Ilikethenight
それぞれの昨日、今日、明日/桑田佳祐
M〜「明日へのマーチ」
「今日は、“みんなで元気になろうぜ!!”の会です」
9月に宮城で行われた復興ライヴで、桑田佳祐は言った。
自らも食道がんを克服し、
それを「キャンサー・オブ・ダイニングキッチン」と
笑いに変えてしまう男。
昨日の大晦日、
彼は、4年ぶりに年越しライヴのステージに立った。
そのタイトルは、「年忘れ!!みんなで元気になろうぜ!!の会」。
ありがとう。あなたの歌声は、日本中を元気づけてくれる。
tienxia
それぞれの昨日、今日、明日/矢沢永吉
2012年、今年も、またひとつ歳をとる。
そう思った人には、カリスマの言葉が心に効く。
「年とるってのは、細胞が老けることであって
魂が老けることじゃない」
そう語る矢沢永吉は、
今年、デビュー40周年を迎える。
「ドアの向こうに夢があるなら、
ドアがあくまで叩き続けるんだ」
こんな62歳になってみたい。
BenjaminThompson
それぞれの昨日、今日、明日/毛皮のマリーズ
M〜「ビューティフル」
ロックバンド、毛皮のマリーズ。
「ビューティフル」という曲の中に、印象的な言葉がある。
「最後は必ず、正義が勝つ」
思えば2011年は、
物事の本質とか、生きる意味を、
あらためて考えてしまう年だった。
なにが正義で、なにが悪なのか。
その答えは、どこにあるのか。
そして毛皮のマリーズは、
昨日、12月31日に解散した。
ボーカルの志磨遼平は、
12月に行われた武道館のライブで、こう叫んだ。
「さらば青春、こんにちは僕らの未来」
正義とは、ビューティフルに生きること。
それが彼らの美学だったのかもしれない。
heliography
それぞれの昨日、今日、明日/デーモン小暮
1999年の12月31日。
予言通りに解散したバンドがある。
聖飢魔II。
紀元前98038年生まれ。
自らを閣下と名乗るデーモン小暮は、
10万20歳のときバンドを結成し、
10万39歳でバンドを解散した。
「ビジョンある暴走をせよ」
閣下は、そう語る。
小さな枠組みから飛び出すには、
何かを変えないと生き残れない。
今年は、そんな1年を目指してみますか。
それぞれの昨日、今日、明日/今井正人選手、柏原竜二選手
箱根駅伝で、最初に「山の神」と言われた、
順天堂大学の今井正人選手。
2005年のレースでは、
難所と呼ばれる5区で、11人抜きの区間新記録を叩き出した。
そして、「新・山の神」という異名を持つのは、
東洋大学の柏原竜二選手。
2009年、今井選手の記録を破る走りで、
アナウンサーに「山の神を越える、山の神童」と呼ばせた。
今井選手と、柏原選手。
このふたりの神が、
どちらも福島県の浜通り出身なのは、
単なる偶然ではない。
そんな気がしてならない。
今年も、勇気をください。
PRS。
それぞれの昨日、今日、明日/阿宗(あそう)高弘選手
4年前の箱根駅伝で、
珍しい記録が生まれた。
4区、平塚中継所。
最下位でタスキを受けた国士舘大学の阿宗高弘選手は、
そのまま走り続けて、最下位のまま、区間賞になった。
前には誰も見えない。
後ろにも、誰もいない。
そんな状態で記録を塗り替えた。
「どんな位置で受け取っても、
自分の走りをしようと心掛けた」
そう語る彼が、孤独のレースで得たものは、
計り知れないほど、大きい。
crowbot
それぞれの昨日、今日、明日/鈴木隆行選手
今日、決勝の試合があった、サッカー天皇杯。
11月に行われた3回戦で、
あるチームが、大金星をあげている。
延長戦で、3対2。
J2の水戸ホーリーホックが、
天皇杯優勝の常連、ガンバ大阪を下した。
同点ゴールを叩き込んだのは、
元日本代表、鈴木隆行選手。
被災地、茨城のために
給料ゼロのアマチュア契約で臨む35歳は、
エネルギーに溢れている。