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中山佐知子 2012年11月25日

僕はあなたを愛していると言った

        ストーリー 中山佐知子
           出演 大川泰樹

僕はあなたを愛していると言った。
あなたは僕を愛していないと言った。
次に僕はあなたをいつでも殺すことができると言った。
あなたも僕を殺せると言った。

こうして僕たちは
お互いのスイッチを持っていることを知ったのだった。

もともと生物兵器として開発された僕たちは
命令に違反したときや任務から離脱したときのために
自滅プログラムがDNAに組み込まれている。
そのプログラムはスイッチで作動する。
自分のスイッチは誰かのカラダに埋め込まれており
僕たちはキラーを命じられたとき
はじめてそれを使って相手を消去することになっていた。

しかしもう、どこからもそんな命令が届くことはない。
僕たちがかつて存在した記録さえ抹消されて以来、
僕たちは生物兵器ではなく、生物として静かに生きていた。
僕は僕のスイッチを持つ人にいつか会いたいと願いながら。
あなたはあなたのスイッチを持つ存在を憎みながら。

そして結局、僕たちの間には何も起こらなかった。
あなたは自分の荷物を僕の家に運び、僕たちは一緒に暮らすことになった。
あなたは自分のスイッチを持っている僕に
たとえ恐れを抱いたとしても受入れるしかなかったし
それは僕にとっても同じことだったが
どんな理由であれ注意深く相手を尊重しながらの暮らしは
不思議なほどおだやかで理想的といえた。

僕はときどきおいしいピザを焼く。
あなたは上手に本棚を整理して
床に散らばる僕の本を片付けてくれる。
朝、僕が自分の紅茶を淹れるとき
あなたのコーヒーメーカーのボタンを押すのは何でもないことだった。
そしてあなたは儀式のように僕にもコーヒーをすすめ
僕は礼儀正しくそれをことわる。

あの日以来、
僕たちはお互いのスイッチを作動させない配慮をしながら暮らしている。
泣いたり怒ったりして感情を高ぶらせることもなくなったし
強い意思を持つこともやめてしまった。
僕たちの心はいま静かに乾いており
僕があなたを愛していると言った
記念日というより墓標のようなあの日は
花で飾られることもワインの祝杯を浴びることもない。

出演者情報:大川泰樹 http://yasuki.seesaa.net/ 

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西島知宏 2012年11月23日

「9枚と1枚の写真」

        ストーリー 西島知宏
           出演 清水理沙

12月24日クリスマスイブ、私のハタチの誕生日は残業で終わった。

なんで誕生日に残業しないといけないんですかぁ」

  SE:ピロリロリン(携帯のメール着信音)

誰?」
LINEで画像が届いていた。

な、何これ・・」

10年前病気で他界した母のヒツギに入れた、
母が写った10枚の写真の1枚目だった。
写真嫌いだった母の、珍しく笑った写真。

どうして?」
使い捨てカメラで撮った写真。ネガもデータもなかったのに・・
プロフィールを確認した。私と同じ名前「優子」と書いてあった。

私?
 
   SE 携帯操作音
「どうしてこれを持ってるんですか?」
メッセージを送ることにした。

  SE:ピロリロリン(携帯のメール着信音)

届いたのは私が「内緒だよ」と言わんばかりに
カメラに向かって鼻に人差し指を添えてる写真だった。
棺に入れた10枚の大好きな写真の2枚目だった。

何これ・・。写真を持ってるか内緒、そういう意味?

  SE メールの操作音
「あなたは一体誰?」
送信…

返信はなかった。時計の針は24時を回り、翌日になっていた。

× × ×
その不思議な誕生日以降何度も、
写真の差出人にメッセージを送ったが、返事は来なかった。
不可解だとは思いながらも、
私は次第に仕事の忙しさに紛らわされ、
「妹のイタズラだろう」くらいに、その日を忘れるようになっていた。
次の誕生日を迎えるまでは・・。

× × ×

翌年の誕生日、高校の同級生と居酒屋で飲んでいる時だった。
  SE:ピロリロリン(携帯のメール着信音)
まただ
母のヒツギに入れた大好きな10枚の中の3枚目、
1歳の誕生日に
私がバースデーケーキのろうそくを吹き消しているものだった。」

友達と別れて妹に電話した。妹のイタズラかどうか確かめたかった。

 SE:プルルルル「留守番電話サービスに接続致します」

妹じゃないのだろうか。

  SE メール操作確認音とともに):
「あなたは一体誰?」
送信・・

返信はなかった。時計の針は、また24時を回っていた。

× × ×

つぎの誕生日も、そのつぎの誕生日も、
毎年1枚づつ、母の棺に入れた大好きな10枚の写真が
重ねた順番に届くようになった。
私は、1年に1枚のその写真を楽しみにするようになっていた。
イタズラかもしれない。だけど・・。
毎年誕生日にくる一枚の、メッセージのない写真。
その素っ気なさがシャイだった母の行動にも思えた。

× × ×
29回目の夏、母が他界した年に付き合い始めた彼氏が去っていった。
涙で目の前が見えなかった。
母の変わりに私のそばにいてくれた彼。
かけがえのない存在がまた、私の前から消えた。
気がついたら私は、
毎年誕生日に、順番に送られて来た9枚の大好きな写真を眺めていた。
そして・・誕生日じゃない、帰ってこないのはわかってるけれど、
辛くて、あの差出人にメッセージを送った。

「ママ、死にたいよ、ママの所に行っていい?」

  SE:ピロリロリン(携帯のメール着信音)

10枚目に重ねた写真だった。
最後の写真。それは大好きな写真じゃなく、大っ嫌いな写真だった。

裏山の用水路で遊んでいた私を母が叱りつけている写真。
父が隠し撮りしたものだった。
大っ嫌いで持っていたくなかったから、最後に入れた写真だった。

SE:ピロリロリン(携帯のメール着信音)
SE:ピロリロリン(携帯のメール着信音)
SE:ピロリロリン(携帯のメール着信音)
SE:ピロリロリン(携帯のメール着信音)

何枚も、何枚も、同じ写真が届いた。
何枚も、何枚も、何枚も、私が怒られていた。

わかったよ、死んじゃだめなんでしょ、わかったよママ。」

9年前届いた一枚の写真。
それは、この日が来る事を知っていた母の、
計画の始まりだったのかも知れない。

出演者情報:清水理沙 アクセント所属:http://aksent.co.jp/blog/

 

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岩田純平 2012年11月11日

「ミキサー車、きゃりーぱみゅぱみゅ、ハンバーグ」

        ストーリー 岩田純平
           出演 内田慈

うちの一歳半の息子は
きゃりーぱみゅぱみゅが好きで、
ビデオを見ながら
マネして踊ろうとします。
でも動きが息子には複雑すぎて
まったく何もできず、
結局、自分ができる唯一の技である
「いーとーまきまき」の動きでごまかしていて
超かわいいです。

うちの一歳半の息子は
クルマが好きで、
初めての言葉も「ブーブ!」でした。
というか、いまだに「ブーブ!」しか喋れません。

はじめての寝言も「ブーブ!」でした。
あまりにはっきりとした寝言だったので、
起きているのかと思いました。
それくらい「ブーブ!」は自信を持って喋ります。

「ママ」も言いますが、
指しているものは私より、ごはんの時が多いです。
ただ単に「ママ」と「まんま」が混ざっているのか、
「ママ」といえば私が機嫌よくご飯をあげるからなのか、
その真意はわかりません。
息子はまだ「ブーブ!」しか喋れないので。

「じいじ」も言いますが、
これはうんちを指して言うことが多く、
うちの子はいまのところ「じいじ」を
うんちの意味だと理解しているようです。

そんな「ブーブ!」好きの息子ですが、
基本的にクルマがついていれば何でも「ブーブ!」です。
ベビーカーも自転車も、台車もぜんぶ「ブーブ!」。
この前は掃除機を見て「ブーブ!」と言ってました。
身長80センチの目線だと、
掃除機も立派な「ブーブ!」なのだと思いました。

一番好きなのはミキサー車で、
ミキサー車を見るとあまりの興奮に
「ブーブ!」という言葉も忘れてしまい、
「あはははは!」とものすごい勢いで笑います。
もう大爆笑に近い笑い方です。

私の住んでいる東京の東の方は、
朝、けっこうな数のミキサー車が通るので、
息子は保育園に行く道すがら、
4~5回大爆笑します。
周りの人は驚いてこっちを見ます。
そして、大笑いしている息子を見て
ちょっと笑います。

今日はそんな息子の一歳六カ月の記念日です。
昨日夫に
「明日何の日か覚えてるよね」と聞きましたが、
さっぱり答えられず、
ちょっと腹が立ちました。
腹が立ったので答えは教えませんでした。

今日は息子の大好きなハンバーグです。
きっと息子は食べ過ぎることでしょう。
そして明日の朝、
ハンバーグみたいな立派な
「じいじ」をすることと思います。

出演者情報:内田慈 03-5827-0632 吉住モータース

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赤松隆一郎 2012年11月4日

「オナラ記念日」

       ストーリー 赤松隆一郎
          出演 粕谷吉洋

「あ、今日、オナラ記念日だ」
リビングで新聞を読んでいた彼女が言った。
「オナラ記念日? そんなのあるの?」
驚いた僕が新聞を覗き込もうとすると
「記事に書いてあるわけじゃないわよ。
 新聞の日付を見て思い出しただけ。
 11月 11日はオナラ記念日なのよ。私の中では。」
「君の中では。 なんで?」
「あなたが、私の隣で寝てて、初めてオナラをした日なの」
「・・・・そうなの?」
「知ってた?」
日曜なので、すっぴんの彼女が僕を見た。
もちろん僕は知らなかった。
「それほど記念になることでもない気がするけど」
「そうでもないわよ」
彼女が話し始めた。
「誰かの隣で眠るのって、最初は緊張するものじゃない?
 私もなかなか寝付けなかったんだけど、
 あなたは私以上だなあと思ってたの。
 ずっと寝返り打ったり、目をぎゅーっと閉じてはいるんだけど
 ああ、この人全然寝れてないなあ、って思ってたの」
確かに。それは本当だった。
彼女は続ける。
 「そして、いつかあなたゆっくり眠れる時が来たらいいなあ、と思いながら
  1年が過ぎた、ある日のことです。」
急に物語調になってきた彼女の話に、吹き出しながら、
僕は続きを待った。

「ついにあなたが、熟睡したわけ。
 その日、特に何か疲れることがあったわけでも
 したわけでもないのに、ものすごく深くあなたが眠ったのよ」
「なぜ眠れたのかな?」
僕の質問に彼女は答えた。
「それは私にもわからないわ。本当にわからないの。
とにかくあなたはとてもよく眠ってた。
 ああ、この人、やっと眠ったんだなって思った。それでね…」
そこまで話して、何かを思い出したように、
彼女は笑った。 僕は聞いた。
 「それで?」
 「よく眠ってるから、逆にちょっと心配になったわけ。
  で、あなたの鼻の先をつついてみようと指をのばしたら、
  あなたがぷうーってオナラをした」
 「そうなんだ。それは失礼しました」
 「どういたしまして」
彼女がお辞儀をした。
 「全然覚えてないや」
 「覚えてる方がおかしいのよ。
  だってあなたはとてもよく眠ってたから」
僕は彼女に質問した。
 「ってことは、その日を境に、
  僕はよく眠り始めたってことかな?君の隣で」
 「そういうことになるわね」
彼女は答えた。そして言った。
 「ちなみに、あなたが寝ている時の顔、
  イルカに似てるの知ってた?」
 「知らなかったなあ。自分の寝顔は見た事ないもの。」
僕は答えた。
あくびをしながら、彼女が言った。
 「イルカってどんなオナラするのかなあ?」
今日は11月11日。日曜日。
オナラ記念日だ。            

出演者情報:粕谷吉洋 02-3460-5858 ダックスープ所属

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中山佐知子 2012年10月28日

           ストーリー 中山佐知子
              出演 西尾まり

だいたいあんたは何をするにも愚図でのろまだから
いつもお姉ちゃんが怒られるのよ。
たまに早く支度したと思ったら
空が青いぞ〜なんてスキップしてるその足元が長靴で
お姉ちゃんはまたあんたの手を引っ張って連れて帰って
運動靴に履きかえさせて
どうして長靴なのよって怒ったら
買ってもらってから雨が降らないんで
いっぺん履きたかったなんて
もう涙声になってるし。

男の子なんだから泣くんじゃないわよっていうと
どうして男の子は泣いちゃいけないのって
実にまっとうな質問なんかしないでよね。
お姉ちゃんは世間一般に通っていることを言ってるだけなんだし
あんたみたいに世間の外でのほほんとしていられるほど
ノーテンキじゃないんだから。

そういえばあの日もそうだった。
天気予報で昼から雨だというんで私は傘を持ったけど
ふと見るとあんたは持ってない。
あちゃー、このバカモノ。
もう学校が近かったから引き返すこともできなくて
私はあんたに自分の傘を渡したんだ。

雨は5時間めくらいからポツポツ降り出して
そのうち先生の声が聞こえないくらい雷が鳴ってどしゃぶりになった。
みんな授業が終わったらきゃあきゃあ大騒ぎしながら
怖いのか楽しいのかどっちなのよって感じで帰っていったけど
私は傘がないから教室で雨がやむのを待ってたんだわ。

あんたの学年は授業が終わるの早いし
とっくに帰ったと思ってぜんぜん気にしてなかったから
窓からあんたが見えたときはびっくりしたわよ。
水のたまった運動場で傘さしてボーッと突っ立ってるし
くるぶしあたりまで水につかってるし
ズボンもだいぶ濡れてるし
も〜お。バカバカバカって思って
飛び出して駈けだして
歩いていた先生にぶつかったけどすみませんも言わずに
廊下をバタバタ走って
上履きのままザブザブ運動場に出たら
あんたはお姉ちゃーんってうれしそうに私を呼びながら
傘をさした手を高く上げたでしょ、
このどうしようもないアホタレのすっとこどっこいが。

その瞬間、
白い光とバリバリと木が裂けるような音を私は見たわよ。

それから先のことはあんまり覚えていない。
先生に抱えられて、お母さんが来るのを待っている間に
救急車のサイレンを聴いたけど
あんたが助かるわけじゃないことはもうわかっていたしね。
だって見たんだから。あたし見たんだから。
うるさいわね、音だって見えるのよ、ああいうときは。

その晩、私はわんわん泣きながら
お母さんに私のせいだと言ったら
お母さんは、そうじゃないと私の頭をなでてくれた。

あんたのことで怒られなかったのは
はじめてだった。

ところで、あんたはいまどんなとこにいるのよ。
あんたはうすのろだけど
あの雷のなかで傘のない私を待っててくれたやさしい子だから
きっと頭に輪っかをのっけた人や背中に羽根を生やした人と一緒だと思うけど
まわりに迷惑かけないようにしっかりしなさいよ。
お姉ちゃんはもう一緒にいられないんだからね。

出演者情報:西尾まり 30-5423-5904 シスカンパニー

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宗形英作 2012年10月21日

あなたは、グラウンドに向かいますか。

           ストーリー 宗形英作
              出演 大川泰樹

だれもいない観客席。グラウンドの半分を覆う影。
校名も得点も表示されていないスコアボード。
その時計が、7時半を指している。
いまはまだシャッターの開かない、始発電車を待つ駅のような静かな面持ち。

グラウンドの影が小さくなる頃に、
秋の高校野球県大会の決勝戦が始まる。
管理人は通路の扉を開き、
毎朝そうしているように鍵の束を揺らしながら、
ゆっくりとマウンドに歩み寄っていく。

そのマウンドに今日上るエースは、
歯を磨きながら肩の重さを感じ、
そのエースのボールを受けるキャッチャーは、
風呂場でしこを踏んでいた。

そのふたりを率いるチームの監督は、
いつもの願掛けで梅干を二つ食べ、
その梅干を売ったスーパーマーケットの会長は、
応援団を募る電話をかけていた。

その応援団の団長は、擦り切れた団旗を広げて風に当て、
その風に髪をなびかせた遊撃手の彼女は、
神社に参って柏手を打っていた。

その神社の裏手にあるラブホテルで理科の先生と歴史の先生は、
選手の将来性を語り、
その先生が担任の3年2組の生徒たちは、
グラウンド行きのバスが待つ駅に向かっていた。

その駅の売店で決勝戦の取材に行く若い記者は、
アンパンと牛乳を買い、
その記者の書いた記事に傷ついた県知事は、
高校野球の見所をテレビで見ていた。

そのテレビに出ていたキャスターは、
チームの大先輩として激励の言葉を述べ、
その激励の言葉にマネージャーの女子生徒は、
控えのピッチャーの背中を思い出していた。

その控えの背中は、寝たきりおばばのために
野球中継するラジオ局にチャンネルを合わせ、
そのラジオ局の番組を聴いている手は、
決勝戦の主審を務める夫のために大きなおにぎりを握っていた。

そのおにぎりよりもっと大きなおにぎりは、
四番バッターの手の中にすっぽりと収まり、
その手の大きさに魅かれたプロ球団のスカウトは、
新幹線で大きなあくびをしていた。

その新幹線の高架下で壁投げをしている小学生は、
その高校で野球をやることを目指し、
その高校を卒業した女優は、
ちょっとエッチなポーズで人気を博していた。

そのちょっとエッチなポーズは、
応援のポーズの手本としてチアガールが取り入れ、
そのチアガールたちは、
グラウンドのそばの公園で最後の練習をしていた。

その練習は、朝の散歩やジョギングをする人たちの足を止め、
足を止めた人たちは、
そのグラウンドで決勝大会があることを知らなかった。

陽はゆっくりと動き、
グラウンドの影から鮮やかな芝の緑が浮かび上がり、
大きなグラウンドが深呼吸を始めたかのように色を帯びていく。
グラウンドは、いつも人を待っている。
その日のために披露されるものを祝福するかのように
最良の状態で待っている。

管理人は、鍵の束から一つずつ丁寧にグランドに通じる扉を開けていく。
あちらこちらから、若きも老いも、男も女も、見る者も見られる者も、
泣いたり笑ったりするために、
大きな声で叫んだり静かに祈ったりするために、
褒めたり貶したりするために、戦うために讃えるために、
グラウンドに集まってくる。
グラウンドは、ばらばらのまま、ひとつのこころになる。

出演者情報:大川泰樹 http://yasuki.seesaa.net/ 


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