薄組・薄景子

小野麻利江 15年2月7日放送

150208-06

名前のはなし ティラミス

日本でも根強い人気をほこる、
イタリアのチーズケーキ、ティラミス。

実はイタリア語で
「私を元気付けて!」という
意味を持っている。

北イタリアのトレヴィーゾという
町のレストランで、
妊娠中の女店主のために
考え出されたという。

卵黄、お砂糖、マスカルポーネチーズに、
エスプレッソ。
お腹の子を元気づけるには、
ちょっと大人な味わいだ。

topへ

小野麻利江 15年2月7日放送

150208-07
663highland
名前のはなし 100万ドルの夜景

美しい夜景をたたえる時に使われる、
「100万ドルの夜景」という言葉がある。
ドルという単位なので、
外国で生まれた言い回しと思われがちだが、
実は日本、しかも神戸生まれ。

1953年。六甲山から見える夜景について
関西電力の副社長が
広報誌に書いたコラムのタイトルに
由来しているという。

さらに驚くべきは、その本当の意味。
「100万ドルもの価値がある夜景」
という意味で使われがちだが、
六甲山から見える神戸の電灯496万個にかかる
1ヶ月の電気代が、
当時のレートでおよそ100万ドルに
なったからだという。

実際に「100万ドルかかっている夜景」だった、
神戸の「100万ドルの夜景」。
時代が進み、1ドル=360円の固定相場制も終わり、
電灯の数も何倍にも増え、
今や「1000万ドルの夜景」なのではとも
ささやかれている。

topへ

0歳5カ月の育児の話し。

寝がえりがどんどんなめらかになっていきます。
はいはいやずりばいはまだしません。
つかまりだちもおすわりもまだです。

で、今月は寝がえりマスター期です。

最初の頃は下半身だけをねじってねじってもうちょい…
というところで燃え尽きてしまったり。
なんとか寝返ったところでお兄ちゃん(2歳11カ月)に
「じろくんがひっくりかえっちゃうよー!」
と戻されてしまったり。
お兄ちゃんは親切のつもりなのです。はい。
そんな感じで鍛錬を積みながら
日に日になめらかに寝がえるようになります。成長!

季節は初夏。
夜は暑い。
寝かしつけをしていると、じろさんは寝苦しそうに
一回転、二回転、で、ふとんから床に落ちます。
明らかに、意思を持って、フローリング目指して転がるのです。
フローリングひんやりして気持ちいいよねー。
でもかあさんも5カ月の赤子を床に寝かせるわけにはいかないのだよ。
世間体と言うものもあるしな!
というわけでよいしょと戻しても、
くるん、くるん、どすん。
すぐ転がる。
もう軽やか過ぎて、じろさんを止められません。
ホント成長早いな!

敷布団一枚分の段差とはいえ、
寝ながら落ちるとそこそこ痛いはず。
案の定、夜中になると、くるん、くるん、どすん、ぴぎゃー。
回転後に泣きが加わります。

ここで兄弟七不思議!
片方が泣くと、もう片方も「泣かなくちゃ!」と思うらしいのです。
じろさんが泣くと、すーさんも泣く!(逆もまた然り)
なぜ?!
わざわざ起きて泣くな!!

右手に号泣0歳。
左手に号泣2歳。

もう地獄です。

まあでも少しあやして落ち着けば
右手にじろさん左手にすーさんを腕枕して眠るわけで。
なかなか良い感じです。
逆ハーレムって感じです。
モテモテ天国です。

topへ

薄景子 15年1月25日放送

150125-01
bhollar
はじまりのはなし ジュール・ルナール

フランスの作家、ジュール・ルナールは言った。

 毎朝、目を覚ますたびに
 お前はこう言ってもいいだろう。
 体が動く。気分も悪くない。
 ありがたい。人生は美しい。

1日のはじまりに、
きょう目覚められたことに感謝する。
ただそれだけで、
その1日が、かげかえのないものになる。

「目覚め」は、きょうも生きている
という奇跡なのだ。

さあ、あなたも
素晴らしい1日のはじまりを。

topへ

薄景子 15年1月25日放送

150125-02
andrewmalone
はじまりのはなし 辻井伸行

全盲の天才ピアニスト、辻井伸行。
その才能に母親が気づいたのは、彼が2歳のとき。
夕食をつくりながら母が口ずさんでいた歌を
2歳の辻井はおもちゃのピアノで奏でてみせた。

やがて才能をどんどん開花させ、様々なピアノコンクールで優勝。
2009年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでは、
日本人史上初優勝という快挙を果たす。

ここまで美しいメロディーを、なぜ奏でられるのか、
辻井はあるインタビューでこう答えたという。

 がんばってくださいとピアノに言って気持ちを込めると
 すごく美しい音がでます。

曲のはじまりにこめるピアノへの想い、
その感性の美しさこそが、天才の原点。

topへ

熊埜御堂由香 15年1月25日放送

150125-03
Bakkai
はじまりのはなし 南木佳士と川

 長男が生まれたころ、私は死のことばかり考えていた。

芥川賞作家、南木佳士(なぎけいし)。
当時、研修医として大学病院に勤務していた。

生まれて数カ月の長男をお風呂に入れていると、
病院からの呼び出しがかかり、患者のもとへ駆けつける。
人間の出発と臨終を交互に見せつけられる
生活をおくるうちに、心が凍りついてしまった。
これ以上、病院にいられないと思い詰めていたとき、
ふと、裏手にある川の岸に出てみようと思った。
川に目をこらすと、水中を泳ぐアユの群れやハヤの子が見えてきた。
この川の先にある、自然淘汰の厳しさにもかまわず、
精一杯、前に前にと泳いでいた。
小さな命を眺めているうちに、病院に戻ろうという気力が戻ってきた。

そのころから、南木は小説をかきはじめる。
そして、ひとの死を看取ることを専門とする「緩和医療」の道へ進んだ。
「生と死を見つめる」。
おなじ出発点から、彼は、小説家として、医師として
歩き続けた。

topへ

熊埜御堂由香 15年1月25日放送

150125-04

はじまりのはなし 江國香織と絵本

小説家、江國香織。
今では恋愛小説の名手ともいわれる彼女だが、
童話作家として、キャリアをスタートした。
彼女のルーツともいえる本を紹介した1冊、

 絵本を抱えて 部屋のすみへ

そのタイトルからは、小さなころから
本の虫だった江國さんの
かわいらしい姿が浮かんでくる。

topへ

茂木彩海 15年1月25日放送

150125-05
coloneljohnbritt
はじまりのはなし メアリー・ケイ・アッシュ

1年のはじまり。1月。

今年の目標は?と聞かれたり、聞いたりして
考える機会は多いけれど、
実行に移せないこともあるのが、正直なところ。

アメリカで化粧品メーカー、メアリー・ケイを創立し、
わずか9人でスタートした企業を85万人が働く大企業へと成長させた
女性企業家、メアリー・ケイ・アッシュは言う。

 航空力学的にはマルハナバチは
 飛べるはずがないけれど、
 マルハナバチは
 航空力学なんて知らないから、
 とりあえず飛び続けているのよ

このハチは、2センチほどのまるまる太った体に
ふわふわした毛が生えていて、その羽根は小さく、
航空力学的にみると飛ぶのはまるで不可能と言われてきた。

ところが、自分が飛べないことを知らないから、
堂々と飛べるのだ、というのがメアリーの見解。

できないと思うより手前で、飛び込んでしまう。

なにかをはじめる時にはそれくらい無鉄砲なほうが
強いのかもしれない。

1年のはじまり。1月。
さぁ、なにをはじめよう。

topへ

茂木彩海 15年1月25日放送

150125-06

はじまりのはなし 柴田元幸

アメリカ文学の研究者、柴田元幸は
書き出しだけをあつめ、自ら新訳を行った世界文学全集の中で、
あの有名な物語のはじまりを、こう訳した。

 私は猫だ。いまのところ名前はまだない。

ひとことで、世界が決まっていく。

だからこそ、物語のはじまりに
作家の力は注がれる。

topへ

小野麻利江 15年1月25日放送

150125-07

はじまりのはなし キケロにとっての「はじまり」

新しい1年が、また始まった。

先行き不透明な、今日このごろ。
目標は心の中にあるけど、
カタチにできる自信が無い・・・
そう尻込みする人たちに、

古代ローマの哲学者、
キケロの言葉を贈りたい。

 始まりは、どんなものでも小さい。

topへ


login