齋藤陽介から「ひと言」

齋藤陽介です。
今回『オレンジ』と『秋田美人』を読ませていただきました。
このTOKYO COPYWRITERS’ STREETも含め、
中山さんからいただくナレーションのお仕事はいつも、長めの文章で、
わりと自由に読ませてもらえるので、やっていてとても楽しいです。
高揚感すらあります。
なんなんでしょうこれは。

『オレンジ』の中に、
結婚の約束をしていた女の子と破局して
ウイスキーを飲みまくるという描写がありますが、
僕も似たような経験をしたことがあったので、
とても読みやすかったです。
あの時の僕は本当に腑抜けでした。
でも、そんな腑抜けタイムも受け入れてくれる曖昧な時間
「夕方」ってすごく大切だなあ、と思いながら読みました。

『秋田美人』は魚釣りの話で、
釣りなんて一度もやったことのない僕にとっては未知の世界でした。
でも、なかなか手に入らないものを手に入れたいと思う気持ちはよく分かります。
文章の中に「恋の駆け引きみたいだ」という表現もありますし。
結局、何かに恋しながら人間は生きているんだなとしみじみ思うのでした。

さてそんな僕ですが、近々舞台の本番です。
7月8日(火)から15日(火)まで、少年社中の『ネバーランド』という舞台に出演します。
4年前に上演されて好評だったため、時を経て再演されるようです。
僕は今回初参加で、インディアンの役をいただいております。
場所は青山円形劇場。
もうなくなることが決まってしまっている劇場なので、
この機会にぜひご観劇にいらしてみてはいかがでしょうか?

ご興味ございましたら、
http://www.shachu.com/nl2014/sp/ から詳細をどうぞ!

ではでは、また。
齋藤陽介


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