秋田勇人のスパイクス見聞録④ ~ごはんのはなし~

秋田勇人のスパイクス見聞録④~ごはんのはなし~

まずは、こちらをご覧ください。

Sing Tel というシンガポールの通信会社が実施した、
Hawkers Heroesというキャンペーン。
スパイクスでも、ブランデッドコンテンツ部門でシルバーを獲得していました。

シンガポール国民が大好きな屋台(ホーカー)から人気店3つを厳選して、
ヨーロッパの超人気シェフである
ゴードンラムゼイと料理対決をする企画です。

投票や試食イベントなど、
観た人が参加できる仕組みをうまく作ってあるのもポイントですが、
通信会社が食というテーマを通じて
コミュニケーションしているのが面白いです。
食って、意外と普遍的に、
人の関心を惹きつけられるテーマですもんね。

…と、それらしい話から入ってみたのですが、
今回はスパイクスの合間にオススメな
シンガポールグルメを紹介するだけの、ゆる~い回です。
来年以降にスパイクスに行く方は、参考にしてみてください。

1.海南鶏飯
チキンライスですね。どこのフードコートにも入っていますが、
やはり有名店は美味しいです。

本当は上記のHawkers Heroesにも出ていた天天(Tian Tian)という
お店に行ってみたかったのですが、あいにく定休日。
文東記という、こちらも有名なお店に行ってみました。

柔らかな鶏の蒸し加減と、出汁の効いたライスが最高です。
支店がいくつかあって、
タクシーで10分も飛ばせば会場から行けるのでオススメ。

2.肉骨茶(バクテー)
現地で先輩に聞くまで知らなかった、
シンガポールのソウルフード肉骨茶。
豚のスペアリブを漢方やニンニクと一緒に煮込んだスープが主体で、
こいつをご飯にかけたり、揚げパンに浸しながらいただきます。

写真は、松發肉骨茶というお店の肉骨茶。
なんとも滋味深いスープにご飯が止まりません。
店員さんがヤカンからスープをどんどん継ぎ足してくれるシステムなので、
安心してゴクゴクいけます。
こちらは会場からタクシー5分くらいほど。

3.ドリアン
これもシンガポール国民の大好物。
匂いがすごいイメージが先行してますが、
実際すごいんですよ、匂い。

ニンニクを生で食べているような香りでした。
僕はけっこう好きでモリモリ食べられたのですが、
苦手な人は1口でギブアップでしょう。
ドリアンマーケットは会場からは遠いので、
諸々終わった夜にどうぞ。

グルメブログみたいになってしまいましたが、
食事も広告祭の楽しみの一つ。
いつもとは違う人と食卓を囲んでみてはいかがでしょう。
(つづく)

Tagged: , ,   |  コメントを書く ページトップへ

秋田勇人のスパイクス見聞録 ③~僕のスパイクスとラジオCMのはなし~

僕は今回のスパイクスにラジオCMを出品していました。
僕としては初めて海外賞に出品できたCMなので、愛着たっぷり。
沢山の人に協力してもらって、
海を渡ることができた、かわいいラジオCM。
なんとか賞にひっかからないかなぁと、
やきもきしながらシンガポールへ向かいました。

で、賞の発表といえば、
最終日にドーンと行われるイメージがありますが、
まずは1次選考の結果としてショートリストが発表されます。
ここで入っていなかったら、受賞の可能性はゼロ。
というか、受賞に2歩も3歩も及ばなかったことが分かります。

今回、ラジオのショートリストは
初日の11時に発表されることになっていました。
11時ピッタリにスマホでスパイクスのHPにアクセス。
何度もリロードを繰り返し、
ついにショートリストの一覧が表示されました。

………ない。
3回くらい見直しましたが、やっぱり残っていません。
こうしてスパイクス開始から3時間もたたないうちに、
あっけなく受賞の夢は潰えたのでした。

たっぷりと凹み、悔しがり、
12時間後にはドリアンをヤケ食いしたりするのですが、
会場でボンヤリしていてもしょうがありません。
ショートリストに残った作品を、備え付けのPCで聞きこんで、
自分なりに傾向を探っていました。

①音モノ強し
海外賞で音モノは強いです。
ごちゃごちゃ言わなくても伝わりますもんね。
スパイクスでもSEモノやクラシックの演奏をイジるものが入賞していました。

②ベタ強し
ラジオのショートリストを聞いていて、
「あれ、この手法、広告の年鑑で見たなぁ…」
というものもありました。
もちろん誰も聞いたことのないような
新しいアイディア・手法が望ましいのですが、
海外賞っていう「一発かぎり」の場では、
わかりやすいベタさが強いのかなと思いました。
(パクリは絶対ダメですけどね!)

③キャンペーン強し
これは近年の傾向だと思いますが、
ラジオだけのCMではなく、
大きなキャンペーンの一環としての
ラジオCMが多く入賞していました。

特にキャンペーンものを仕切るのがなかなか難しい若手にとって、
①②を踏まえた王道モノのラジオCMを作るのが、
海外賞をとる手っ取り早い方法でしょう。
言うは易し、なんですけどね。

次こそは、壇上に登りたい。
そう強く思いました。

Tagged: ,   |  コメントを書く ページトップへ