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磯島拓矢 10年8月15日



金魚

ストーリー 磯島拓矢
出演 大川泰樹

サラリーマンとは何かと言われたら、毎朝同じ電車に乗る人、と答えたい。
別に自虐的になっているわけではない。
本当に、そういうものだと思うのだ。

彼女の存在に気付いたのは、汗ばみ始めた5月の終わりだ。
いつもの電車に乗った瞬間、真っ白な二の腕が目に飛び込んできた。
ショートカットで細面。なのに、意外なほどたくましい二の腕。
「恐るべき 君らの乳房 夏来る」
そんな句を詠んだのは誰だったろうか。

笑いたければ、笑って欲しい。
45歳2人の子持ちの私にだって、二の腕を愛でる権利はある。

サラリーマンを、毎朝同じ電車に乗る人と定義するならば、
彼女も明らかにサラリーマンだった。
真っ白な二の腕は、毎朝規則正しく輝き続けた。
私は視界の隅で確認し、あとは新聞に没頭した。
45歳2人の子持ちに、その白さはまぶしすぎた。

転機は2週間前の夜だった。
帰宅のラッシュにもまれる私の横で、白い二の腕が光った。
あ、と思った。夜に合うのは初めてだ。
彼女の腕の先には、1匹の金魚が入ったビニール袋が握られていた。
あまりに意外だったため、私はつい、しげしげと見つめてしまった。
金魚も私を見つめている。
その時、彼女の声を初めて聞いた。
「会社近くの縁日で、金魚すくいがあって」
顔を上げる。目があった。
「水、かからないよう気をつけます」
私はうなずいた。
微笑んだつもりだが、たぶんうまくいかなかっただろう。

次の日の朝、いつもの電車に乗ると、白い二の腕が光っていた。
目があった。
彼女は軽く頭を下げる。私も下げる。
いい子だな、と思った。
私に挨拶など、する必要はないのに。

その日以来、私と彼女は目が合えば頭を下げた。
合わなければ何もない。

サラリーマンとは何かと言われたら、毎朝同じ電車に乗る人のことである。
そしてそれを楽しめる人が、サラリーマンに向いているのだろう。
私は、サラリーマンに向いていた。
それほど、誇れることではないかもしれないが。

私は今日も同じ電車に乗る。彼女も乗っている。
彼女の声を、再び聞く日はあるのだろうか。
聞きたいと願うのであれば、
たぶん私が声をかけるのだろう。
そういうものだろう。

私は思う。
彼女がコットンのカーディガンを羽織る季節がきたら、
真っ白な二の腕が隠れる季節がきたら、
言える気がする。
たぶん言える。

目があって、頭を下げた後、私はゆっくりと口を開く。
「金魚は、元気ですか」
45歳2人の子持ちにも、そんな妄想をする権利はある。

出演者情報:大川泰樹 http://yasuki.seesaa.net/  03-3478-3780 MMP

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安藤隆 2010年8月8日



はじめの二人

ストーリー 安藤 隆
出演 森田成一

ママは毎日、僕を見て嘆くのだ。
「お前のその忌まわしい色は、治らないのかねえ」と。
魚である僕らは、首をのばして自分の体を見ることができない。
だから自分ではわからないけど、ママに言わせれば、
僕だけがとつぜん変な色で生まれたらしい。
仲間たちはこの池の環境と同じ色をしている。つまり泥水の灰色をしている。
それは調和のとれた上品な色で、
雄が、そこだけ白い雄大な腹を、泥の中で見せびらかすさまは、
とてもセクシーなのよ、とママは急に小声になる。
それなのにあんたの色ときたら! ママの遺伝と思われたらどうするの。
「だから外にはぜったい出ないで!」最後はいつもそれだった。
でも僕は言いつけを破って、こっそり外出していた。
仲間は僕を見ると避けた。あわれんだり、気味悪がったりした。
僕はほんとにひどいルックスらしい。

ある日、いつもより遠出をしたとき、
僕ははじめて、自分がどんな色をしているか知った。
泥水の暗がりから、とつぜん、金色に輝く仲間が現れた。
この色だ! とピンときた。
しかし、問題がふたつあった。ひとつはその色が、意外にきれいだったこと。
もうひとつは、その仲間というのが雌だったことだ。
僕らはこわごわ、お互いを眺めた。相手も、僕と同じことを考えているのがわかった。
「名前をきいてもいい?」
「ホンホンよ」
「赤い、という意味だね。僕はジンジン」
「金色という意味ね」
「君は、自分の体の色のことを、いろいろ言われた?」
「あなたも?」
お互い、話はそれで十分だった。僕には彼女の全部がわかったし、
彼女も僕の全部がわかっただろう。
 僕とホンホンはうれしくて毎日会うようになった。
交わす話も知らず知らず大胆になっていった。
「ホンホン、大きな声じゃ言えないけど、
どう見ても君の方が、仲間の娘よりきれいに思えるんだ」
そして僕は言った。
「ねえ、僕らは、僕らみたいな子供をいっぱい作るべきだと思わないか」
「いま何て言ったの?」
「僕らはこの村を出て、僕らたちの最初の二人として生きるべきだと、言った」
 その言葉は、思いがけず、すぐに実現されることになった。

僕らはたぶん少しはしゃぎすぎたのだろう。
金色に輝くカップルはとにかく目立つ。
ある日、村の長老から、醜いのがダブルでいるのは見るに耐えぬ、という理由で、
二人とも池の向こう側へ追放に処す、と告げられた。
長老の後ろからママが「だから外へ出るなと言ったでしょ!」と叫んだ。

僕は池の反対側へ泳ぎはじめた。反対側には人間が住んでいる。危険な場所だ。
「ホンホン、僕らはもともとこの村を出ようと言ったじゃないか。
 これで良かったんだ」
ホンホンの小さな泣き声がきこえた。
体型的に手では引っ張れないから、僕は先にたって泳ぐしかない。
後ろも振り向けないから、ホンホンがすぐあとについているかどうかわからない。
でもかすかに水を切る音が、後ろから聞こえる。彼女はいる…。
「やっぱり僕らは、僕らみたいな金色の子供を、いっぱい作ろうよ!」僕は言う。
ホンホンの返事はまだ聞こえないけど。

出演者情報:森田成一 03-3479-1791 青二プロダクション

*ライブのHPにも記事があります:http://www.01-radio.com/guild/2010/08/754
*たくさんのアクセスをありがとうございます。
 森田成一くん、応援twitter:http://twitter.com/edokko_dey

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一倉宏 2010年8月1日


Photo by (c)Tomo.Yun


金魚怪談

ストーリー 一倉宏
出演 すまけい

真夏の夜には、こんな話がふさわしいだろうか。
狐狸が簡単に人をだませたような、それほど昔の話ではない。

祭り囃子のにぎわいのなか、ひとりの若者が歩いていた。
白がすりの浴衣の似合う、色白で細身の美男子だった。
その若者は、ふと気が向いて、金魚すくいの人垣をのぞいた。

「あー、惜しい」
「あれ、ねえ、あれ取って」
そんな家族づれのあいだに入って、金魚をすくう。
いちばん大きくて立派な、袴を腰高にはいたような、赤い金魚に
狙いをつけると、あっという間にすくいあげてしまった。
客たちが目を見張り、驚きの声をあげた。
その一匹だけを受け取って、若者は満足そうに立ち去った。

「ちょっと、すみません。うちの坊ちゃんが・・・」
人混みをかきわけ、追いかけてきた男が若者にいった。
「坊ちゃんが、その金魚をどうしても欲しいと」
お礼のお金はいくらでも出すと、その男は何度も頭をさげた。
若者はちょっと考えてから、あっさりこう答えた。
これは差し上げる。お礼はいらない。
自分も、つい気まぐれで手に入れたものだから。
こどものわがままを、お金で解決するのも感心しない、と。

やがて、祭り囃子も止んで、人々は家路につきはじめた。
さきほどの男が、ふたたび若者を見つけ出し、呼び止めた。
大変なご好意に感謝したい。一席もうけたのでおつきあい
いただけないかと、ご家族からの、たってのお願いである。
最初は断ったが、「とりわけ、一部始終を見ていた坊ちゃんの
おねえさまから、直接お礼が申し上げたい」とのことづてに、
若者の心が、すこし動いた。

川音の聞こえる座敷には、娘がひとりで待っていた。
素晴らしい料理と酒が運ばれ、美しい娘が酌をした。
ふたりきりだった。夢のようだった。
娘は頬を染めて、「恩人」とも「運命」ともいった。

それにしても… ふしぎな話じゃないか。
見たこともない豪勢な料理ばかりなのだが、お造りとか、
魚料理がひとつもないのもなんだか変だと、首をひねった。

若者が用を足して廊下に戻ると、障子に娘の影が映っていた。
それは。腰高に、揺れる袴は…

「き、金魚姫!?」

そう、金魚姫だった。
年に一度、お祭りの金魚すくいで、人間の世界をのぞきにくる。
めったにすくわれるへまはしないが、もしもすくわれれば、
その人間と結婚する運命となる。金魚の国で。

若者は逃げた。必死で逃げた。
屋敷のまわりは、ぐるりと川がかこみ、飛び込むしかなかった。
クロールで泳ぎ切ろうとする若者を、紙を貼った巨大な輪が、
いくつも追いかけてきては、すくいあげようとした。

やっとのことで逃げ切って、そのまま気を失った若者は…
全身ずぶ濡れで、夜明けの街に投げ出されていた。

それでもあなたは、金魚すくいで、
あの、いちばん立派な、赤い金魚を狙いますか?

出演者情報:すまけい 03-3352-1616 J.CLIP所属

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中山佐知子 2010年7月25日



夜鴉

ストーリー 中山佐知子
出演 大川泰樹

夜鴉はゴイサギだということを僕は図鑑で知った。
祖母のいる田舎の家で蛍を追っていると
暗闇の向こうで奇妙な声が聞こえることがあった。
祖母はそれを夜鴉という鳥だと僕に教え
僕はその不吉な名前におびえた。

夜鴉はゴイサギだ。
知ってしまえば怖がる理由もないと父は言って
僕に鳥の図鑑をくれた。

僕はその年の夏休みのほとんどを祖母の家で暮らしていた。
父は仕事で忙しかったし
母はなめらかな皮膚と黒い髪を持っていたけれど
この星の人ではなく
あきらかに去年より凶暴だった。

小学校の学年が上がるに連れて母は僕を攻撃するようになっていた。
学校で国語や理科の時間を終えて
放課後に鉄棒を3回ほどまわって家に帰ると
水を一杯飲まないうちに母の手が僕をつかんだ。
頭を撫でるかわりに髪をひっぱり
抱き寄せるかわりに突き飛ばし、平手で打った。
理不尽な言葉を吐き出しては投げつけてきた。

僕は母に打たれる原因がどうしてもわからなかった。
どんな僕になったら母の攻撃が止むのかがわからなかった。
母の暴力は日課になり、僕を痛めつけた。
母は僕の敵だった。
敵だと思うことで、僕は自分を強くしていられた。

それでももしかしたら、と僕は考えたことがある。
母の生まれた星ではこうして子供をかわいがるのかもしれない。
それから、あわててそんな考えをやめた。
敵の事情を知ることは自分を弱くすることになる。
宇宙人の図鑑がどこにもなくてよかった。

僕が小学生だったその年の夏
さらさらと流れる川の音を伴奏に
朝は鳥が鳴き、昼間は虫の声が聞こえ
夜は蛍が飛ぶ単純な時間の区切りのなかで
僕は久しぶりに子供らしい日々を過ごしていた。
電話さえ滅多に鳴ることがなかった。

そこに父が来た。
父は、母が星に帰ることになったと僕に言った。
数日後、母が来た。
母は僕の知らない人たちと一緒に来て
僕を見るなり飛びかかろうとした。
それからむりやりクルマに乗せられて
おおんおおんという奇妙な鳴き声をあげながら去って行った。

その晩、僕が蛍を見に行くと田圃に夜鴉がいた。
図鑑によると夜鴉はゴイサギで、
ゴイサギは灰色の翼をたたんで田圃の杭に止まっていた。
近づいても逃げようとせず、片方の目で僕を長い間にらみ
それから、勝ち誇った声で一度だけ鳴くと
バサバサと大きな羽音を残して暗い空に飛んだ。

ゴイサギはやっぱり夜鴉だと僕は思った。
図鑑でどれだけ知識を得ても
どんな名前で呼んでも夜鴉はやっぱり夜鴉で
夜鴉の目は最後に母を見た僕の目に似ている気がした。

出演者情報:大川泰樹 http://yasuki.seesaa.net/  03-3478-3780 MMP

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神谷幸之助 2010年7月18日

hotaru.jpg

ぶ~ん

ストーリー 神谷幸之助
出演  坂東工

あー、ハエがうざい。

ここ、ニュージーランドでは
毎日、大量のハエとの闘いだ。
こっちのジョークに
「口を開けてるとハエが入るから、食事中は口を閉じなさい」
なんてのがあるくらい。

だからといっても
きょうは異常に多すぎる。
これも温暖化のせいなのかなあ。

ハエで思い出したけれど
きのう見た
「ヒカリキノコバエ」の赤ちゃん、きれいだったなあ。
ヒカリキノコバエの幼虫は真っ暗な洞窟の天井に住んでいる。

そして、カラダから粘液を出すんだ。
粘液は長いものでは30cm以上も、たらーりと下にたらす。
その粘液が暗闇で、ポアアって青白く光る。
それは洞窟の中に銀河ができたような、幻想的な宇宙。
この粘液の正体は、
日本の蛍の発光成分とおなじ。
日本人は、ヒカリキノコバエを通称「土ホタル」って呼ぶ。

だけどその美しい光は、おそろしい罠なんだ。

光にうっとりした虫をおびき寄せ、粘液でとらえ
身動きできなくして、ポリポリ食べるんだ。
成虫になるまで半年から一年もかかる。
そして、

成虫には、なんと「口」がない。

口そのものを持っていない。

ひたすら交尾をし、産卵を終え、
エネルギーを使い果たし、数日間の短い一生を終える。
ただ生まれて子孫を残すだけのシンプルな生きもの・・・。

あー、しかしこのハエの多さは気が狂いそうだ。
うわーって叫びたいけれど声が、・・出ない。

声が・・・出ない?
NA:
「ここからふたつのエンディングをお楽しみください。
 まず、エンディング/タイプAをどうぞ」

声が出ない?

そうか出せないはずだ。
このたくさんのハエは、
ぼくという「死体」に、たかっていたんだ。
ぼくはいつどうやって死んだんだろう。
ま、いまさらどうでもいいか。

そんなことより
あー、ハエがむかつく。
ぼくを食べるな。

NA:
「次のエンディング/タイプBをお楽しみください。」

声が出ない?

声がでなくてあたりまえ。
だって
ぼくはヒカリキノコバエの成虫。
もともと「口」というものがないんだ。
だいじょうぶ。
口がないから、人にはかみつけない。

そんなことより
交尾して一生を楽しまなくちゃ。

それ、交尾、交尾♪

出演者情報:坂東工 http://blog.livedoor.jp/bandomusha/

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動画制作:庄司輝秋


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小野田隆雄 2010年7月11日

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ホタルブクロ

 
ストーリー 小野田隆雄
出演  久世星佳

 「いらっしゃいませ。
 まあまあ、みなさん、
 ずいぶんお濡れになって。
 まだ、梅雨明(つゆあ)けにならないのかしら。
 はいはい、とりあえずのビールですね」

三軒茶屋にある「小町(こまち)」という名前の
小さなスナックのママが、
ゆっくりビールを注(つ)いでくれた。

それは七月上旬の夕暮で、
私たち仕事仲間が、おけいこの帰りに
いつものように顔を出した。
「小町」は古くからあるお店で
ママも、かなりの年齢である。
和服姿がよく似合う。
カウンターには季節ごとの
野に咲く花がいけてある。
その日は、竹の花瓶(かびん)に
ほそ長い釣鐘(つりがね)の形をした
うすむらさきの花が
ひっそりと、咲いていた。

「この花の名前は、
ホタルブクロといいます。
この釣鐘型(つりがねがた)の花の中に、
ホタルを入れましてね、
薄紙で蓋をして、
昔、子供たちが遊びました。
それで、ホタルブクロなんです。
私は、多摩川の上流にある
五日市(いつかいち)という町で、
少女の頃まで育ちました。
あの頃、昭和十年代の初め頃は、
まだまだ、自然がいっぱい
残っていました。私の家の近所に
私をかわいがってくれる
お姉さんがおりました。
いまで言えば、中学校の三年生、
くらいだったのだと思います。背の高い
美しいひとでした。
そのひとが、私を、ホタル狩りに
連れていってくれたのです」

そこまで話すと、ママは私たちのために、
ケンタッキーバーボンの、
ハイボールをつくってくれた。
それからレコードをかけた。
この店にCDはない。クラッシックな
ジャズが流れ始めた。
そして、ママもゆっくり話し始めた。

「暗い田んぼ道を、お姉さんと、
多摩川に注(そそ)ぐ小さな川の川岸(かわぎし)まで
ホタル狩りに行くのですが、
ときおり、大きな赤くひかるホタルが、
二匹、並んでひかっているのです。
これはね、カエルを追いかける
ヘビの眼なのです。
それがすーっと近づいてきたりして、
ほんとうにもう、びっくりします。
それから、捕ってきたホタルを
ホタルブクロの花に入れましてね。
ふたりで蚊帳を吊って、その中に入り、
電燈も消して、息をひそめて、その花を
見つめるのです。すると、
ふたりの呼吸のように、ホタルブクロが、
ひかったり、消えたり、ひかったり、
消えたり。こわくなるほど、きれいでした。
それから、しばらく、遊んだあとに、
ふたりで庭に出ましてね、しっとりと
夜露に濡れた草の上に、ホタルを全部
逃がしてやるのです。その理由(わけ)を
お姉さんが話してくれました。
『ホタルはね、ときおり、
 死んでしまった恋人の魂になって
 生きている恋人の所に、
 飛んできてくれるんだって。
 だから、大切にしないとね』」

そこまで話すと、ママは自分用に
ハイボールをつくり、そのグラスを
「カンパイ」という感じに差し出し、
ホタルブクロの花に、ちょっと触れた。
それを見ていて、私は、ふと、思った。
あの後(あと)、お姉さんはどうしたのだろう、と。
なんとなく、ホタルの灯(ともしび)のような、
恋の匂いがしたように思った。

*出演者情報:久世星佳 03-5423-5904シスカンパニー 所属

shoji.jpg  
動画制作:庄司輝秋


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