佐藤延夫 14年6月1日放送

140601-08

ある偉大な発見 テフロン

アメリカの化学者、ロイ・プランケットは、
冷蔵庫などに使われるフロンガスの冷媒について研究をしていた。

1938年のある日、
気体にしたテトラフルオロエチレンをボンベに充填し、
ドライアイスで冷やしたまま家路につく。
しかし翌日、ボンベからガスが消えていた。
残されたのは、白いフレーク上の固体のみ。
調べてみると、さまざまな特性がわかった。

つるつると滑りやすい。
酸や油、アルカリといった溶媒に対する耐性が強い。
260℃以上に熱しても特性を失わない。

この物質は、テフロンという名前になり、
暮らしを便利に変えていった。

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