
海① アンデルセン
アンデルセンが書いた童話は?
と問われれば、
「人魚姫」「裸の王様」「マッチ売りの少女」
など、いくつでも浮かんでくることだろう。
一方、あまり知られてないちょっと変わったものもある。
その一つが、
大西洋横断海底ケーブルのことを童話にした
「大きなうみへび」。
ある日、人間たちが海底に敷いた大きなケーブル。
それを目にした海の魚たちは「大きなうみへびだ!」と驚き、
うみへびを巡る冒険に出ていく、という筋書きだ。
アンデルセンという人物は
海底ケーブルという無機物すら、
ユーモラスに、そして少しロマンチックにとらえていく。
 それは力をまし、
 広く広がって、
 年ねんのびていき、
 すべての大洋をわたり、
 地球をめぐります

 
			


















 











