澁江俊一 15年6月20日放送

150620-04

ヘミングウェイと釣り

世界的名作「老人と海」を書いたヘミングウェイは
キューバを愛し、22年もの年月を過ごした。
アメリカのアイコンだった彼が
なぜキューバに長く暮らしたのか。
彼の突然の死とともに、今も残る謎である。

ヘミングウェイはキューバ革命の英雄
フィデル・カストロと一度だけ会っている。
1959年の革命直後にヘミングウェイが主催した釣り大会で
笑顔で握手を交わす2人の写真が残っている。
ヘミングウェイを愛読していたカストロ。
「誰がために鐘は鳴る」は、
ゲリラ戦を繰り返す当時の彼のバイブルだった。

アメリカに帰国したヘミングウェイは
1961年に猟銃自殺を遂げる。
同じ年にアメリカはキューバと国交を断絶する。

「老人と海」はハッピーエンドではない。
死闘の末に釣った巨大なカジキは、
サメの群れに食われてしまう。

キューバとアメリカ。
愛した2つの国の未来は、
ヘミングウェイの目に、どう見えていたのだろう。

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