五島ンはなし(185)

福江島、三井楽教会。
チャーミングな教会です。中を見てほしいです。写真あるのだけど、見せません。
実際に中に入って、見てほしいんです。

天井からたくさんぶらさがったガラス玉のライト。
祭壇から向かって右側の壁のステンドグラスは、キリスト教の歴史。
そして、左側の壁のステンドグラスには五島の歴史、そして島の生き物。
こんな場所があったんだとハッとします。

チャーミング、と書いたのですが、たぶん正しい言葉じゃないです。
かわいらしくて、きれいで、おごそかな感じも、悲しみもあるし・・・
三井楽教会の中の雰囲気にあう言葉がない。
当てはまる言葉がない場所に出会うことが、旅です。

旅して、見てほしい。三井楽教会。
ない言葉に出会ってほしい。

とつぜん、こちらはギル・スコットヘロン。
五島のジャニスがオープンさせたカフェ「たゆたう。」のことを書いたら、
「うちはジャニスじゃなかとぞ、ギル・スコットヘロンたい!」と、
ソウルフルでパッショネイトな(つまりジャニス・ジョップリンっぽい)コメントが来た。
おもろい店主です。

ぜひいちど、カフェ「たゆたう。」へ。まっぷたつに割れた看板が目印です。

五島のはなし(184)

ずいぶん書いてませんでした。
いろんな事が急激に変化する時代ですから、五島にもいろんな変化がありました。
その代表格が、五島のジャニスがカフェをオープンさせたことです。

五島のジャニス、っていうのは、ずいぶん前にこの五島のはなしで書いた
ぼくの同級生です。ソウルフルでパッションのこもった発言をするので
五島のジャニス、と勝手に呼んでいます。彼女が五島にあたらしくカフェをオープンさせた、
しかも名前は「たゆたう」だと聞いて、そりゃもう、ヒッピームーブメントやな、
ドアを開けたら五島のジミヘンとか五島のジムモリソンが集ってるんやろうな、
と想像しながら、おそるおそる行ってみたら、、、

きれいで、おしゃれなカフェでした。

清潔な店内で、気分がいいです。
店主である五島のジャニスも、もうなんだか、ジャニスじゃないです。
白いシャツに身を包み、さっそうと店内を歩いています。
さわやかな風が吹いています。五島のカーペンターズです。

みたいな感想をのべつつ、店主と久しぶりに話してみたら、
話す言葉はやっぱりソウルフルでパッショネイトでした。
店はさわやか、話せばジャニスです。

五島市のフェリー乗り場から近く、すぐ前には五島市の歴史資料館もあります。
店内には、五島市のキャラクター「つばきねこ」のぬいぐるみも売ってました。
あんまりかわいかったので、思わず一匹連れて帰りました。

五島のジャニスがやってる、ナイスなカフェ。たゆたう。
五島にお立ち寄りの際は、あなたも、たゆたいませんか。というか、たゆたうべきです。

小林慎一 11月から参戦

小林慎一さんが
11月からVisionに参戦してくれることになりました。
奇特であります。助かります。
いままで休みが足りなかった人たちが
休めるようになるかもです。

よろしくお願いします。

1歳4カ月の育児の話し。

すーさんは好き嫌いの少ないこどもです。
というか、一人っ子の王子様にしては、
食い意地が張っています。

前回に引き続きおっぱい小僧ですが、
基本は三食+おやつ。
大人と同じような素材で
あっさりした味つけの料理を食べています。

食べることが大好きで、毎回、ほぼ完食。
母としてはうれしい限りですが、
おかげさまで相変わらず美少年のくせにでぶです。

そしてこの頃に覚えた技が、「おとりおき」。

里芋の煮物やバナナが、好きで、好きすぎて
最後のひとかけらを食べられないのです。
ずっと、ずーっと、ずーーーーっと、
大事に手に持っているですよ・・・。

食事が終わり、食卓を片づけようとして、
「あれ?すーさん、何持ってるの?」
と、彼のちいさな手を開くと、
そのなかには体温でべっちょりになった里芋が・・・。

駅前広場の小さなイベントで興奮してはしゃぐ
その左手にも、オヤツのバナナひとかけらが・・・。

そのバナナ、走って、転んで、起き上がっても、
まだ大切に握りしめています。
「汚いよー」と近づいたら、
奪われると思ったのでしょう(その通りだけど)、
慌てて食べました。(証拠写真↑)
食べるなよ・・・。
それはもはや個体よりも液体に近い物質でした。

私、この子に何か不自由させているんだろうか・・・。

育児というのは大なり小なり悩みが尽きませんね。
(今回は、卒乳問題に比べるとだいぶ小さいですが)

1歳3カ月の育児の話し。

1歳を過ぎると、悩ましいのが「卒乳」の時期です。
いつが良いのだろう。。。

お母さんの考え方だけでなく、体調やら仕事の有無やら、
こどもの性格やら兄弟構成やら、
いろんな要素があって卒乳に至るワケですから
もちろん正解は無いのです。

周囲の友人のケースをざっと書きますと。

・5カ月:ママが体調を崩したため(疲れる頃ですから)
・6カ月:歯が生えてきて噛むようになったため(いたたた)
・8カ月:ママがお酒を飲むため(おい)
・10カ月:母子ともに体調を崩したため(大事に至らずホッ)
・1歳:誕生日を節目に(複数)
・1歳10カ月:母乳継続中(働きながらすごい)
・2歳1カ月:母乳継続中(まだ出るのがすごい)

うむ、時期も理由もそれぞれ。

私は母乳主義ではないものの、
添い乳で寝かしつけをしていたこともあり(ラクなのです)
急いで卒乳する必要性はあまり感じませんでした。

保育園のお迎えの時は平然としているすーさんですが、
家に入った途端、おっぱい出せよ!という感じで甘えてきて
満更ではないぜ、なんぞと思っていた私です。
要するに何も考えていなかった、と。

ところがですね。
1歳を過ぎたあたりからおっぱいの供給量が減ってきたのです。
離乳食もほぼ終了しており、
栄養補給という意味でも母乳の役割は終わっていました。
これは、店じまいの時期なのではなかろうか。

というか、出が悪いということは、つまり、
ちうちうされると痛いということなのです。
いたいのにがて。

・・・よし、おっぱい卒業だ!

突如、卒乳を決行。

案の定ですが、
いつも通りおっぱいちうちうしながら眠ろうと思っていた赤子は激怒です。
私が下手な子守り歌をうたって誤魔化そうとするものだから、
さらに火に油。
1歳児に胸ぐら掴んで怒られました。

一時間近く泣いて暴れて暴れて暴れて疲れて寝て・・・
と思ったらまた起きて怒って泣いて暴れて暴れて・・・
(どうでもいい感想ですが、暴れるすーさんを抱きかかえながら
マグロをつかみ取りするとこんな感じかな、と思いました)

両親は一睡もできませんでした。
当然の報いです。

ちなみに卒乳を思い立ったのは、なぜか木曜日。
翌金曜は、ふらふらで出社。
すでに息も絶え絶えのところに打ち合わせで、
「3日は寝れない」
「長い子だと一週間かかる」
「ていうか、なぜ平日にやる?」
と諸先輩方に言われ、
もともと大して硬くない私の意志は、ぽっきり。
折れました。きれいに折れました。

・・・よし、おっぱい再入学だ!

というわけでしばらく卒乳延期となったのでした。

おしまい。

1歳2カ月の育児の話し。

1歳2カ月になり、ようやく歩き始めました。
もうハイハイは卒業です。
赤ちゃんも卒業です。
人間すーさん、始まりました。

ところで私、子育てをする以前、
1歳前後の時期というものは
毎日が記念日だと思っていました。
「たっちした記念日!」
「あんよ記念日!」
「ママって言った記念日!」
みたいな。

ちがうんですね・・・。

実際は、とてもとてもゆるやかに、
でも着実に、成長していくんですね。
毎日の中では劇的な変化って無くて、
改めてふり返ってみると確実にコイツ成長してる!という。

というわけで文字通り一歩ずつ
地味~にあんよをマスターしたすーさん。
1歳1カ月になったころから、
ふとした瞬間に2、3歩あるいたり転んだり
前にも後ろにも進まなくなったりと、
試行錯誤(?)しながら成長し、
1歳2カ月の頃にようやくよちよち歩きが
できるようになりました。

そして!
すーさんはようやく「靴」というニューアイテムを
身につけるようになりました。
もうだっこの赤ちゃんじゃない!!

出産の際にお祝いで頂いていた
ファーストシューズを履き、
大地を踏みしめたすーさんなのです。

まだまだ残暑が厳しい9月なので、
洋服はグンゼの肌着一枚でしたが・・・。

レオタードタイプの肌着(白)に、靴下に、靴(紫)。

ドラゴンボールの亀仙人が観ていた
ちょっとエッチなエアロビ番組のお姉さんみたいだな、
と思っていました。

この例え、わかる人いますかね。

古居利康 13年6月23日放送



雨の詩集 ③寺山修司

雨の詩集。
寺山修司の俳句。

 梅雨のバス少女の髪は避くべしや

「15歳から19歳までのあいだに、
ノートにしてほぼ10冊、
各行にびっしりと
書きつらねていった俳句は、
日記に代わる自己形成の記録
なのであった。」

寺山修司は、そう書いている。
歌人、劇作家、劇団主宰、映画監督。
彼の多彩な才能の原点に、
俳句があった。

 梅雨のバス少女の髪は避くべしや

通学のバス。
乗り合わせた同級生の少女の髪。
雨に湿って匂い立つ。
少年の陶酔、そして逡巡。

五七五に濃縮された言葉は、
短編映画のように映像的だ。

1歳1カ月の育児の話し。

連日の熱帯夜。
着々と成長する1歳児。
当然ですが、日に日に寝相が悪くなります。

すーさんは未だおっぱいっ子ですので、
寝た直後は当然ですが母と平行です。
フォーメーションは「Ii」です。
寝がえりをくり返すうちにじわじわと
カタカナの「ト」になったかと思うと
「T」になったり「⊥」になったり。
(縦が私です念のため)

夜中にふと目覚めて隣を見ると、すーさんがいない!
え?!どういうこと?!
慌てて起き上がると枕の向こう側に転がっていたり。
足元に突っ伏していたり。
なぜそこに?という場所にいます。

ちなみにこの頃はベッドで川の字に寝ていたのですが、
柱の関係で、ベッドのあしもとと壁の間に
ちょっとだけ隙間がありました。
(図1)

ある蒸し暑い夜、いつも通り寝苦しそうに
ごろごろ、ごーろごろ、転がっていたすーさん。
勢いがついて、ごろごろごろごろっと一気にベッド上を転がり
すぽーん!
壁とベッドの間に見事にはまりました。
(図2)

はまった瞬間に目が覚めたようで、
一瞬きょとんとしてから号泣。
おかあさんもビックリしたよ。

ビックリしつつも、珍しいもの見れたー
というくらいの気持ちでいたのですが、
それからしばらく経ったある夜。

「ぴにゃーー」
すーさんの泣き声で目を覚ますと隣にいない。
今日はどこだ?
と見ると、なんと、またしても例の隙間です。
しかも。今度は頭からすっぽり。
犬神家!!
(図3)

おおっ!
これにはかなりビックリしました。
慌てて引っこ抜き、慌ててベッドを封印。
慌てて布団に切り替えました。

小さなお子さまがいるおうちには、
やっぱり布団が良いですね。
って、多くの人は痛い目を見る前に
気づいていると思うけど・・・

1歳0カ月の育児の話し。

とうとうすーさん1歳になりました。
おめでとうっ!!

一年前に生まれた3780グラムの美少年が、
今では10キロ超え!(相変わらずでぶ)
さらに5秒くらいなら自力で立てるまでになったのです。
感動…!!

(しかし、人間のこどもの成長って本当にのんびりしてますね。
 大抵の動物は産まれた日に立ち上がりますものね。。。)

ちなみに自立できるのは5秒が限界なのですが、
つかまり立ちはだいぶ安定しております。
すると、何が良いかって。
オムツの交換がラクになるんです!

ハイハイや寝がえりができるようになると
オムツ替えのときに「くるん」っと逃げるので大変。
ですが。
つかまり立ちができるようになると
ソファなどにつかまらせて
オムツをさっと履かせることができるのです。
とってもラクちんなのです。
わーい。

という具合に調子に乗って
本棚につかまり立ちをさせた日のこと。
脱がした瞬間、
「ちー・・・・」
出た。出たよ。
し、か、も。
TCC年鑑のコーナーだよ。
(定価20000円だよ)

しかし年鑑は高価なだけあって、
はっ水性も良いのです!
ふきふき。
ほらね!大丈夫!

ちょっと香る気もするけど・・・大丈夫!

というかこの育児日記、下の話題が多くてすみません。

猫写真はタイミング(猫愚痴 26)




猫写真はタイミングだと思う。
せっかく三匹も並んで仲良くご飯を食べている姿を目撃しても
それが夜だったら写真は撮れない。
実はさっき無念の涙で引き下がってきたばかりだ。

上の写真の猫は
昼間、いそいでもないときに実にいいタイミングで出会った。
しかも飼い猫だった。首輪と鈴をつけている。
カメラを向けても逃げない。落ち着き払っている。

写真を撮らせてもらってから、近づいて撫でてみた。
フカフカの毛だ。気持ちいい。
なでなでなでなで、あんまりしつこく撫でていたら
ずりずりと後ずさりされてしまった。

また来るからね〜。写真撮らせてね〜(玉子)


login