佐藤延夫 13年4月6日放送


荷大包
前衛芸術家、草間彌生3

水玉模様に、無数の網目。
前衛芸術家、草間彌生がその次に選んだのは、鏡だった。

「反復と増殖」という彼女が一貫して表現してきたスタイルで、
鏡は格好の素材になった。
さらに電球の光を組み合わせ、立体的な無限をつくりあげた。

「かつて私が具体的に実感した、
 魂のひきこまれていく生と死の境めを彷徨う恍惚の境地を実現したのだ」

鏡を覗くと、奥へ奥へ、無限に世界が広がっていく。
魂の在処が、そのどこかにあるのだろうか。

タグ:

«    »

topへ

コメントをどうぞ

CAPTCHA



login