茂木彩海 17年3月26日放送

170326-05

風の話 「多分、風。」

冬が終わり、耳元をあたたかい春風がかすめると、
なんだか懐かしいような、甘ったるい気分になる。

サカナクションの楽曲、「多分、風。」。

 畦 走らせたあの子は 多分 風
 焦らせたあの仕草は 多分 風

自転車であっさりすれ違った「あの子」と「自分」。
その瞬間に起きた「風」を
実はお互いを気にしている「空気」として描いている。

 風走らせたあの子にやや熱い視線
 焦らせたこの季節に 連れて行かれたら

風が起こるのは、そこに何かのエネルギーがあるから。
それが恋だとしても、おかしくないのかもしれない。

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