五島のはなし。

五島のはなし(156)

この夏の五島の旅で覚えていること。

とか

とか

とか

とか

とか

とか

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五島のはなし(155)

ウケを狙っておみやげに買って帰る
「さざえもなか」でありますが、
ちゃんと毎回ウケてもらえます。
五島が生んだ、「すべらないおみや」であります。

中身はこんなんです。
みんないったんは笑って、でも食べたら
「あ、うまい」と言います。この「あ」を聞くたびにうれしい。

「さざえもなか」では驚いてくれなくなった人には、
「石鯛もなか」を買って帰ることにしています。
ちなみに「あわびもなか」もあります。

・・・いいでしょ、五島。
なんというか、細かくなくて。

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五島のはなし(154)

帰省してました。天気の悪いお盆でした。
よく降った。そしてよく鳴った。
雷を怖いと思ったのは子どものとき以来かも。
海で雷が鳴り出すと、それだけで怖いのに。

雷だ―逃げろー

すぐ近くにバンバン落ちるものだからもう!

雨、いっきに来た

しまいには、すぐ近くに落ちたやつが枝分かれしたのか、
ぼくらが座っているすぐ横の鉄の柱に、稲妻が走った。

こどもに大丈夫!大丈夫!と言い聞かせる。
じつは自分にも言い聞かせている。

へそをかくせー!

こどもはヘソをとられないように必死に隠しながら、
泣きじゃくっておりました。
雷が落ちたらヘソをとられるって話、
ずいぶん長いこと忘れてたなあ。

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五島のはなし(153)

この時期予約が大変なんです。
お盆に五島に帰るための。
島の人口はお盆の時期いっきに数倍になるんじゃないか。
とにかく飛行機も船もとれにくくなる。
最近気にいっている、

 東京で仕事終わってから飛行機で福岡へ→博多港へタクシーで移動→
→博多港からの深夜フェリーで福江島へ(23時30分発、9時着、計9時間半)

という帰り方をこのお盆も目論んだのだが
深夜フェリーの切符は切符発売日に猛烈に電話したにもかかわらず
つながることなく完敗。
先に飛行機チケットは購入していたため、
福岡に一泊しなければならないことになった。

・・・と書きながら
ホテルの予約をしてないことに気づいた。
今からとれるのか。
そもそも、休みがとれるのか。

会社のみなさん、僕、お盆、休みますので。
だれも読んでないと思いますけど。

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「五島のはなし」には図鑑が必要


ちょっと割り込んですみません。

中村直史くんの「五島のはなし」には
ときどきたいへんうまそうなものがでてきます。
それらは地元で採取して地元民がことごとく食っちまって
こちらの市場に出まわることはほぼないと考えられます。
しかも名前も地元の名前がついており
たぶん他の地域でも採れるだろうけれど名前が違うんだろうな〜と
思われるものばかりです。

そこで図鑑をさがしてみました。
できれば五島の人がつくっている図鑑がいいと思いました。

まず見つけたのがこれです。
「長崎・五島列島 福江島の博物誌」
魚貝のみならず、動植物から昆虫まで網羅しています。
http://homepage2.nifty.com/fukuejima/index.html
この表紙から「知られざる五島の海」へ進むと魚介類があります。
http://homepage2.nifty.com/fukuejima/framepage.umi.html

あと、生物学的な分類と名前がわかっていれば
こちらの市場魚介類図鑑も役立ちますが
どうもこちらを使いこなすのはむづかしいように思います。
http://www.zukan-bouz.com/index.html

やがてどこかで巡り会えるかもしれないニナやカメノテのために
名前と形くらい覚えておきたいです(玉子)

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五島のはなし(151)

ステンドグラスの美しいことで
有名な貝津教会。
ステンドグラスには
神聖さをすこしやわらげる
かわいさがある。と思った。

「●●から信徒20名で巡礼にまいりました。
 ありがとうございました」

来訪者のノートをめくっていたら
そんなメモがはさまれてました。

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五島のはなし(151)

島では、というか、我が家では
「ひょーじゃみな」という。
「みな」とは貝のことだから、ひょーじゃ貝。
兵者貝?
だれか・・・正体知ってます?

岩まじりの海岸にちらばっている
ちいさな貝です。
それをひとつひとつ拾うのは
時間と根気のいる作業だし、
きれいに洗って砂を吐かせるのも面倒。

極めつけは食べるとき。
ほんの小さな身をマチ針を使ってとりだすと、
そのさきっぽについた貝の蓋をはがし、
やっとこさ食べられる。

じつに面倒な食べ物なのである。
そこまでして食べたいってことは
つまり・・・。

ゆでた後

 

こんな貝

 

極小の身

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五島のはなし(150)

18で島を出るとき、
友だちに「おれはいつか海ば守る人になるけん」
と言ったことを思い出した。

守ってないなあ。
楽しませてもらってるだけで。

とんとまりビーチ

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五島のはなし(149)

ライブ・イン・タイコ

博多発、五島行きフェリー「太古」の
中からお伝えしています。

平日だからか、お客さんは少ないです。
2分前にエンジンがかかりました。
1分前に「もうすぐ出港です」とのアナウンスがありました。

ただいま23:27。
定刻どおりの出港ならば、あと3分。

マッサージチェアがある。
PCを使えるように電源つきのデスクがある。
畳もしかれていて、ゴロ寝も快適そうである。
寝台ベッドも、シャワーも、カップヌードルの自動販売機もある。
目の前には
「ペット同伴ルーム:
 くわしいことはインフォメーション係員に
 お尋ねください。」
と斜体文字で書かれた張り紙もある。
インフォメーション係員か、ふつうの係員か、
見分けはつくのだろうか。
心配だ。
でもペット同伴じゃないから
尋ねる必要もない。

気づけば、フェリーは
もうけっこうな勢いで走り出している。

明日5時に起きて甲板に出ると
夜明けの海にうっすら浮かびあがる
美しい島々の景色が見られるだろう。
この景色は、太古で五島に渡るときの大きな魅力だ。
本当に美しい。

しかし、たぶん、ぼくは
明日起きないと思うけど。

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五島のはなし(148)

今月の美術手帖の表紙、
五島の教会です。

いま資生堂TSUBAKIの広告で使われている椿の映像、
五島の椿です。

いまこれを書いているの、
五島の人間です。

どれもオススメです。

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