2012 年 9 月 のアーカイブ

佐藤理人 12年9月22日放送


Kevin H.’s
ニューヨーク・デパートストーリーズ⑤
「ヘンリ・ベンデル」

デザイナーの卵は、
どこでヒヨコに孵るのだろう。

 世界一オシャレな人が集う場所

の異名をもつニューヨークのデパート
『ヘンリ・ベンデル』。

そこでは年2回、無名デザイナーのための
売り込みイベントが開催される。
バイヤーが気にいれば、
その場で発注が決まることもしばしばだ。

そもそも創業者ヘンリ・ベンデルは、
シャネルを初めてアメリカに紹介した人物。

オープンから100年以上経った今も、
彼の「センス」という技術は、
確かに受け継がれている。

topへ

佐藤理人 12年9月22日放送


vpickering
ニューヨーク・デパートストーリーズ⑥
「バーグドルフ・グッドマン」

ニューヨークの超高級デパート
『バーグドルフ・グッドマン』が有名なのは、
顧客リストの豪華さだけじゃない。

クリスマスシーズンのウィンドウディスプレイ。
ゴージャスで芸術的なだけでなく、
物語まで感じさせるその表現力に、
道行く人はみな足を止めずにいられない。

14年間デザインを担当するデビッド・ホイは言う。

 ショービジネスの華やかさと
 舞台芸術の美しさ、
 そして紙芝居の要素を込めるのさ。

彼の傑作が、
今年もニューヨークの冬を盛り上げる。

topへ

佐藤理人 12年9月22日放送



ニューヨーク・デパートストーリーズ⑦
「ロード・アンド・テイラー」

アメリカで最も古いデパートは、
初めて女性が社長になったデパートでもある。

ドロシー・シェイヴァーがニューヨークの老舗
『ロード・アンド・テイラー』の社長になったのは、
第二次大戦直後の1945年。

彼女はカジュアルでありながらエレガントな

 アメリカンルック

という流行を生み出した。

それは正にドロシーのような女性が、
社会に進出していくのにピッタリの服であった。

topへ

0歳1カ月の育児のはなし。

お酒はお好きですか?

私は大好きです。
大 好 き です!!!

ですが、妊娠中の飲酒は禁物。
すこしくらいならOKという
お医者さまもいらっしゃるようですが、
私は飲み出すと止まらないタイプです。
0か100!という飲み方しかできません。
ですので、当然ですが、完全禁酒をしました。
胸を張って言うことではありませんが。

会社の先輩で、やはりお酒大好きで
妊娠中ガマンにガマンを重ね、
産んだ数時間後に聖路加から銀座へ繰り出したという
傑女がおります。
是非とも見習いたい!と思っていましたが
私はベッドから立ち上がることもできませんでした。
無理。出産直後は、無理!!

というわけで産後の初!お酒!は
お七夜で一杯だけ。

その後、お酒入りの母乳は絞って捨てます。

母乳って、赤ちゃんに吸ってもらうのと
自分で絞るのとではやっぱり違うんですね。
前者はしあわせ~な気分になるんですが、
後者は、痛い。痛いんだよ。

というわけで、しばらくは禁酒が続いたのでした。

◇生後1ヶ月の体重:4400グラム

topへ

猫がご機嫌なとき

窓は開いているし
ご飯はさっき食べたばかりだし
そのナマリブシは節の真ん中あたりの
柔らかくてうまい部分だったし
暑くもないし、風も通っているし
昨日シャンプーされたときは思い切り怒ったけれど
いまはさらさらの毛で気持ちいいし
カーペットは掃除機かけて自分が持ち込んだ砂が
キレイになくなっているし…

どれどれ、ここはひとつ
ころんちょしてみようかな…

という気分のハエタロー(♀年齢不詳)

topへ

厚焼玉子 12年9月16日放送


なお
夢二の手紙 1 秋の気配
竹久夢二の手紙

 今日はぼんやりしたお月さま、
 ちょうどおまえのようだね。
 風がことこと障子をゆすると、
 人間はすべてさみしいものだと思う。

 いま日が暮れるところで
 紅い横雲が美しい。

大正10年の秋
夢二が留守をしている恋人に宛てて書いた手紙には
肌寒く、寂しい夜の景色が見える。

topへ

厚焼玉子 12年9月16日放送


jikatu
夢二の手紙2  宵待草

竹久夢二の手紙

 今夜は暗い星月夜です。
 ふっと、波の音が耳に響いてきたのです。
 今更、あなたの心をどうしようというのではないのです。
 今後、十年二十年、逢うことはあるまいけれど
 また、あなたも逢うことを欲しまいけれど
 私がひとりで松原を夢みるという事実を妨げることは
 誰も出来ないのだ。

この手紙の相手は
夢二が千葉の海岸で出会った人だった。
夢二は片思いのその人を「おしま」と呼んだ。
宵待草のモデルになった人だった。

夢二は結局この手紙を出すことがなかった。

topへ

厚焼玉子 12年9月16日放送



夢二の手紙3 女学生

竹久夢二の手紙

 こうして手紙のくる日まで待っている私かと思えば
 この日ごろの私があわれまれる。

 あなたもいとしい、かわいい。
 私もかなしい。

 なんというかなしい、寂しい恋であろう。
 思うまい思うまい
 ゆくすえのことは誰が知ろう。
 こうして待ってこがれている今日の日が事実ばかりで。
 きのうもあすも知らない。

 それにしてからが
 いまのいまのこの心の置きどころのわびしさ。
 心のひまのないこの頃のようでは、私は死ぬであろう。
 とりとめて、しっかりと、何も私は握っていない不安。

 やはり、ただひとりの思う人がなくては
 生きていられない私を思う。

それは大正三年ころだった。
夢二は自分のファンだった女学生と恋に落ちてしまった。
夢二には妻があり、女学生には許婚がいた。

手紙のやりとりさえ身も細る思いのふたりだった。

topへ

厚焼玉子 12年9月16日放送



夢二の手紙4

竹久夢二の手紙

 秀子へ
 こんなにまた、切ないやりとりをする自分を
 少しあわれに思う。
 秀子は、なんとも言って来ない。
 もしや、病気かしらともおもう。

 また今日も植木をいじろう。
 こんなときに、なんにも出来ない。

夢二の手紙は日記のようだ。
でも、この日記は返事を欲しがっている。

これが恋文というものかもしれない。

topへ

厚焼玉子 12年9月16日放送



夢二の手紙 5

竹久夢二の手紙

 嘆くようにぼそぼそ降ってきた雨が
 いまはもうこらえきれないで、
 大きな涙を流して泣き叫ぶように降ってきた。

 寂しい寂しい、心のやりばがない。

 じっとこらえていると涙がこぼれそうでならない。
 泣けばなぐさむ心なら、泣きたいと思えど
 ただもうもだもだと泣くに泣かれぬ。

 たったひとりの夜は更けてゆくけれど
 戸をたたくものは雨の音ばかり。

 なんにも聞かいでも、なんにも言わいでも
 ひと目顔が見たい、逢いたい。

いつの手紙かわからない。
誰に宛てたのかもわからない、竹久夢二の手紙。

思い通りにならない恋の相手は誰だったのか。
凜とした強い瞳の持ち主か、世間を恐れる気弱な少女か。
夢二の描いた女の絵をもう一度眺めてみたくなる。

topへ


login