小林慎一 16年7月17日放送

160717-03

微積分と大統領篇

フェルマーは確率論の生みの親になっただけでなく
微積分学の創設にも深く関わった。

微積分法によれば
ある量が別の量に対して変化する率
微分係数を求めることができる。

例えば、速度とは時間に対する距離の変化率のことで
加速度とは時間に対する速度の変化率のことである。

微積分学のおかげで惑星の軌道を計算し、
大砲の弾道を予測し
人類は月に行けるようになった。

微積分学は経済学にも大きな影響を与えた。
インフレーションとは物価の変化率のことである。
インフレーションは物価の二次導関数で表され
その増減は三次導関数によって計算される。

1972年、ニクソン大統領は
インフレーションの上昇率は減少しつつある、と演説した。
数学者のヒューゴ・ロッシは
現職の大統領が再選に向けて三次導関数を
利用したはじめてのケースであると述べている。

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