波多野三代 16年6月19日放送

160619-07

南極に行った猫 三毛猫のタケシ

1957年12月。
昭和基地に居る第一次隊員と、第二次越冬隊を入れ替えるため
「宗谷」は南極に戻って来た。
しかし、悪天候のため昭和基地へ到着することが出来ず、

翌年2月11日、セスナ6便に分けて第一次隊員の脱出が行われた。
2月24日。本部より第二次越冬、本観測を放棄せよとの命が下り、
セスナの厳格な重量制限のため、
15頭の樺太犬が現地に残された。
断腸の思いでの決断だった。

重量制限は一人につき20キロまで。
佐久間隊員は迷わずタケシを抱き上げ乗り込んだという。

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