秋田勇人のスパイクス見聞録 ② ~時代っぽさだけが、答えじゃない~

閉会から1ヶ月以上が過ぎたスパイクス。
今回は会場で話題になっていた作品をいくつかご紹介します。
沢山の部門で賞を獲っていたり、
セミナーで事例として紹介されていたりと、
耳にすることの多かった作品を
僕の主観で選んでみました。

まずはご存知、DUMB WAYS TO DIE。

カンヌでも大きな話題を呼びましたが、
スパイクスでも圧巻の7冠。もはや説明は不要ですね。

PRでグランプリを獲ったDRIVING DOGS。
動物保護団体とMINIがクライアントです。

放っておくと殺されてしまう犬たちに、
自動車の運転を覚えさせ、運転の様子を動画にして世界に発信しました。
犬が運転するというアイディアはもとより、
MINIと組むことで、きちんとマネタイズできている点も
素晴らしいと思いました。

フィルムクラフトでゴールドだった香港7-11 のミニチュア家電シリーズ。
香港のセブンイレブンで「懐かしい家電のミニチュア」を
プレゼントするキャンペーンのCMです。

ミニチュアの家電を改造して、使ってしまう話ですね。
ちょっとしたおまけキャンペーンですが、
クラフト力で最大限に可愛く見せている点が、
セミナーで話題になっていました。

そして最後は日本から、“LIBERATION WRAPPER”。
こちらはメディア部門でゴールドだったのですが、
授賞式の会場で最もウケていた作品だったので
こちらで紹介します。

女性がハンバーガーを大口開けて食べられるように、
包み紙におしとやかな口を描いた作品。
くすっと笑えるジョークグッズですが、
エントリービデオでは
「おちょぼ口という日本女性の美のシンボルを守るんだ!」
とか壮大なことをいっていて、会場大ウケでした。

普通にグランプリを獲ったモノを並べると、
他にも2部門でグランプリの“TXTBKS”や、
アウトドアグランプリの“Bridge of Life”などの
Social Goodなキャンペーンも入ってくるのですが、あえて外しました。
というのも“今の時代っぽい”キャンペーンばかりが
話題になっていたと誤解されたくないから。
その切り口のブログは他にも沢山ありますしね。

なんだかんだいって、
授賞式で笑いや拍手をかっさらっていたのは、
おもしろ系の作品でした。
日本の、特にバカバカしい方向のCMは、会場で圧倒的な人気でした。
普段いわゆる“4マス”の仕事が多い自分への鼓舞の意味も込めて、
「新しいだけが答えじゃない。どんな仕事も海外賞と地続きの地平にある。」
と僕は再確認しました。(つづく)


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