2011 年 2 月 27 日 のアーカイブ

じっと座る猫



ある日、ご近所の玄関の前で黒虎の猫が座っていた。
ほとんど玄関の風景に溶け込んでいた。
もうずっと座っていたのかもしれないし
これからしばらく、たぶんこの玄関が開くまで
座っていそうな気がした。

猫は座り込みが得意だ。
お腹が空くと自分のお皿の前にいつまででも座っている。
かなり根気があり、辛抱強い。(暇ともいえるが)

そういう姿を見ると可哀想になるのが
ちょっと困る(玉子)

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蛭田瑞穂 11年2月27日放送


デジタル時代の天才たち①
「マーク・ザッカーバーグ1」

世界最大の
ソーシャルネットワーキングサービス「Facebook」。

2004年にハーバード大学の学生
マーク・ザッカーバーグが「Facebook」を設立すると、
さまざまな投資家が彼に近づき、買収の話を持ちかけた。

しかし、どんな金額を提示されても、
ザッカ―バーグに会社を売る気はなかった。

彼は言う。

 別にお金が欲しいわけじゃない。
 僕にとってFacebookはニ度と思いつくことのない
 素晴らしいアイデアなんだ。


デジタル時代の天才たち②
「ジェフ・ベゾス」

伝説はガレージからはじまる。

「Hewlett-Packard」は1938年、
ウィリアム・ヒューレットとデビッド・パッカードが
カルフォルニア州パロアルトの小さなガレージではじめた。

「Apple Computer」は76年、
スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックが
ジョブズの実家のガレージではじめた。

「Google」は98年、
セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジが
カリフォルニア州メンローパークのガレージからはじめた。

インターネットショッピングの「Amazon」も
1994年にシアトルのガレージからはじまった。
だがそれにはこんな裏話がある。

創業者のジェフ・ベゾスが、事業が成功したあとで
「うちの会社もガレージからはじまった」と言うために
わざとガレージを選んだのだという。


デジタル時代の天才たち③
「マーク・ザッカーバーグ2」

ウェブ上でユーザー同士が自由に交流を楽しむ

ソーシャル・ネットワーキングサービス。

中でも世界最大のユーザー数を誇るのが、「Facebook」。

2004年、当時ハーバード大学の学生だった
マーク・ザッカーバーグと数人の仲間が
大学内の学生交流のためにはじめた。

すると、そのサイトが学生の間で評判になり、
他の大学にも次々と公開されるようになった。

そして2006年、一般の人々にも公開が及ぶと人気は爆発し、
世界中の人々が「Facebook」に自分のページを開きはじめた。

現在の会員数は5億人を超える。
設立からわずか6年でアメリカ合衆国の総人口をも上回る
ユーザーを集めたモンスターサイト「Facebook」。

マーク・ザッカーバーグはこう語る。

 ぼくたちはFacebookを
 単なるウェブ上のコミュニティとは考えていない。
 Facebookはリアルライフの映し鏡。
 リアルライフそのものなんだ。


デジタル時代の天才たち④
「サーゲイ・ブリンとラリー・ペイジ」

2004年のある日、シリコンバレーの中心を走る
ハイウェイ沿いに奇妙なビルボードが設置された。

書いてあるのは難解な数学の問題と、
ウェブサイトのアドレスを思わせる「.com」の文字だけ。
企業名は何も書いていない。

じつはそのビルボードは「Google」の求人広告。

数式の解答をアドレスバーに打ち込むと、
「我々が探しているのは世界最高のエンジニア。
 あなたこそその人です」と書かれたページにたどり着く。

セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ。
ふたりの天才がつくった革新的な検索エンジン
「Google」は求人の方法もまた革新的である。


デジタル時代の天才たち⑤
「ラリー・ペイジ」

1996年、スタンフォード大学の大学院生、
ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンは
どんな検索サイトよりも正確に情報を探し出せる
検索システムの研究に没頭していた。

あるとき、ラリー・ペイジは
サイトとサイトを結びつける「リンク」が
重要な鍵を握ることに気づいた。

そこで、彼はリンクの解析をするために、
インターネットに存在するすべてのサイトを
自分のコンピュータにダウンロードすることを試みた。

「そんな馬鹿な」。指導教官も驚くほどの
大それた考えだったが、ラリーは実行する。

そしてついに、すべてのウェブサイトの
リンク構造を解析し、「ページランク」と呼ばれる
独自の検索アルゴリズムの開発に成功した。

この「ページランク」がのちに世界最大の検索エンジン
「Google」の誕生につながるのである。

ラリー・ペイジは語る。
 
 できるはずがないと思われることに挑戦すべきなんだ。
 こうしようと決めた目標に向かうときは、
 ちょっとまぬけでなくちゃいけないのさ。


デジタル時代の天才たち⑥
「スコット・ファールマン」

パソコンや携帯電話のメールで使われる「絵文字」。

世界で最初の絵文字は1982年、当時IBMの技術者だった
スコット・ファールマンによってつくられた。

コロンとハイフン、カッコを組み合わせ、
横向きにすると人の笑顔に見えることから
「スマイリー」と名づけられた。

それ以来、さまざまな人の手によって
多くの絵文字がつくられ、
文字が整然と並ぶコンピュータのテキストは、
人間の豊かな感情に彩られるようになった。

スコット・ファールマンは言う。

 良かったのか悪かったのかわかりませんが、
 これは私が世界に上げた贈り物です。


デジタル時代の天才たち⑦
「ビズ・ストーン」

今起きていることを140字以内の短い文章で投稿する
コミュニケーションサービス「twitter」。

投稿することを“tweet”というが、
それは鳥のさえずりという意味。

2006年の創業からわずか3年でユーザーは1億人を超え、
1日に5000万もの投稿が世界中を飛び交う。

「Twitter」の共同創業者、ビズ・ストーンは語る。

 世界中の人々がつながれば、思いを分かち合えます。
 鳥の群れが、隣同士つつきあいながら、
 全体で美しいうねりをつくるようにね。
 僕たちはその流れを支えたいのです。


デジタル時代の天才たち⑧
「スティーブ&スティーブ」

「Apple Computer」はふたりのスティーブによってつくられた。

ひとりはスティーブ・ジョブズ。
もうひとりはスティーブ・ウォズニアック。

ジョブズとウォズニアックが出会ったのは1971年。
ウォズニアックの自作したコンピュータを
ジョブズが見に訪れたことから交遊がはじまる。

ウォズニアックは振り返る。

 いやー、似てるなあって思ったよ。
 コンピュータの設計について話さなくてもわかってくれたし。
 すぐに仲良くなってエレクトロニクスや音楽について、
 いろいろと話し合ったんだ。

パーソナルコンピュータの革命は、
ビジネスではなく少年同士の友情からはじまった。

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