森田隼司 18年6月16日放送

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チャーミング

アイルランド出身の作家、オスカーワイルド。
彼の作品の中に、こんなセリフがある。

 人間のことを善人か悪人かで区別するのは馬鹿げている。
 人間は、チャーミングか、退屈かだけだ。


ワイルドの作品と思想は世界中に影響を与えたと言われているが、
彼の常識にとらわれない見方が、
この言葉からも伝わってくるだろう。

職場では部下を気遣い上司の顔を伺い、息苦しい日々を過ごす私たち。
ひょっとすると、善人であろうとするがあまり、
私たちは退屈な人間になってはいないだろうか。
明日からの新しい1週間。
ちょっと気持ちを切り替えて、
チャーミングな人間を目指してみるのもいいかもしれない。


小野麻利江 17年12月31日放送

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大晦日の話し 蕎麦

大晦日に蕎麦を食べる由来には、諸説ある。
「細くて長いから、長寿につながる」とか、
逆に「切れやすいから、災いを断ち切れる」とか。

さらには、
金細工で飛び散った金粉を蕎麦粉で集めたことから、
「金(かね)を集めるもの」と縁起を担がれた、
という由来も有力だという。

今日は大晦日。
あなたはどんな願いをこめて
お蕎麦をすすりますか?


小野麻利江 17年10月29日放送

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写真のはなし 「アラーキー」の撮り方

「アラーキー」の愛称で知られる
写真家・荒木経惟(あらきのぶよし)にとって、
写真は、被写体に向けた
ラブレターのようなもの。

だから、自分がどう感じたか、
どう見たかを、わかってもらいたい。
現像して誰かに見せるまでが
写真なんだ、と語る。

写真を撮る。その一瞬で、
相手と濃厚な関係性を生み出す。
そんな「天才」アラーキーは、
こんな言葉も吐いていた。

 オトコならオンナを撮れ。
 かっこつけて空とか街とか撮るな。
 ちゃんと隣にいる女の子を撮れ、だよ。



熊埜御堂由香 17年10月29日放送

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写真のはなし ハービー山口のシャッターチャンス

写真家、ハービー山口。
病気を患い、内向的だった彼が、
カメラという武器を手に入れたのが、中学2年生の時。

シャッターを切るたびに、自分が救われていく。
そんな感覚がやみつきになった。

彼の写真で特徴的なのは人の顔。
人の顔が世の中で一番美しく、ドラマチックだと語る山口は、
シャッターを切る、その瞬間を、彼らしい言葉で、こう表現する。

「君の…心のピントを僕に合わせて…!」

 ずっと、ずっと写真少年、少女のままでいい。
 そんなときめきがシャッターモーメント。



川野康之、参戦

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久しぶりに新メンバーの登場です。
川野康之。
元電通クリエイティブの局長。
大ベテランです。
ご期待ください。

久々にVisionの宴がありました

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久々にVisionの宴がありました。
蛭田組の組長の蛭田瑞穂くんの独立を祝う会です。
蛭田組の組員、森由里佳、飯國なつき、佐藤日登美をはじめ
たくさんのメンバーが参加してくれました。
数えてないですが15人くらいいたようです。

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かいがいしい蛭田組のふたり ⇅

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宴の主旨にふさわしい名前のお酒を持ってきてくれた名雪さん。

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鶏鍋のほかに、牡蛎の時雨煮、菜の花のお浸し、
サツマイモのゴルゴンゾーラソース、ポテトサラダなどありました。

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道山くんは詩の朗読と歌でお祝いを。

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そして最後に紹介するのは蛭田組組員から組長への
お祝いのプレゼント。
蛭田くんが書いたVisionをぜんぶ集めて製本した
世界で一冊だけの本。
蛭田くんはいままでに350本のVisionを書いていました。
ワードファイルがギガになって重かったとか…

楽しい一夜でした、またやりましょう。
道山くん、写真をありがとうございました (厚焼玉子)


TCC授賞式のVisionメンバー

2015年10月23日は東京コピーライターズクラブ(TCC)の
授賞式でした。
チームVisionのメンバーは全員コピーライターですから
当然ながらTCCの会員も多くいて
授賞式やその後のパーティでお目にかかります。

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藤本組組長、藤本宗将 ↑

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薄組組長、薄景子 ↑

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蛭田組組長の蛭田瑞穂と門田組の渋谷三紀 ↑

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坂本和加 ↑

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門田組組長、門田陽 ↑

みなさん、お元気そうです。
いつも原稿をありがとうございます。
なお、パーティ写真の全貌はこちらにあります ↓
http://www.01-radio.com/tcs/archives/27510

(厚焼玉子)

佐藤延夫 15年10月03日放送

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井上井月と酒

漂泊の俳人、井上井月は
いつも腰に瓢箪をぶら下げていた。
周りからは、井月がやってきたら金を渡しても無駄。
瓢箪に酒を詰めてやると喜んで帰る、とまで言われた。
俳句の弟子が造り酒屋の息子とわかると
そこに半年ほど泊まり込み、
どこに行っても勧められるだけ呑んだ。
「酒上々」「銘酒馳走」「酒粗末」など、
こっそり評価をつけていたから恐ろしい。
そんな毎日だから、
酒にまつわる句は山のように残っている。

  一枝は 肴代りや 菊の花

  紅葉見に 又も借らるゝ 瓢かな

見えるもの全てが、酒のアテになってしまうのだ。


佐藤延夫 15年10月03日放送

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井上井月と食べ物

漂泊の俳人、井上井月。
奥深い信濃の伊那谷に入る前は
江戸や京都などを放浪していたようだ。
食べ物にまつわる俳句が、
当時、何を食していたか教えてくれる。
たとえば甘鯛、初鰹、鮟鱇、海鼠、蓴菜、そして河豚。
意外と贅沢な食事が多かった。
そして信濃では、猪を意味する「山鯨」、
伊那谷で正月に必ず食べる「とろろ汁」など
地元らしい料理が句の中に現れる。

  新蕎麦に 味噌も大根(だいこ)も 褒められし

  松茸や 薪拾いの 狐福

思いがけない幸せのことを、狐福と言う。
井月の嬉しそうな顔が、目に浮かぶ。


佐藤延夫 15年10月03日放送

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井上井月と秋

漂泊の俳人、井上井月は
慣れ親しんだ信州、伊那谷で数々の秋の句を詠んだ。

たとえば駒ヶ根の麓に、白い稲の花が咲き誇る景色や
黄金色に輝く稲穂、秋の月。
稲刈りを前に、田んぼから水が引かれていくさま。
夕暮れ、紅葉、そして新しい酒。
言いようのない秋の静けさや寂しさ、喜びを、
五七五の中にそっとしまい込んだ。

  落栗の 座を定めるや 窪溜り

これは、伊那谷を終の棲家にする覚悟をした一句とも言われている。
風を受けて転がる栗が、ここで止まった。



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