佐藤延夫 17年1月1日放送
酉年の人 松本清張
毎日が当たり前のように過ぎていき、
時の流れに慣れ過ぎてしまう。
その淀んだ気持ちをまっさらにしてくれるのが、
お正月なのかもしれません。
ある小説家の言葉が、大切なことを教えてくれました。
人間には、先入観が
気づかぬうちに働きまして、
そんなことはわかりきったことだと
素通りすることがあります。
これが怖いのです。
この言葉を残した松本清張さんは、
1909年生まれ。酉年の人でした。
今年は、冷静に自分を見つめる1年にしよう。