大友美有紀 16年11月6日放送

161106-07

「日本の灯台の父/R・H・ブラントン」灯台設置場所条件

イギリス人灯台技師・ブラントンは、
明治元年日本に到着すると、灯台設置予定地を視察して回った。
そして、内海のいたるところに灯台を建て
暗夜でも安全に海峡を通れるようにすることに疑問を持った。

 適当な箇所に灯台を設けて、その導きによって
 ある程度の海域の航行を可能にすれば、
 船は安全な錨泊地(びょうはくち)まで航海し、
 そこで夜明けを待つことになれば、
 数少ない灯台でも事が足りるのである。

ブラントンは、灯台を建てるために日本に呼ばれてきた。
しかし彼は、言われたままに灯台を建設したのではなく、
効率と安全と運用までを考え、灯台設置に当たった。
ブラントンが日本の灯台の父と言われる所以かもしれない。

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