小林組・用丸雅也

用丸雅也 18年6月16日放送

180616-05
Tokyo Watcher
日本が遅れる

日本の近代工学並びに土木制度の礎を築いた古市公威(ふるいちこうい)。
フランスでの留学中、彼のあまりの猛勉強ぶりに
下宿先の女主人が身体を壊しはしないかと心配した際、
彼はこう、言い放った。

 自分が1日休むと、日本が1日遅れます

古市の言葉を聞くと、「働く」や「学ぶ」の前に
生きる目的について問いかけられている気がする。

彼の死後、東京大学には古市の銅像が置かれた。
時は2018年。その死後から100年近くたった今も
学生たちに問うているのだろう。
「君たちは、日本のために働けるか」と。

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