直川隆久 2014年5月18日

毛のはえた鍵

     ストーリー 直川隆久
        出演 平間美貴

毛のはえた鍵を、拾った。
まさか、表参道で毛のはえた鍵を拾うとは思っていなかった。
拾いたいわけではなかったけど、
目があってしまったのだ。

手の中でそれはほのかなぬくみをもっていて
びち、びち、と動く。
気持ち悪いので捨てようとしたが、
鍵は、同じように毛のはえた錠前のところまで持っていけと、強く迫り、
ぎち、ぎち、と神経にさわる高い音をだす。
錠前?

道行く人にきいてみる。

「もしもし、毛の生えた錠前がどこにあるか知りませんか?」
「あなたのご質問はもっともです。
あなたはこう言いたいのでしょう――錠前はどこだ!」
「悪質な冗談はやめてください」

らちがあかないので、近くのカフェに入ってみる。
でも、毛のはえた鍵を持っている客なんて、ほかに誰もいない。
恥ずかしい。
いたたまれなくなって店を出る。

やっぱり鍵を捨てようと思って、
コンビニの前のゴミ箱に、そっと捨てようとしたら、
ランチパックと缶コーヒーを手にレジに並んでいる警官に
ぎろりと睨まれた。

この先ずっとこんなものを持って歩かないといけないのだろうか?
市役所に相談しようか。
おお、そうだ。

市役所のロビーで案内板を見ていると、中年女性に声をかけられた。
「あなた、その鍵にあう錠前さがしてるんでしょ?」
「え、はい」
「ここにあるよ」
中年女性が、ハンドバッグから毛のはえた錠前を取り出した。

鍵を、錠前にはめてみると、
あまり、きちんとはまらない。
鍵が、ぎち、ぎち、と不服そうな音をたてる。
中年女性は「ぜいたく言うんじゃない」と言いながら、
むりやりその鍵を錠前にねじ込み、わたしのほうを見てにこりと笑った。
「月水金しか持ち歩いていないからね。あんた、ついているよ」
「じゃあ、これ、お渡ししちゃっても大丈夫ですか」
「いいけど、ただというわけにはいかないねえ」
わたしは、なけなしの2万円をとられた。
しかし、この先、毛のはえた鍵を連れて生きていかなければならない
面倒さに比べれば、2万円なら安いものだ。

わたしは、せいせいして大通りに出、
喫茶店に入った。
カフェオレを注文して、汗もかいたのですこしメイクをなおそうと
トイレに向かう。
すると、ハンドバッグの中から、

ざりっ。ざりっ。

と、たくさんのねじをかきまわすような音がする。

不審に思ってバッグを開けると――
内側にびっしりと米粒ほどの大きさの毛のはえた鍵が
張り付いているのが見えた。
驚いて落としたバッグがタイルの床にぶつかると、
その鍵たちが一斉にぎちぎちぎちぎちと不平の声をあげはじめた。

出演者情報:平間美貴 03-5456-3388 ヘリンボーン所属

 

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直川隆久 2014年4月13日

「微笑みという武器」

      ストーリー 直川隆久
         出演 川俣しのぶ

あなたがもし怒りに身をまかせれば、
その怒りが真っ先に焼き尽すものは
あなた自身の心です。

本当の武器。
それは、微笑みです。

子供の頃から私は、一風変わった子供だったと思います。
両親とともに様々な国を転々とし様々な文化にふれるうち、
世界の原理を知りたい、という哲学的な欲求をもつようになりました。

大学を卒業するころ、
とあるメゾンのクリエイティブディレクターの誘いで、
ファッションモデルの仕事を始めました。

パリ、ミラノ、ニューヨーク、上海。
富と美とが流れ込む都市を転々としました。
狂騒の日々の中でいつ醒めるともしれない酔いを感じながら、
常に、ここにわたしの居場所はないと感じていました。

そんなときに、ダミアンに出会ったのです。
彼はモデルでしたが、魂はアーティストのそれでした。
過分に美しい肉体という檻に、捕われた魂。
彼は、私の鏡像でした。
私たちは、出会うべくして出会ったのだと思います。

私たちは、都会の喧噪と虚飾を捨て、
プロヴァンスへと移り住みました。
幸い、父が残してくれたワイナリーと
3,000ヘクタールほどの農地がありました。
そこを、完全な放牧と無農薬栽培を営む農園へと
転換することにしたのです。

道のりは平坦ではありませんでした。
農薬を使わなければ虫が殖える。
隣接した農地から苦情は絶え間なくやってきます。
ストレスで眠れなかった日は一日や二日ではありません。

わたしは、この世界から愛されていないのではないか?
子供の頃から抱えて来た思いが、
またもや私の心を侵そうとしていました。

でも、わたしはある日、気づいたのです。
わたしがまず世界を愛そう。
世界を変えるのではない。自分が変わるのだ。
批判ではなく、理解。
対立ではなく、受容。

わたしは、微笑むことにしました。いつも、どんなときでも。
すべてのパーティで、ビジネスの場で、自分に課しました。

すると、私のもとに、友人たちからの助けの手が集まってきました。

友人のグレゴリーが、私の手記をまとめた本を出版してくれました。
後にそれは映画化され、私の農園を世界にしらしめてくれました。

そして、友人のステファンが
無償でワインラベルのデザインをしてくれました。
新作をつくればクリスティーズで
100万ドル以下の価格は付かないステファンがです。

私たちの農園はプロヴァンスの陽光と、
あたたかな友情によって育てられています。

皆さんに言いたいのは、
この世界に、微笑みを投げかけてください、ということです。
貧困、飢餓、虐殺…この世界の不条理に、
怒りではなく微笑みを。

さあ、笑ってみて。
ほら、あなた。
最前列の…そう、あなた。
笑ってみて。

…素敵。
本当に素敵です。

ありがとう。
フランスに戻っても、この難民キャンプの皆さんの微笑み、
忘れる事はないでしょう。
わたしの言葉が、皆さんの人生を少しでも変えられたら、
これにまさる喜びは…

痛い。

誰ですか。
石を投げるのは。

いた。

やめ、やめて、おやめなさい。
どうして。
どうしてこんなことを、
す….するの。

痛い。
やめて。
痛い。

いたた。
いたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた。(微笑みながら)

出演者情報:川俣しのぶ 03-3359-2561 オフィスPSC所属

  

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直川隆久 2014年3月16日

すみれ、散る

         ストーリー 直川隆久
            出演 遠藤守哉

ときどき行く商店街のうどん屋の主人が、
新しいメニューを試食に来てくれ、とメールをよこしてきた。
ちょうど昼時でもあったので、散歩がてら行ってみることにする。

店に入ると、「ああ、ようお越し」と朗らかな顔で主人が出迎えた。
年齢は50そこそこ。婿養子で、
先代からつづくこのうどん屋を夫婦で切り盛りしている。
先代は80を超えた爺さんで、店にはでず競馬中継を見て過ごす毎日だ。

席に通され、しばし待つ。
昼時だが、ほかに客はない。
「どうぞ」とだされた丼に、予想もしなかった色彩がのっているので、
一瞬ぎくりとする。紫色の花弁が山盛り。
「すみれうどん、て言いまして」と主人が胸を張る。
ほう、なぜまたこんな、その…斬新なメニューを、と水を向けると、
堰を切ったように喋り出す。

「わたしらうどん屋も、新しいことにチャレンジせなあかん思いましてね。
チャレンジせな、生き残れませんがな。
もっとね、若い女性に食べてもらわなならん。
ほんでね、わたし、考えたんです。うどん屋に欠けてるもんは何か。
それはね、はなやぎですわ。はなやぎ」と主人がぐっと顔をこちらへ近づけた。
右のおでこのホクロの毛が見える。

主人は“宝塚”好きということもあり、
女性に間違いなくアピールするマテリアルとして
「すみれ」の発想を得たのだと言う。
すみれの花は実際に吸い物の具にしたりもするらしいので、
あながちでたらめということでもないらしい。

食べてみると、見た目を重視したせいか花を湯通ししていないので、
少々えぐみがある。が、しかし、これはだめだ、というほどでもない。
むしろ野趣があるとも言える。
こういう変わりメニューは、味よりも話の種になるかどうかが大事だ。
存外、いけるかもしれない。

いや、これはなかなかだ、
もしテレビに取り上げられたら若い女性が行列をつくるかもしれませんな、
と述べると主人はほくほくと笑い
「まあまあ、やっとくなはれ」とビールとコップをだしてきた。
ありがたくいただく。
「もしテレビに」以下はあくまで一般論であるので、
でまかせの世辞を言ったつもりはない。

正直に言うと、私は少しく驚いていた。
この国を覆う焦燥感に、である。
巷の讃岐うどん屋のように手打ちにこだわるでもなく、
どちらかといえばふにゃふにゃで主張のないうどんを、
殊更に問題意識なく何十年来売り続けて来た男にまでそういう気を起こさせる、
この国の「なんとなくこのままではいけない感じ」に。
コップのビールがいつもより苦く感じたのは…
舌に残ったすみれのアクのせいだろうか。

一週間ほど仕事でばたばたしたあと、外出時にうどん屋の前を通りがかった。
中をのぞくと、客は誰もいない。
店内の椅子にこしかけ、ぼんやりとテレビを見ていた主人がこちらに気づき、
さえない表情で会釈をした。
店に入り、どうです、新しいうどんの評判は、と訊くと、
主人はかぶりを振って「やめですわ」と答えた。
やめた?なぜ?
「おやっさんがやめえ、言うんです。ええ年してはしゃぐな、て」
店の奥から競馬放送の音が聞こえて来る。
もったいないですな。客には出したのですか。
「ええ、だしました。二人ほど」
どうでした、評判は。
「ええ、まあ…悪なかった、思いますで」と主人が目をそらした。
「けど、おやっさんは…気にいらんかったみたいですな」
話はそれきりになった。わたしは、きつねうどんを注文した。
あいかわらず、腰のないうどんだった。

ひょっとして、先代の爺さんが止めたのは、
婿養子のアイディアが評判を呼ぶのを苦々しく思ったためなのか。
いや、本当に評判が悪かったからなのか。それは今では分からない。
なぜなら、それからほどなくうどん屋は店を閉め、
主人とその家族もこの町から姿を消したからである。
うどん屋は取り壊され、後にはチェーンのセルフうどんの店が建った。

出演者情報:遠藤守哉 青二プロダクション http://www.aoni.co.jp/

  

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直川隆久 2013年11月3日

レインボーマン

          ストーリー 直川隆久
             出演 高田聖子

バイト先の居酒屋が閉店することになり、
従業員同士でお別れ会が開かれることになった。
チェーンのほかの店舗に移るメンバーもいたが、
だいたいの人間は明日からまたバイト先探しを始めなければならない。
そんなどんよりした会が一時間ほど進んだ頃だ。
最後の責任を果たすつもりか、チーフのカミヨシが
「よし、こうなったら、みんなで一発芸でしょ」と
余計な音頭をとった。

半沢直樹ネタとあまちゃんネタで
たいがいのメンバーがお茶をにごしたあと、
順番がタシロに回って来た。
タシロ。
バイト仲間でもいちばん、「体が動かない」と評判のタシロ。
しまった、タシロがいること忘れて出し物披露なんて始めてしまった、
と周囲に罪悪感をいだかせるほどのタシロ。
ホールを2時間でクビになり、
その後半年はひたすら皿を洗っていたタシロ。

会場の舞台にひきずりだされたタシロは、
聞きとりにくい声で、

手品をします。

と言った。

《え?あいつ、手品って言った?》
《タシロが?》

無言の声が一斉に上がる。

そんな周囲の不安をよそに、タシロが右の手のひらを前につきだし、
次にそれをぐっとにぎりしめた。
そして、ぱっとひらくと…
手のひらの上に、緑や赤の光が見える。
…虹?

え?なに?
なにやってんの?
皆がざわつく。

いや、あの、手の上の虹、という手品でして。
とタシロが申し訳なさそうに言う。
ちょっとライトが強いと見にくいんですが。

きょとんとした周囲の反応も意に介さずという感じで、
タシロは席にもどった。
さっきのざわめきはたぶん、
タシロがバイトを始めてから周囲に起こした波風の中で
一番大きかったと思う。
だけど、体育会系のバイトメンバーが
自分のブリーフを引き裂くという芸をやりはじめた瞬間、
もう誰もタシロのしたことを覚えていなかった。

帰る人間がちらほら出ると、
歯抜けになった会場はいくつかのグループに集まっていった。
タシロは、一人ぽつんとアイスクリームか何かを食べている。
わたしは、思い切って近づいてみた。

あの、さっきの虹なんだけど。
と声をかけると、タシロは、あ?という顔でわたしを見る。
あれ、もいっぺん見せてくれない?

タシロは、特にもったいをつけるでもなく、
手のひらをにぎり、ひらいた。
確かに、手のひらの上に、小さい虹がかかっている。

これ、どうやってんの?
わかんない。
わかんない?
わかんないんだ。
わかんないことないでしょ、手品なんだったら。
いや、手品じゃないんだ。

タシロがいうのには、この虹は本物で、
小学校くらいから「でる」ようになったそうだ。
でも、どういう仕組みなのかは本人にもわからないらしい。
ただ、緊張するとでやすいらしい。汗が関係してるんだろうか。

なんで手品なんて嘘つくの。
いや、どうせ、信じてもらえないし。説明すんの面倒だし。
人に見せるの久しぶりなの?
うん。まあ、こういう日だから。
みんなにも見る権利あるかなって。

タシロとしては「見せてやった」という意識だったらしい。少し驚く。

ねえ、その虹、さわるとどうなんの?
触ってみたら、とタシロは言って、
もう一度手のひらを握って、開いた。
また、虹。
その上に手をおいてみた。
虹は消えた。
かわりに、タシロのじっとりした手の平の感触がぶつかってきた。
思わず手をひっこめてしまう。
ひっこめながら、やばい、と思った。
さすがに、ちょっと悪いことした気がして、
ごめん、と言いかけてタシロの方を見る。
わたしをじっと見て、タシロは一言言った。

なんでもないよ。別に。

タシロは、それ以上なにも言わず、
会費の2500円をテーブルに置くと、
立ち上がり、そのまま出て行った。
わたし以外、誰もタシロが出て行ったことに気づかなかった。

出演者情報:高田聖子 株式会社ヴィレッヂ所属 http://village-artist.jp/index.html

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直川隆久 2013年10月20日

なやむなまえ

     ストーリー 直川隆久
        出演 山田キヌヲ

わたしの名前、いろは、っていうんですよ。
彩(いろどり)っていう字に、葉っぱの葉って書いて「いろは」。
たいていは「あやは」って読まれるんで、
そのたびに「や、いろはっす」って訂正して生きてきたみたいな。

長女で、生まれたのが秋っていうことで、
ひらがなの最初の3文字を使った名前に、
そういう漢字をあてたんだ、って両親には言われたんですけどね。
ちなみに、弟の名前は「わをん(和音)」ていいます。
まあ、ここで終わりにしとこうと思ったんでしょうね。

こういう名前の私がいうのもなんなんですけど、
日本人て、名前にいろんな意味とか思いをちょっと、まー、込めすぎ?

子どもが生まれた、って話になると、まずは「なんて名前?」で、
その次は「意味は?」っていう話になるでしょ。

でも、思うんですけど、昔の人って、
名前にそんな深い意味込めてなかったんじゃない?
生まれた時の名前はとりあえずの名前で、
けっこう勝手に変えてたりしたんじゃないんですかね。
違いますかね。元服とかそういうことじゃないんですか?よく知らないけど。

名は体を表す、っていうこともないんじゃないのかと。
だって、ビートルズなんてほら、ジョン、ポール、ジョージ。
リンゴスターの本名はリチャードでしょ?超平凡じゃないですか。

ってまあ、こういうグチがでてしまうのもですね。
明日がタイムリミットだからなんですよね。
いや、だから自分の息子の。
名前の届けの。

いや、最初は、軽い感じだったんですよねー。

日本って、オリジナル信仰?が強すぎじゃない?
っていう話をダンナとしてて。
この世に一つしかない名前でなくちゃいけない、っていうふうに考えると、
だいたい、宇宙とか空とか陸とか海とか、
そういう壮大な方向性になっちゃうっていう、
それで結局みんなおんなじような名前になるっていう、
それは避けたいねえって、言ってたんですよ。
むしろ、一夫、みたいななんの主張もない名前のほうがクールじゃないの、的な。
でも、お腹も大きくなって、だんだん子どもがリアルになってくると、
そうあっさりともいかなくってきて。やっぱり、子どもが物心ついたとき、
この名前の出来不出来で、とうちゃんかあちゃんの愛情が評価されるのか、
とか考えるとねー。

くわえて、ダンナが姓名判断を気にしだしちゃったんで、
話がややこしくなったんですよ。
これは痛恨ですわ。ダンナの両親がねえ、
生まれてから分かったんだけど、こだわる人で…
そうと分かってりゃ、前もって色々調べたのに!って怒ったんですけど、
まあ、しかし、今ここで波風立てたくないし。

これは、って名前考えるでしょ。
で、ネットの姓名判断でチェックしてみるじゃないですか。
と、“天画はいいけど地画がダメ”とかになるんですよ。
だいたい、あっちがよくて、こっちがダメ。
どーも、うまくいかないんですよね。
だんだん、もう、こりゃだめだ、姓名判断なんて迷信なんだ!
っていうことになんとかしたくてですね、有名人の名前を入れて、
“ほら、こんな画数の悪い人でも成功してる!画数なんて関係ない!”
っていうことで自分達を納得させようとしたらですね、
ゴルフの石川遼君が…
とにかくあらゆる画数すべてが完璧だということを発見しちゃいまして。
ダンナはかなりショックみたいでしたね。
あ、やっぱり、意味あるんだって。

ひびきも良くて、個性的で、いい意味の漢字があてられて、
画数もよくて、舅、姑も気に入る…
なんて、そんな名前、俺たちに考えられるんだろうか、って
ダンナが自信なくしだしちゃって。
もー、どうしよう。
自分の両親、よくやったと思いますね。今となっては。
「いろは」うまいとこ見つけましたよ、ほんとに。

うーん。

…あ、泣き出しちゃった。
すいません、ちょっと、乳飲ませてきます。
ていうか、寝れないんですよ!授乳で!
決めろよ!ダンナ!
わたしに考えさせるなつーの!

もう、とりあえず“一郎”かなんかで、3年後にもういっぺん仕切り直しとか、
そういうのできないすかね!?

出演者情報:山田キヌヲ 03-5728-6966 株式会社ノックアウト所属

  

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直川隆久 2013年9月15日放送

ススキてすけと

         ストーリー 直川隆久
            出演 遠藤守哉

○もしもし。
■ばい。
○あ、ススキてすけと。
■あら、ズズギざん。
○しゅんこさん、とつせんてすけと。
■なあに。
○ほくたち、つきあって、とれくらいになるんてしょうね。
■どうじだの、あらだまっで。
○すっとかんかえてたんたけと、ほくたち、ふしきなカッフルてすよね。
■ぞうね。
○ほくわ、たくてんのないおとこ。
■わだじわ、だぐでんばがりのおんな。
○せいはんたいたけと…
■ぜいばんだいだげど、ぞごがびっだりなのがもじれない。
じばらぐまえにぞんなばなじをじだどごろよね。
○ても、しゅんこさん、ほくは…そろそろつきのステーシにいきたいんた。
■えっ。
○ほくはもっとあなたと…あなたとのキャッフをうめたいんた。
■ギャッブっで…どういうごどがじら。
○おなしものをたへてもほくはフリンといって、
■わだじわ、ブリンでいう。
○トイレットヘーハー。
■ドイレッドベーバー。
○ハイナッフル。
■バイナッブル。
○それたけならまたしも、
しゅんこさんか「うちのははわ」っていうと
ははなのかハハなのかとちらかかわからない。 
にほんこのおかあさんなのか、えいこのおとうさんなのか。
■「ババ」なのが「ばば」なのが、わだじもごんらんずるわ。
○ことはをかさねるたひに、ほくわ、ふたりのちかいにはかり、
こころかとらわれる。これか、キャッフてす。
■でも、ぢがいをみどめあい、ぞんぢょうじあのも、
ガッブルのありがだではないの?
○そんな…そんなきれいことはききたくないんた!
 ほくは…ほくは、いますく、しゅんこさんとひとつになりたいっ。
■でも…でんわで、どうやっで?
○こまかいことわこのさい、きにしないてくたさい。
■だめ。わだじ、まだ、ぶみだずゆうぎがない。
○しゅんこさん。こうかいはさせません。
■…ごんな、だぐでんだらげの…
にごっだでんどがいでだぐでんだらげのおんなでいいの?
○こけつにいらすんはこしをえす。
■…(やや間)…ごうがいじないのね…?
○…しゅんこさん!
■ズズギざん!
○しゅんこさーん!さーん!……(エコーの口マネ)
■ズズギざーん!ざーん!ざーん!…
(間)
○しゅんこざん!
■ずすきざん!
(二人ユニゾンで)
◎…あれ?

出演者情報:遠藤守哉 青二プロダクション http://www.aoni.co.jp/

  

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