大友美有紀 13年11月3日放送


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「文具の日」フリクション

11月3日は文化の日で、文具の日。
世界で4億本売れているボールペンがある。
消せるボールペン、フリクションボールだ。
この商品化には、実に30年以上かかっている。

開発のきっかけはある研究者が、
外回りをしていた時だった。
紅葉は一晩で、緑から真っ赤に染まる。
その劇的な自然の色の変化をビーカーの中で
再現してみたい。
その思いが実現した「温度変化によって色が変わるインキ」は、
1975年には基本技術が完成していた。

当初は文房具には向かないと言われ、
玩具やグラスなどの雑貨に使われていた。

開発担当の千賀邦行には夢があった。

 私たちの本業は筆記具メーカー。
 いつか必ず「消せる筆記具」を開発する。
 本業で成功したいと思っていました。

千賀の研究室は不夜城と言われていた。
そして2005年、消せるボールペンが誕生したのだ。

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