石橋涼子 17年10月29日放送

171029-05
写真のはなし カメロンの理想の美

写真技術が誕生して間もない時代に活躍した
ジュリア・マーガレット・カメロン。

彼女のキャリアは始まりが遅く、48歳から。
娘夫婦から写真機を贈られたのがきっかけだったという。
しかし、それからは周囲が驚くほどの熱意で写真術を学び、
精力的に制作活動を展開し始めた。

特に彼女が没頭したのが、
ラファエルの描く天使やアーサー王物語を題材にした、
芸術性の強い写真作品だった。

当時、写真は記録のための手段として認識されていたため
彼女の作品には厳しい評価が多かったが
カメロンは自分が理想とする「美」を写真で描くことに
多大な情熱を注ぎ続けた。

写真との出会いを、彼女はこう語る。

 私は先人たちの美をすべて捉えたいと切望していました。
 そして、ついに、願いが叶ったのです。


カメロンが生まれた家庭は、裕福であると同時に
美人揃いでも有名だったという。
そのなかで比較的地味な娘として育ったからこそ、
彼女の中には独創的で芸術性の高い
「理想の美」が生まれたのかもしれない。


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