名雪祐平 12年9月30日放送



パラリンピックの父、子 ルードヴィヒ・グットマン②

第二次大戦のせいで下半身不随となり、
入院してくるイギリス人兵士たち。
人生に自信を失っていた。

医師ルードヴィヒ・グットマンは、
病室に女性ラインダンサーを招待し、
若者たちを奮い立たせた。

 失ったものを数えるな。
 残されたものを最大限に活かせ。

そうグットマンは訴えつづけた。
若者たちは車椅子に乗り、
病院の庭に出て、遊び始める。

ポロ、バスケットボール、やり投げ、アーチェリー。

車椅子でスポーツに打ち込むことで
身体的に、精神的にだんだんと自信がついていった。

スポーツこそ、最適なリハビリテーション。
そう考えたグットマンは、
入院患者が参加するスポーツ競技会を始める。

これがパラリンピックの起源となる。

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