蛭田組・森由里佳

森由里佳 20年3月8日放送

World Economic Forum (www.weforum.org)
彼女に感謝 緒方貞子

去年の秋、ひとりの女性が亡くなった。
日本人で初めて国連難民高等弁務官を務めた、緒方貞子さんだ。
彼女は言った。

日本のあらゆる若い世代に、
『何でもみてやろう』『何でもしてやろう』という姿勢を、
意識的に持ってもらいたいと思います。

多くの難民のみならず、
多くの日本人女性に勇気を与えてくれた緒方さん。
姿勢をただして、1歩ずつ進んでいきたいところです。

今日は国際女性デー。


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森由里佳 20年3月8日放送

The Official CTBTO Photostream
彼女に感謝 中満泉

国連事務次長を務める中満泉さん。
2018年、フォーチュン誌の
「世界の最も偉大なリーダー50人」に選ばれたほどの彼女は、
一体どうやって巨大な課題に挑んでいるのだろうか。

課題はたくさんあるので、自分が興味ある事を追求していけばいい。
安全保障、人権、女性、気候変動など。
そういう人たちが増えていくと、全体的に色々な課題が考えられると思います。

そうだ。課題は、気候変動や外交問題だけじゃない。
私たちにできることは、興味の数だけある。
なんだか背中を押していただきました。

今日は国際女性デー。


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森由里佳 20年2月9日放送

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肉  生け捕りジビエ

鹿、兎、鴨、イノシシ…
これらの動物に共通点があるとすれば、
ジビエと呼ばれて美食家たちに愛されていることだろうか。

自然の命をいただくのだから、最もおいしい食材にしないと申し訳ない。

あるジビエハンターは、そういって、鉄砲ではなく手作りの罠にこだわる。
鉄砲で傷つけてしまうのではなく、素手で捕獲し、生け捕りにするのだ。
そうして捕獲から解体、調理までのすべてを行うのだという。

自分でやりきるから、余すことなくいただける。
「いただきます」の本来の姿を、突き付けられた気がした。


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森由里佳 20年2月9日放送


肉  ジビエと人びと

ジビエとは、狩猟によって捕獲された野生の鳥と獣の食肉のことだ。
実は、ジビエ流行の裏側には、
ジビエ、いや、野生の獣による農作物の被害という問題がある。

捕獲した獣たちを殺処分するのではなく、
ジビエとしてその命のありがたみをいただけないか―?
そう考えた自治体や地域団体が、
衛生的な処理とスピーディな流通を実現させようと挑戦を続けている。

美味しくて高級、貴重なジビエ。
ナイフを入れる時には、さまざまな人の熱意にも感謝しながらいただきたい。


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森由里佳 20年1月12日放送


和服  呉服

着物のことを和服というが、
呉服、というのも聞いたことがあるのではないだろうか。

諸説あるが、呉服の呉は、
三国志にも出てくるあの呉だと言われている。
それまで麻などが中心だった日本に、
呉の国からシルクという新しい生地がもたらされ、
それが着物のはじまりとなった、というわけだ。

現代でも、ときおり街中で見かける「呉服屋」さん。
今なおその屋号をかかげる裏には、
外国の高級な生地で仕立てた服を売るのだという、
誇りのようものがあるのかもしれない。


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森由里佳 20年1月12日放送


和服  呉服屋

三越が呉服屋から始まったというのは有名な話だが、
呉服を一般の人びとに広めたのも三越だ。

「店前現銀無掛値」(たなさきげんきんかけねなし)
これは三越が1683年に掲げたスローガン。
きちんと店頭で、定価で売りますよ、という意味だ。

当時、決まった値段は示されず、
裕福な人間しか購入できなかった呉服。
そんな中、三越は価格を抑え、定価の値札を提示することで、
呉服をふつうの人びとにも開放したのだ。

ちなみに、世界でこの販売方法が始まったのは
アメリカ・フィラデルフィア、1876年。
三越の、およそ200年も後のことである。


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森由里佳 19年12月8日放送


こわい 恐怖の意味

お化け屋敷、暗い夜道、ホラー映画。
怖いときって、
感覚が研ぎ澄まされ、
鼓動が早くなって、
ドキドキする感覚がありますよね。

実はこれ、心臓がたくさん血を送ることで
筋肉を活性化させているのだそう。

そうすると、感覚や聴覚が鋭くなって、
ちょっとしたことにもビクっとしたりする。

体が本能的に、
相手から逃げたり戦ったりするための準備をしているというわけです。

だから。

恐怖は、恐怖である前に、
相手に立ち向かう準備でもある。

なんだか、勇気が湧きますね



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森由里佳 19年12月8日放送


こわい 恐怖の克服

アナキン・スカイウォーカー。
言わずと知れたSF大作「スター・ウォーズ」の重要なキャラクターだ。

幼い彼が、マスター・ヨーダとの会話の中で
自らの抱える恐怖を言い当てられるシーンがある。

恐れはダークサイドへの道じゃ。
恐れは怒りへ、怒りは憎しみへ、憎しみは……苦しみへと通じる。
おぬしからは大いなる恐れを感じるぞ。

しかし、成長した彼は、
愛する妻を失うことを心の底から恐れてしまった。
その後のことはご存知の通りだ。

大きな恐怖を感じたら、心の中でこう唱えてみるのがいいかもしれない。
May the Force be with me.



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森由里佳 19年11月10日放送

manhhai
美食  ベトナムの国民食

19世紀。
ベトナムはフランス植民地となり、ひどい貧困にあえいでいた。
独立を勝ち取った今でも、多くのフランスの痕跡と共存している。

例えば、ホーチミンの市庁舎はフレンチコロニアル様式だし、
国民食ともいえるバインミーというサンドイッチには、
本国顔負けの香ばしいフランスパンが使われるといった具合にだ。
しかし、ヌクマムを始めとしたベトナムならではのアレンジで、
バインミーは今や世界でも人気を誇る美食へと進化した。

凄惨な歴史を乗り越え、自国の文化として昇華し、前を向く。
ベトナムの美食をいただく際には、
そんな世界の歴史とベトナムの矜持も味わいたい。



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森由里佳 19年11月10日放送

trungydang
美食  ベトナムのデザート

東洋のパリといわれる、
ベトナム・美食の街ホーチミン。
メインストリートであるドンコイ通りは、
べトナムのシャンゼリゼ通りとまで言われている。

フランスによる植民地時代のおもかげを
色濃く残すこの街の人気スイーツのひとつに、
バインフランというものがある。

濃厚なカスタードが舌をもったりと包み込み、
焦がしたカラメルがほどよく素材の甘さを引きたてる…
そう、バインフランとは、プディングのことだ。

甘くて濃厚なバインフランのように、
カラメリゼされた歴史をそっと包みこんできた美食のベトナム。
街ごと味わう美食紀行はいかがですか。



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