古居利康 20年6月27日放送



書物奉行と書物同心

江戸城内にあった図書館、
紅葉山文庫。開設者、徳川家康。
5名前後の書物奉行と
20名ほどの書物同心が専任で勤務し、
11万を超える蔵書の管理にあたった。

書物の虫干し、保存状態の検査、
地震や大雨のあとの書庫内の点検などなど、
書物を守ることが何より大事なお役目だった。

書物奉行を拝命した人物が
就任にあたって提出した誓約書が残っている。
「虫に喰われぬよう、入念に手入れをすること。
無断で貸し出したり写したりせぬこと。」
将軍専用の図書館だけに責任も重かった。

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