2019 年 6 月 8 日 のアーカイブ

川野康之 19年6月8日放送



カッシーニ

今日6月8日は、ジョヴァンニ・カッシーニが生まれた日。
若い頃占星術に興味を持っていたカッシーニは、
後に天文学者になって、望遠鏡を手に土星の4つの衛星を発見した。
カッシーニの師匠の師匠はガリレオである。
ガリレオは初めて土星を望遠鏡で観察した先駆者であったが、
土星の環を見て「土星には耳がある」と言ったと伝えられている。

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川野康之 19年6月8日放送



カッシーニ

カッシーニが土星の4つの衛星を発見してから300年後に、
「カッシーニ」と命名された土星探査機が打ち上げられた。
7年の航海を経て、カッシーニは土星軌道に到達した。
軌道上から捉えた一枚の写真がある。
漆黒の宇宙に美しい天体が二つ並んで浮かんでいる。
土星の衛星、レアとテティスだ。
ジョヴァンニ・カッシーニが300年前に望遠鏡で見つけた衛星である。

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川野康之 19年6月8日放送



カッシーニ

探査機カッシーニは、13年間にわたって
土星を周回し、多くの発見をした。
中でも驚かせたのは、衛星タイタンの地表に湖や海があり、
雨まで降っているのを発見したことだ。
さらに衛星エンケラドスの表面からは
熱い水蒸気が吹き出しているのを発見した。
それらは土星の衛星に生命が存在する可能性を示唆するものだった。

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川野康之 19年6月8日放送



カッシーニ

探査機カッシーニの最後のミッションはグランドフィナーレと呼ばれた。
土星の大気圏に突入し、大気のデータを集めながら自ら燃え尽きるというものである。
生命が存在するかもしれないタイタンやエンケラドスに
地球の微生物をもたらすことを防ぐためであった。
2017年9月15日、カッシーニは土星の空で流星となって消えた。
最後に送ってきた写真には、
上空の環と柔らかな光につつまれた土星の表面が写っている。

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川野康之 19年6月8日放送



カッシーニ

ガリレオやカッシーニの時代から、多くの天文学者が望遠鏡を手に、
宇宙の星を見つめてきた。
一番近くにあるのは地球の衛星、月である。
月面の中で暗く見える平原を「海」と名付けたのは彼らだ。
北半球のやや左に広がるのが「雨の海」。
東の岸に小さな笑窪のようなクレーターがある。
「カッシーニ」と名付けられたクレーターだ。
満月の夜、望遠鏡を持って探してみませんか。
地球はあと10日で満月です。

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