長野里美から「ひと言」

最近、ナカヤマさんの仕事場ですれ違うナレーターの人々は
みんな若くて、
HPをのぞいても、私よりずーっと年下の人たちばかりが
笑っていたりして、
あら、私は写真を撮ってもらってないわ、なんて思ったけど、
撮られてなくてよかった気持ちもあったりして、
何が言いたいかというと、
つまり、私とナカヤマさんは、もうずっと前からの知り合いで、
こんなに年数がたっている人は
ほかにあまりいないのではなかろうか、と
いうことなのです。

(写真を撮り忘れるのです。すみません。
 で、今回は上の写真を無断借用しています。なかやま)

とはいえ、異常な演劇ファンのナカヤマさんは、
実は大の(今はなき)「夢の遊眠社」ファンで、
当時の「第三舞台」はそれほどお好きじゃなかったのでは、と
思う。
だから、(なのか、個人的な問題か)
その頃はあまり仕事に呼ばれなかったけれど、
なぜか最近は私のナレーションを面白がってくれて、
「第三舞台」の解散公演には駆けつけてくれた。
嬉しかった。

それから、13年前、
予定日を過ぎてもお腹の子がなかなか出てこないのに
業を煮やし、ナカヤマさん含め数人で
飲んで騒いだりしてたら(もちろん私は飲んでないけど)、
翌日産気づいた、なんていう思い出もある。

「遊眠社」出身のうちの旦那は、今でもナカヤマさんを
「さっちゃん」なんて呼ぶけど、
私にとってはいつも不思議な「ナカヤマさん」だ。

オノヨーコみたいに、後ろで髪をひとつに束ねて
たばこをくゆらしながら、
いつも面白そうな話を、
いかにも面白そうにしゃべっている。

たぶん、好きなものや人や舞台の話なんかさせると
一晩中テンションがつきないのだろうけど、
昨年公演を見に来てくれた時には
真っ先に酔って、ただ気持ちよさそうにしていた。
(後で聞くところによると、ただのべろべろだったらしい)

不思議な人だ。
でも魅力的。

そんなナカヤマさんの気に入るナレーションが
できるといいなあと思いつつ、
いつも自分の読みたいように読んでしまって、
そして
「ああ、そこが好き!」と
ナカヤマさんの方が積極的にいいところを見つけてくれる、
そんな、ちょっと情けない関係に甘えている。

甘えがいのある人です。

今年もよろしくお願いします。
また飲みに行きましょう。

最後に、3月に公演あります(下をご覧ください)
こちらもよろしくお願いします。

長野里美 http://www.yougooffice.com/artist/profile/index.php?pid=5
 


「公の園」http://ooyakenosono.com/
作:上杉祥三 演出:野崎美子
2013年3月3日(日)~3月10日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト


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