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2017 年 10 月 のアーカイブ

チームVisionの伊藤健一郎が新人賞を受賞しました

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うれしそうですよね、伊藤健一郎くん。
伊藤くんは門田組です。
東海テレビの仕事でTCC新人賞を受賞しました。
なにしろ新人賞は一度しかもらえませんから、
うれしそうな顔も無理ないですが。

伊藤くんの作品はこちらからご覧いただけます。
https://youtu.be/RIgpykD-hrg

そして、同じ門田組の渋谷三紀さんは今年のTCC年鑑の編集員でした。
みなさん、がんばってますね (玉子)

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熊埜御堂由香 17年10月29日放送

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写真のはなし マン・レイと被写体

写真家としても画家としても活躍したマン・レイが
こんな言葉を残している。

 私は絵に描きたいと思わないものを写真に撮る。
 それは、すでに存在しているものだ。


被写体がいて、写真家がいる。
一枚の写真の中には、
その関係性が焼き付けられている。


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熊埜御堂由香 17年10月29日放送

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写真のはなし 操上和美のファインダー

 コップ一杯の水で写真が撮れたら、
 一流のカメラマンになれますよ。


81歳の現在も活躍を続ける写真家
操上和美はそう言う。

コップに水を入れて毎日観察していると、
水の存在や光との関係、持っている手の形など、
一つの哲学ができてくるという。

ファインダーを外した日常でも、ものをじっくり見る目。
それが写真家の武器なのかもしれない。


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薄景子 17年10月29日放送

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写真のはなし ポール・モブリ―の写真集

フォトグラファーの、ポール・モブリ―。
彼は100歳を越えるおじいちゃん、おばあちゃんを
70人以上撮影し、ある写真集をつくった。

タイトルは、「もしも100歳まで生きたなら」。

生き生きとした写真に添えられるのは、
激動の20世紀を生きぬいた先輩たちの深い言葉。

「神さまが私をこの世にいさせてくれるの」
という、117歳のおばあちゃん。

「100歳の誕生日にも飛行機にのったよ」
と語る、102歳の元パイロット。

「心の中がどうであれ、常に笑顔を絶やさずにいなさい」
というのは、お互い再婚同士の102歳と104歳。

「ズルだけは、絶対にやってはいけない」
というのは、長年牧場につとめた101歳の人生訓。

この撮影をきっかけに、100歳まで生きることを
自分自身の目標にした、というポール・モブリ―。

彼は、長生きの人には
ある共通点があることに気付いたという。

 みなさん、自らが学んできたことを話したがり
 人に分け与えようとします。
 無口な100歳以上の人はいません。



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小野麻利江 17年10月29日放送

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写真のはなし ロバート・キャパの視点

20世紀を代表する
報道写真家、ロバート・キャパ。

キャパが向き合い、撮ろうとしたのは、
「戦火の真っ只中で、何が起きているか」。
カメラだけを携えて5つの戦争に従軍し、
名もなき兵士たちを撮り続けた彼は、
こんな言葉を残している。

 君がいい写真を撮れないのは、
 あと半歩の踏み込みが足りないからだよ



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石橋涼子 17年10月29日放送

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写真のはなし カメロンの理想の美

写真技術が誕生して間もない時代に活躍した
ジュリア・マーガレット・カメロン。

彼女のキャリアは始まりが遅く、48歳から。
娘夫婦から写真機を贈られたのがきっかけだったという。
しかし、それからは周囲が驚くほどの熱意で写真術を学び、
精力的に制作活動を展開し始めた。

特に彼女が没頭したのが、
ラファエルの描く天使やアーサー王物語を題材にした、
芸術性の強い写真作品だった。

当時、写真は記録のための手段として認識されていたため
彼女の作品には厳しい評価が多かったが
カメロンは自分が理想とする「美」を写真で描くことに
多大な情熱を注ぎ続けた。

写真との出会いを、彼女はこう語る。

 私は先人たちの美をすべて捉えたいと切望していました。
 そして、ついに、願いが叶ったのです。


カメロンが生まれた家庭は、裕福であると同時に
美人揃いでも有名だったという。
そのなかで比較的地味な娘として育ったからこそ、
彼女の中には独創的で芸術性の高い
「理想の美」が生まれたのかもしれない。


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石橋涼子 17年10月29日放送

171029-06
写真のはなし 多彩なナダール

19世紀ヨーロッパでは、写真技術が確立し、
ポートレートを撮ることが大流行した。
そのなかで有名な肖像写真家が、フェリックス・ナダール。

彼は、ボードレールやドラクロワを始めとする
当時の文化人を多く撮影したが、
決して友人たちのおかげで名を残したわけではない。

ナダール自身が多彩な才能を持っており
ジャーナリストや風刺画家としても活躍しつつ、
熱気球を飛ばして史上初の空中撮影を成功させたり、
人工照明を用いた地下での撮影に挑戦したりと、
様々な試みでパリ市民の注目を集めた人気者だったのだ。

その縦横無尽な活躍ぶりを、ボードレールはこう評している。

 ナダールこそ、生命力の最も驚くべき現れだ。


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小野麻利江 17年10月29日放送

171029-07 kirainet
写真のはなし 「アラーキー」の撮り方

「アラーキー」の愛称で知られる
写真家・荒木経惟(あらきのぶよし)にとって、
写真は、被写体に向けた
ラブレターのようなもの。

だから、自分がどう感じたか、
どう見たかを、わかってもらいたい。
現像して誰かに見せるまでが
写真なんだ、と語る。

写真を撮る。その一瞬で、
相手と濃厚な関係性を生み出す。
そんな「天才」アラーキーは、
こんな言葉も吐いていた。

 オトコならオンナを撮れ。
 かっこつけて空とか街とか撮るな。
 ちゃんと隣にいる女の子を撮れ、だよ。



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熊埜御堂由香 17年10月29日放送

171029-08 HAMACHI!
写真のはなし ハービー山口のシャッターチャンス

写真家、ハービー山口。
病気を患い、内向的だった彼が、
カメラという武器を手に入れたのが、中学2年生の時。

シャッターを切るたびに、自分が救われていく。
そんな感覚がやみつきになった。

彼の写真で特徴的なのは人の顔。
人の顔が世の中で一番美しく、ドラマチックだと語る山口は、
シャッターを切る、その瞬間を、彼らしい言葉で、こう表現する。

「君の…心のピントを僕に合わせて…!」

 ずっと、ずっと写真少年、少女のままでいい。
 そんなときめきがシャッターモーメント。



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三島邦彦 17年10月28日放送

171028-01 Arturo Espinosa
よりよき世界の破片たち ミヒャエル・エンデ

この作品で伝えたいメッセージは何ですか?

作家や映画監督をはじめ、
あらゆるアーティストを悩ませるこの質問。

『モモ』や『はてしない物語』で知られる
小説家ミヒャエル・エンデは、
作品の意味を問う大人の読者からの手紙にこう答えた。

 よい詩とは、世界をよりよくするためにあるのではありません。
 その詩そのものが、よりよき世界の破片(かけら)なのです。

 
そこにあるものを、丸ごと味わうこと。
エンデの本の最も熱心な読者である子どもたちには
自然とできていることかもしれません。


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