佐藤延夫 14年8月2日放送
cjohnlang
勉強入門 ダーウィン
幼いころからの趣味嗜好が、
いつしか、将来の仕事になっている。
それはとても幸せなことかもしれない。
イギリスの自然科学者、チャールズ・ダーウィンの場合、
ものを集める収集癖が、その後の人生を決めたと言っていい。
少年時代は、貝殻や封筒のシール、石ころをかき集め、
ケンブリッジ大学に入ると、カブトムシに異常な愛情を示した。
そして、観察する力が鍛えられた。
「容易に見逃されてしまう物事に気付き、
それらを注意深く観察することにかけては、
世間並みの人たちより優れていると思う」
ダーウィンは、自分でも認めているように、
「大きくなりすぎた子ども」なのである。