渋谷三紀 17年8月19日放送

170819-03
jotpeh
中上健次と珈琲

活字になったものは
ぜんぶ喫茶店で書いた、
と語るのは、作家の中上健次。

行きつけだった西新宿の喫茶店に入ると、
まずコーヒーを注文する。
一口飲み、原稿を書き進めるうち、
店の音楽も客の話し声も聞こえなくなってくる。
その時の自分の心持ちを、中上はこう言った。

 人はいるが、誰もいない。私一人だ。

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