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森田隼司 18年6月16日放送

180616-03

親鸞のことば

鎌倉時代の僧で、浄土真宗の祖と言われる親鸞。
彼は仏門に入る際に、こんな詠を残している。

 明日ありと 思う心の 徒桜(あだざくら) 
 夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは

「咲いている桜だって、夜中に嵐が来て散ってしまうかもしれない。
だからこそ、今を精一杯大事に生きたいんだ。」

驚くべきは、この詠をよんだときの親鸞は7歳、
今で言えば小学1年生だったと伝えられていることだ。
人生100年時代。
いくつになっても、今を精一杯生きるという思いを
私たちも大事にしていきたい。
7歳児に負けるわけにはいかないじゃないか。

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森田隼司 18年6月16日放送

180616-04

チャーミング

アイルランド出身の作家、オスカーワイルド。
彼の作品の中に、こんなセリフがある。

 人間のことを善人か悪人かで区別するのは馬鹿げている。
 人間は、チャーミングか、退屈かだけだ。

ワイルドの作品と思想は世界中に影響を与えたと言われているが、
彼の常識にとらわれない見方が、
この言葉からも伝わってくるだろう。

職場では部下を気遣い上司の顔を伺い、息苦しい日々を過ごす私たち。
ひょっとすると、善人であろうとするがあまり、
私たちは退屈な人間になってはいないだろうか。
明日からの新しい1週間。
ちょっと気持ちを切り替えて、
チャーミングな人間を目指してみるのもいいかもしれない。

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