親鸞のことば
鎌倉時代の僧で、浄土真宗の祖と言われる親鸞。
彼は仏門に入る際に、こんな詠を残している。
明日ありと 思う心の 徒桜(あだざくら)
夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは
「咲いている桜だって、夜中に嵐が来て散ってしまうかもしれない。
だからこそ、今を精一杯大事に生きたいんだ。」
驚くべきは、この詠をよんだときの親鸞は7歳、
今で言えば小学1年生だったと伝えられていることだ。
人生100年時代。
いくつになっても、今を精一杯生きるという思いを
私たちも大事にしていきたい。
7歳児に負けるわけにはいかないじゃないか。
小林組・森田隼司
森田隼司 18年6月16日放送
森田隼司 18年6月16日放送
チャーミング
アイルランド出身の作家、オスカーワイルド。
彼の作品の中に、こんなセリフがある。
人間のことを善人か悪人かで区別するのは馬鹿げている。
人間は、チャーミングか、退屈かだけだ。
ワイルドの作品と思想は世界中に影響を与えたと言われているが、
彼の常識にとらわれない見方が、
この言葉からも伝わってくるだろう。
職場では部下を気遣い上司の顔を伺い、息苦しい日々を過ごす私たち。
ひょっとすると、善人であろうとするがあまり、
私たちは退屈な人間になってはいないだろうか。
明日からの新しい1週間。
ちょっと気持ちを切り替えて、
チャーミングな人間を目指してみるのもいいかもしれない。