西尾まりちゃんはなぜ健全な市民でいられるのか(収録記2012.1.21−4)

西尾まりちゃんは本人も覚えていないくらい小さい頃から
子役をやっている。
デビューは「草燃える」という大河ドラマで、当時5歳だった。

私が初めて会ったときはすでに女子大生で
子役だったことなど何も知らなかった。
私はラジオの仕事をしているので、ナレーターとして知り合ったわけだが
読むのがうまいというよりは、あっという間に原稿の世界をつくりだすのが
異常にうまい女の子だった。
偽善というものが嫌いな私にとって得難い人材だったし
密かに天才でもあると思う。

それから西尾まりという人に興味を持ち
「パパはニュースキャスター」の再放送を見てみたら
現在のまりちゃんそっくりな丸顔の子供がテレビの中にいた。
(かなりうぎゃ〜だった)

それにしても、まりちゃんはどうも芸能界の匂いがしない。
子役から所属している世界の匂いが希薄だ。
だからまりちゃんには本当のことが言える。
友人というものが数少ない私にとって貴重な友人のひとりでもある。

いま、まりちゃんは映画「ワッゲンオッゲン」の撮影で
家族から離れて長男と一緒に天草市牛深の一軒家に暮らしている。
まだ1歳にもならない次男は東京に置いてきているし
だいたいがまりちゃんのところはご両親もお姉ちゃんもみんな近くに住んでいて
大家族のようなものだから
いま知らない土地で子供とふたり暮らしているのはさぞ寂しかろうし
たいへんだと思うけれど(牛深のみなさん、声かけたってください)
それでも、地域の活性化なんて話をきくと
本気ではまって頑張ってしまうところが西尾まりなのだ。
疲れた日もあるだろうに、天草と映画のPRのために
せっせと写真とメールを毎日送ってくるのだ、まりちゃんは。

期せずして今回のTokyo Copywriters’ Street は
ジョギングをはじめた女性が我が家の灯りを目指して走るというような話で
なんだかいまのまりちゃんの状況に妙に合っているところが何ともいえない。

ところで、上の写真は1月21日の収録日の後片付けの様子で
この後、飲みに行きましたです、はい。
牛深にまりちゃんが出発する1週間くらい前でした。
そのときに収録した「夜の道を」は
2月19日の日曜日、夜中に近い時間に掲載いたします(なかやま)


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