
iamvhl
おとな ドラえもんのことば
ドラえもんがのび太にこんなことを言うシーンがある。
おとなってかわいそうだね。
(中略)
自分より大きなものがいないもの。
よりかかってあまえたり、
しかってくれる人がいないんだもの。
ドラえもんがのび太に伝えたかったのはきっと、
お父さんもお母さんも一生懸命仕事をしていて、
のび太のことを想って叱ってくれているということ。
藤子・F・不二雄が描く「ドラえもん」にはときどき、
子どももおとなもハッとするようなことばが出てくる。

iamvhl
おとな ドラえもんのことば
ドラえもんがのび太にこんなことを言うシーンがある。
おとなってかわいそうだね。
(中略)
自分より大きなものがいないもの。
よりかかってあまえたり、
しかってくれる人がいないんだもの。
ドラえもんがのび太に伝えたかったのはきっと、
お父さんもお母さんも一生懸命仕事をしていて、
のび太のことを想って叱ってくれているということ。
藤子・F・不二雄が描く「ドラえもん」にはときどき、
子どももおとなもハッとするようなことばが出てくる。

出発 APPLE
スティーブ・ジョブズが興した、
一瞬フレッシュな果実を想像する会社:アップル社。
その社名の由来は諸説ある。
ジョブズが尊敬するビートルズが設立した会社名と同じだからとか、
社名を考えるときにジョブズがリンゴをかじっていたからとか。
そのひとつに、「APPLE(アップル)」が、
ジョブズがそれまで勤めていた「ATARI(アタリ)社」よりも
前に電話帳に載るから、という説がある。
事業がまだ始まっていないときでさえも、
ジョブズはライバルより一歩先に出ることを忘れなかった。

MIKI Yoshihito.
食欲の秋 さんま
詩人・佐藤春夫の代表作、「秋刀魚の歌」。
秋の味覚を謳っているが、実は哀しい恋の詩。
友人である谷崎潤一郎の妻・千代と恋に落ちた佐藤。
一度は妻を譲ると言った谷崎だったが、
突然気が変わり、佐藤と谷崎の仲は切れてしまう。
その後二人は和解し、佐藤は千代と結ばれるのだが、
それは20年後の話。
ー男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながす と。

pelican
食欲の秋 ピェンロー鍋
妹尾河童の「ピェンロー鍋」をご存じだろうか。
干しシイタケを一晩水につけたダシに、
白菜・豚バラ肉・鶏モモ肉・春雨、そしてたっぷりの胡麻油を投入。
ぐつぐつと煮立て、塩と一味唐辛子だけで味わう。
くたくたになった白菜がなんとも美味しく、
ついつい紹興酒が進む。
シンプルな鍋だけに、ひとつでも工程を飛ばすと
この至福にはたどり着けない。
妹尾が言う通り、
「うんと寒くなって白菜がウマク」なってから、ぜひお試しあれ。

Johnson Wang
食欲の秋 金子半之助
天ぷら職人・金子半之助が「閻魔帳」と呼ばれたレシピ帳に遺した、
「秘伝の江戸前の丼たれ」。
このたれに合う天ぷらダネを見つけ出したのが、その孫、金子真也である。
天丼屋を開いた真也は、
敬意を表し、その店に祖父の名前をつけた。
季節の野菜、あなご、海老、半熟玉子。
さくさくの衣と、それに絡む至極のたれ。
それを味わいたくて、今日も「金子半之助」に人々は列をなす。

4den
飛ぶ 失った右足
義足の走り幅跳び選手、マルクス・レーム。
彼が右足を失ったのは、14歳のとき。
ウエークボードの練習中に転倒。
隣を走るモーターボートのスクリューに足が巻き込まれ、
その三日後、足を切断することになった。
リハビリで入院していたため、15歳の誕生日は病院で迎える。
友だちからの励ましも受け、事故から1年経ったある日、
マルクスは義足をつけてのウエークボードに挑戦する。
そして彼は、再び水の上を跳んだ。
「前と同じ自分になりたい」という彼の願いが前進した瞬間だった。
マルクスが走り幅跳びに挑戦するのは、
もう少し先の話になる。

飛ぶ 8メートル40センチ
義足の走り幅跳び選手、マルクス・レーム。
ウエークボードの練習中の事故で右足を失った彼は、
その5年後、初めて走り幅跳びと出会う。
事故の前からスポーツが得意だったこともあり、
すぐに走り幅跳びでも頭角を現す。
2009年にはIWAS世界ジュニア大会で優勝、
翌年には同じ大会で
走り幅跳びだけでなく、100メートル走・200メートル走でも優勝した。
そして2015年10月、マルクスは世界選手権で8メートル40の距離を跳ぶ。
それは、障害者走り幅跳びの世界記録を塗り替える記録だけでなく、
オリンピックを狙える距離でもあった。

khaosproductions
飛ぶ オリンピックへ
義足の走り幅跳び選手、マルクス・レーム。
2015年、彼は8メートル40の障害者走り幅跳びの世界記録を樹立する。
それは、健常者が出場するオリンピックを狙うこともできる数字。
障害者スポーツの理解を深めるため、
彼はリオ・オリンピックへの出場を決意する。
しかし、障害者スポーツの記録としては好意的だった評価が、
オリンピックに、となると風当たりが強くなる。
義足が有利に働いているのではないかと疑われ、
「テクニカル・ドーピング」とまで言われた。
彼は、専門家とともに義足が競技に与える影響を示したが、
結局、時間的な問題もあり、リオ・オリンピック出場は諦めざるをえなかった。
そして、リオ・パラリンピックに出場したマルクスは
8メートル21の大会記録を叩き出し、金メダルを獲得した。
障害の有無に関わらず、
一流のアスリートのパフォーマンスは感動を与えることを証明したい。
そう語るマルクスが次に狙うのは、東京五輪だ。

Travel Unmasked
旅 食べて、祈って、恋をして
「食べて、祈って、恋をして」
人生に迷った女性が、自分の思うがままに世界を旅し、
思うがままに食べて、祈って、恋をする物語。
ジュリア・ロバーツが主演したこの映画は、
作家エリザベス・ギルバートの自叙伝である。
彼女は、イタリアでピッツアとパスタとジェラートを心ゆくまで食べ、
インドで静かに瞑想し、
インドネシアで美しい海と、あたたかな人たちに出会う。
わがままと言われようとも、自分の気持ちに正直に、ひたむきに。
旅は、それを許してくれる。

bortescristian
旅 ふわふわのオムレツ
海に浮かぶフランスの世界遺産、モン・サン・ミッシェル。
その名物に、ふわふわの特大オムレツがある。
19世紀、宿屋を営むマダム・プラールが始めたと言われている。
中世から、巡礼地として多くのひとが訪れていたモン・サン・ミッシェルだが、
そこまでの道のりは決して楽なものではなかった。
潮の満ち引きがはやく、海に飲まれて命を落とすひともいた。
そんな命がけの旅を終えた巡礼者たちに、
あたたかいごはんをお腹いっぱい食べさせてあげたい。
そう思ったマダム・プラールは、卵をたっぷりと泡立て、
あつあつのオムレツをふるまった。
旅人を癒してくれるのは、
いつの時代もおいしい料理と、地元のひとのやさしさだ。
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