戯曲を読むと、不労者階級の精神が弱くて不安定感を感じるのですが
革命が起きるときって、梢が腐った木のように
社会全体がなっているのかもしれませんね。

ああ、そうそう、それでですよ。
残り少なくなってしまいましたが
今月28日まで東京でやっています。その後は大阪です。
おもしろそうですよ(なかやま)

http://www.siscompany.com/kamome/

Tagged: ,   |  コメントを書く ページトップへ

武田義史のカンヌの誘惑-②

第2話「若者にやさしいカンヌ ~ 費用と旅行手配の話」

前回のコラムで「若いうちにカンヌに行こう!」と書きましたが、
現実は簡単ではないですよね。
ヤングカンヌ代表や会社の視察団に選ばれることがベストですが、
皆がそういかない訳ですし。
”中古車1台買える”と言われる費用や遠い異国の地方都市で開催される
イベントの旅行手配を考えると躊躇してしまうものです。

では実際はどうなのでしょうか?

□ツアーに参加する
手配の手間と安心感を考えれば、
ケイライントラベルさんや近畿日本ツーリストさんの主催するツアーに
参加するのが確実だと思います。
(私も1回目はケイライントラベルさんにお世話になりました。)
主なメリットとしては、「入場登録を代行してくれる」
「飛行機の乗り継ぎやニース空港からカンヌ市内までの移動がスムーズ」
「ホテルが会場に近い3つ星から4つ星クラス」
「何度もカンヌに来ている添乗員数名が現地でアテンド」
ということでストレス少なく、フェスティバルに集中できるところにあります。
初めてのカンヌの場合は、心おきなくカンヌを堪能できることは大切ですよね。

肝心の費用ですが、今年の某ツアーの全日フルデイパス付で大人が約90 万円、
ヤング(28歳以下)は入場料が半額なので推定70万円強。
少々値は張りますが、その半分近くが入場料と考えれば、妥当ではないでしょうか。
とはいえ、会社勤めの身として若者でなくとも、この金額は辛いです。

□自力で手配する
ツアーに頼らないとなると、英語サイトで「入場登録」し、
激混みかつハイシーズン料金の中からベストを探す「ホテル予約」、
どの都市を経由してニース空港にたどり着くのか悩ましい「飛行機予約」と
旅計画好きにとっては楽しいプロセスですが、
そうでない人には結構な手間が待っています。
(ホテルと旅行会社に手配してもらうという手もありますが、、、)

・入場登録 会場への入場期間、アワードセレモニーへの参加、
      オープニング/クロージングパーティへの参加などを条件に
      いくつかのパッケージになっています。
      現地の会場でも登録できますが、英語が得意でない方は
      カンヌライオンズサイトからオンラインで予約することを
      おススメします。
      顔写真の画像もアップロードしておけば会場での手続きも、
      よりスムーズです。
      肝心なのは、どのパッケージで申し込むのか?ですが、
      カンヌライオンズのサイト、
      The Festival→Delegate package から入ると
      以下の料金表が現れます。

 

仮にレートを1ユーロ=133円で2013年料金を換算すると、
FULL: 7日間通しパス。2,550ユーロ(税込3049.8ユーロ)≒40.3万円
4DAY: 日曜日から水曜日までのパス。2,200ユーロ(税込2631.2ユーロ)≒34.8万円
3DAY: 日曜日から火曜日までのパス。1,950ユーロ(税込2332.2ユーロ)≒30.8万円

以下は28歳未満(フェスティバル開催時点で)を対象としたヤング料金は
FULL: 7日間通しパス。1,295ユーロ(税込1548.82ユーロ)≒20.5万円
4DAY: 日曜日から水曜日までのパス。725ユーロ(税込867.1ユーロ)≒11.5万円

      決め手となるのは最終日のFilm/Titaniumなどの目玉部門の
      アワードセレモニーやその後のクロージングパーティに
      参加したいかどうかではないでしょうか。

      ヤング料金の4DAYの場合であっても、
      Promo/Direct/PR/Media/Mobile/Cyber/Design/Pressの
      アワードセレモニーとヤング限定オープンニングパーティに参加できて
      11万円強と大人料金と比較してかなりおトクなことが分かります。
      作品観賞重視のキャンペーン系、
      デジタル系のクリエーターやプランナー志向の若者であれば、
      この選択はアリですね。若さが羨ましい。。。

・ホテル予約 “エクスペディア”“Booking.com”といった
       海外旅行予約サイトを活用する他に
        カンヌライオンズのサイトからも紹介してもらえます。
        いずれにせよ、初めての カンヌの場合に優先すべきは
        “会場との距離”ではないでしょうか。
        徒歩で10分以内、立地としてはカンヌ駅と
       クロワセット通りの間のエリアが理想です。
        この辺りの3つ星、2つ星ホテルを探したいところですが、
       今年は1.5カ月前で既に満室だらけ。
       なんとか見つけたところは、カンヌ駅の目の前、
       会場まで5分もかからずの便利な立地の3つ星で
       1泊230ユーロ。もう少し早く予約していたら
       1泊150ユーロ前後の三つ星、100ユーロ前後の二つ星が
       取れたのかもしれません。

        3、4名のグループであれば、スタジオやアパートメントを
        シェアする方法があります。
        私が探していたときも
        会場から近い良さそうな物件が残っていました。
        1名1泊100ユーロ前後で宿泊できるみたいです。
        旅慣れた人にはカンヌ市内ではなく、
        電車で10分ほどの隣町アンティーブに宿泊するという手もあります。
        アンティーブは海沿いにピカソが一時期住んでいた城がある、
        城壁に囲まれた海沿いの旧市街です。華やかなカンヌに対し、
        アンティーブは素朴な雰囲気で落ち着けるみたいですよ。
        カンヌのへの移動は路線バスか電車となりますが、
        電車はたまにストで止まる時があるのと、
        夜遅くまで飲んでいると
        タクシーで宿に戻らなれければならないことを補足しておきます。

・飛行機予約  カンヌの最寄り空港はニース・コートダジュール空港です。
        日本からの直行便はないので
        ヨーロッパ主要都市の空港から乗り継ぎとなります。
        目安としてサーチャージ込で往復13、4万円前後だと
        おトクな方だと思われます。
        航空会社はそれぞれのお好みや貯めているマイルの問題が
        あることからココがおススメと言い難いのですが、
        私のカンヌ仲間はエールフランス、KLM、アリタリア、
        スイスエアー、ルフトハンザ、エミレーツ、
        JAL等を利用したそうです。
        私自身、今年は各航空会社サイトでシミュレーションした挙句、
        エールフランスを利用しました。
        「エアバスA380が就航している」
        「追加料金70ユーロで非常口前座席の予約可能」
        「予約サイトが使いやすい」が主な理由です。
        特に足を伸ばせる席を確実に予約できるのは嬉しかったのですが、
        結果として行きは別な心配事が発生したため、
        ヒヤヒヤして落ち着かなかったです。(詳細は次回以降に)
        エールフランスを予約する際はニース便への乗り継ぎが
        オルリー空港のケースがあるので要注意です。
        大荷物を持って電車もしくはバスで移動するのは
        できれば避けたいですよね。
        フランクフルト経由の場合も税関申告が厳しいと聞いていますので、
        事前に調べた方が良いと思います。

・その他    ニース空港とカンヌ市内を往復するエアポートバスですが、
        こちらサイトから時刻の確認と予約可能です。
        http://www.niceairportxpress.com/
        カンヌ市内までは20ユーロ。事前予約なしでも、
        空いていればバス乗車時にその場の現金払いで乗れます。

 
(2013カンヌのイメージビデオ ↑ )

最後のまとめとして、
28歳以下の若者が自費でカンヌに行く場合の費用を低く見積もると

・入場料:4DAY Young Lions 867.1ユーロ 11.5万円 ※2013年料金
・宿泊費:2つ星ホテルもしくはアパートシェアで5泊 500ユーロ  6.6万円
・飛行機:航空会社こだわらず。最低価格より少し高め 15万円 
・ニース空港往復:エアポートバス 40ユーロ 0.5万円
合計で33.6万円。

実際は宿泊費と飛行機代を少し高く見込んでも
40万弱とちょっとした海外旅行に行くくらいの費用と
言えるのではないでしょうか。

今回は費用の話が中心となり、少々生々しくなってしまいましたが、
1番伝えたかったのは海外旅行1回分の自己投資で、
人生を変える刺激や出会いを手に入れられるということです。
若者だけの特権ですので、ぜひ活用して参加してください!

Tagged: , ,   |  2 Comments ページトップへ