小林慎一

原央海 19年2月16日放送


ラグビー 始まり

ラグビーを生み出したのは、たった1人の少年だった。

約200年前。とある学校でのフットボールの試合中。
興奮した1人の少年が
突然、ボールを手に持って走り出し、ゴールを駆け抜けた。
イングランドのラグビーという町で起きたこの出来事が、
ラグビーの始まりだ、といわれている。

そして、2019年。
日本でラグビーワールドカップが開催される。
熱くなった1人の少年が生み出したスポーツが、
今年、日本中を熱くさせるだろう。


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原央海 19年2月16日放送


ラグビー ノーサイド

日本のラグビーでは、
試合終了を「ノーサイド」と呼ぶ。

身体をぶつけ戦った敵同士。
でも、試合が終われば関係ない。
健闘をたたえ合い、同じラガーマンとして1つの仲間になる時に、
敵も味方もどちらのサイドもない。
つまりは「ノーサイド」ということだ。
試合後には、両チームの選手やスタッフが
お酒を飲みながら交流を深めることも。

ゲームセットでもタイムアップでもなく、
すべての戦いの終わりが、ノーサイドであればいいと思う。


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原央海 19年2月16日放送

Kirk Wilkinson
ラグビー 子どもとラグビー

ラグビーは、子どもを成長させる。
体力面やスポーツマンシップだけでなく、
「1人は皆のために、皆は1人のために」
といった自己犠牲の精神も学ぶことができる。

元フランス代表キャプテンのジャン・ピエール・リーブ選手はこう言った。

 ラグビーは子どもをいち早く大人にし、
 大人にいつまでも子どもの魂を抱かせる。


今年のラグビーワールドカップ、開催国は日本。
北海道から九州まで全国12カ所で試合が行われる。
せっかくの機会だ。親子で初めてのラグビー観戦はいかがだろう。


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原央海 19年2月16日放送


ラグビー オールブラックス

オールブラックス。
その言葉がラグビーニュージーランド代表を表すことは、
聞いたことがあるかもしれない。

その名の通り、ユニフォームは全身黒。
世界ランキング1位の座は、
2009年から約10年守り続けている。
試合前の「ハカ」という迫力ある踊りも有名だ。

そんなオールブラックスの中でも伝説といえば、
2015年に引退を決めたリッチー・マコウ選手。

年間最優秀選手賞を3回獲得。
キャプテンとしてワールドカップを2度優勝。
華々しい現役時代を飾った彼は、こう言い残した。

 魔法は信じない。
 努力を信じてるんだ。


彼はいつだって、
限界の向こう側にトライし続けた選手だった。


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原央海 19年2月16日放送


ラグビー 日本代表

ラグビーワールドカップ2015イングランド大会。
日本代表は、大会史上最大の番狂わせを起こした。
ワールドカップで24年間勝利のなかった日本が、
世界ランキング3位の優勝候補、南アフリカを倒したのだ。

その立役者の1人、日本の五郎丸歩選手はこう言う。

 これまで日本代表の歴史を作ってきた人たちの思いも背負って戦う。
 勝てない時代も必死に戦ってきた先輩たちがいて、
 はじめて僕らもW杯で戦えるんですから。


悔し涙を流し続けてきた日本。
今年のワールドカップで流す涙は、きっと嬉し涙だ。


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四宮拓真 18年12月8日放送

181208-01 中岑 范姜
トイレの神様~

外国人からすると、
日本人のトイレへの思い入れは
驚きでしかないらしい。

中国のある新聞は、
日本人のトイレへのこだわりはもはや「文化」であり、
日本においてトイレは「神格化」されている、と報じた。
そういえば、「トイレの神様」なんて歌もあった。

忙しい日常のなかで、
完全にひとりになれるのがトイレ。
神様に少し近づける場所、なのかもしれない。


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四宮拓真 18年12月8日放送

181208-02
本屋でトイレ~

本屋に入ると、
妙にトイレに行きたくなる。
そんな経験はないだろうか。

ある調査によれば、
約5割の人が経験しているらしい。

実はこの現象、名前がついている。
その名も、「青木まりこ現象」。
かつて、この事実を雑誌に投書した女性の名前だそうだ。
「マリコ・アオキ・フェノメノン」として、
海外でも報じられた。

あ、トイレに行きたくなったら、ゴメンナサイ。


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四宮拓真 18年12月8日放送

181208-03 Staff Sgt. Alexander Cedillo
トイレをすべての人に~

トイレがある生活はあたりまえ。
しかし、ユニセフによれば、
いまでも地球上の3人に1人は、
トイレがない生活を送っている。

そんな状況を変えるかもしれない発明がある。
簡易トイレ「SaTo」(サトー)。
Safe Toiletの頭文字を取ったこのトイレは、
簡単に設置できて、わずかな水で清潔に保てて、
そしてなにより、安い。
5ドル以下で購入できるそうだ。

トイレメーカーの技術者は語る。

 人間は、みんなトイレを持つ権利がある

今日も世界のどこかで、
トイレに情熱を注ぐ人がいる。


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四宮拓真 18年12月8日放送

181208-04
ミスター・トイレ~

世界遺産の街、韓国・水原(スウォン)に、
世界初の「トイレ博物館」がある。

シム・ジェドク 元スウォン市長の自宅を改築した建物で、
なんと洋式便器の形をしている。
シムさんは韓国トイレ協会と世界トイレ協会を設立。
2009年に亡くなるまで、世界中の公衆トイレの整備に力を尽くし、
「ミスタートイレ」と呼ばれた。

彼は、なぜそこまでトイレに入れ込んだのか?
生前、こう語っている。

 いまも26億人がトイレなしに生活し 
 年間200万人が汚れた水が原因の病で亡くなる。
 トイレは人類の命を守る聖なる場なのだ


世界トイレ協会は彼の遺志を受け継ぎ、
いまも恵まれない地域にトイレを建設している。


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四宮拓真 18年12月8日放送

181208-05
世界一有名なトイレ~

歴史を変えたトイレがある。
1917年、アーティストのマルセル・デュシャンが発表した「泉」は
男性用の便器にサインを書いただけという、
前代未聞の作品だった。

これは芸術なのか、悪ふざけなのか。
そもそも、芸術とは何か。
「泉」は大きな論争を呼び、
現代アートの歴史を変えたと言われる。

・・・実はこのトイレ、現在来日している。
東京・国立美術館で明日まで開催中の展覧会に
レプリカが出品されているのだ。
明日は日曜日、世界一有名なトイレと向き合ってみるのはいかが?



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